https://eiga.com/movie/54487/gallery/
おそらく僕が、これまで観て来た映画のなかで一番上映時間が短い作品がコレ。
『つみきのいえ』
2008年に加藤久仁生監督によって製作された日本の短編アニメ映画。
その時間、なんと「12分3秒」という潔さ。
しかし、短い時間のなかにも、主人公である老人の人生が象徴的に凝縮して描かれている秀逸な作品であるのです。
あらすじ
https://eiga.com/movie/54487/gallery/3/
ざっと、こんな内容です。
ウィキペデイアさんの紹介文が素晴らしかったので引用させて頂きました。
海面が上昇したことで水没しつつある街に一人残り、まるで「積木」を積んだかのような家に暮らしている老人がいた。彼は海面が上昇するたびに、上へ上へと家を建て増しすることで難をしのぎつつも穏やかに暮らしていた。ある日、彼はお気に入りのパイプを海中へと落としてしまう。パイプを拾うために彼はダイビングスーツを着込んで海の中へと潜っていくが、その内に彼はかつて共に暮らしていた家族との思い出を回想していく。
一部引用:つみきのいえ - Wikipedia
https://eiga.com/movie/54487/gallery/2/
こちらが公式サイトです。
もう10年も前の作品になるんですね。
確か、テレビでたまたま紹介されてたのを見て、DVDを借りたように記憶しています。
まとめ
映画本編と同じように短く、短く記事をまとめちゃいますからね。
「12分3秒」という非常に短い時間のなかに、よくも一人の人生をこれだけ詰め込むことが出来たものだなと。
かえって、「30分くらい」にダラダラ長くしてしまったら、老人の生きた「長い時間」との対比が成立せず、面白みが半減してしまったものと思います。
ただ。
「12分3秒」って、本当にあっという間ですよ。
だって、巻頭の「新作案内」の方が、よっぽど長いでしょう?
ある意味、人生を象徴的に描きたかった、作者の隠れた意図なのかも。
2018.7.19