現在、ある新人vtuber集団が非常にクオリティの高い映像と謎の多い動画内容などで話題を呼んでいます。
発端となったのは6/29に投稿されたこの動画。
新人の一発目の動画がこれ。美麗なアニメーションに数々のミステリアスな演出。一目でわかるただならぬクオリティは多くの発掘勢に衝撃を与えました。どうやら深崎暮人さんデザインのようだ、という噂もささやかれています。
しかしこの後、クオリティもチャンネル名や動画のタイトルの書き方も同じ新人がもう二人現れたのです。明言はされていませんが同じグループとみて間違いないでしょう。今回はそのグループについて情報をまとめてみようと思います。
現在分かっているメンバー
判断基準(共通点):twitterアカウント名、youtubeアカウント名、動画タイトル、Ch概要文(日本語&英語)、映像クオリティ
おこめ
都内在住の女子高生vtuber。
www.youtube.com
かんな
後に「ある特技」を披露し始める女子高生vtuber。
www.youtube.com
シシ
アジアンな服装が特徴的な女子高生vtuber。
www.youtube.com
※今のところメンバーは全員twitterでvtuberはじめました等のタグを使っているほか、youtubeにて「virtual JK」等でチャンネル検索しても全員出てくるなど比較的発見がしやすいです。
時系列まとめ(随時更新)
6/29 「Prologue1_Okome」投稿
動画は先ほど貼ったものです。
時計が14:50を指したころ、彼女は壊れかけの神社を訪れます。一粒の涙を零すとともに浮かんできたのは過去の回想でしょうか。「もう一度、彼のーーーにーー」彼女の声は雨音にかき消されて聞き取れません。
最後に映るのはベッドや写真立て、ピアノが置かれた部屋です。時計はいまいち読み取れませんが、音が朝の支度を済ませ下の階に降りていくものだとすれば7時半と思われます。
なお、動画が意味深長なものばかりであるにもかかわらず、彼女たちのtwitterはごく普通の女子高生といった感じの何の変哲もないものになっています。
7/2 「Prologue1_Kanna」投稿
かんなちゃんの初動画。
映像は荒廃した街の風景から始まります。駅の雑踏、その中で立ち尽くし目を見開く彼女。
その後は部屋で何かゲーム(FPSだと思われる)をしているかんなが窓の外から見えるシーンへと変わります。最後のセリフもまたゲームの音にかき消されて聞きとることは出来ません。
7/8 「Prologue1_Shishi」投稿
シシちゃんの初動画。
最初に時計の針だけが音を立てる暗い部屋が映し出されます。机に広がるのは裁縫道具?そして次に荒れ果てた謎の建物が映し出されたかと思うと、シシが登場して「私もすぐに行く」と呟き、一筋の涙を零します。
最後のシーンではマンションの一室で彼女が机に突っ伏して寝ており、何やら一言発する(「これから一緒」?)ところで動画は終わります。
ここまで三人の動画を見てきましたが、これだけでは一体何が起こっているのかさっぱり分かりません。
7/9 「Prologue2_Okome」投稿
ある夏の日、おこめは家の中で目を覚まします。スマホの時計が示す時刻は9:30。「ただいま」という彼女のセリフは一体どういう意味なのでしょう。
ここで彼女はある人物に電話をかけます。
おこめ「あっ、しーちゃん?おこめだよ。んとね、そっち…どうかな、と思って。うん、私はさっきついたとこ。そう…ダメだったみたい。そだね。んー、OK。うん、了解。うん…はーい、またね」
これまた謎の多い電話です。しーちゃんとはシシのことでしょうか。さっきついた、とは。何がダメだったのか。
7/11「Prologue2_Kanna」投稿
3枚のモニターを前にケロッ!とマーチを歌うかんな。PCに映し出されるFoteniteの画面を見ながら「海外時間12日?ってことは日本の…いつなんだろう」とポツリ。どうやらこれは何らかの解禁日の情報であるらしく、嬉しそうな様子でまだかまだかと待ちわびています。そんな彼女に一通の電話がかけられました。
かんな「うぇ~~い!んっふふ………えー、何でよぉ~!…んー…オッケー。んじゃーソロスク突っ込むよぉ~。ん、はぁーい、じゃーね」
電話の途中でなぜか不機嫌になる彼女。ソロスクとは「ソロスクワッド」、つまり4人のチームプレイモードであるスクワッドにソロで挑戦することです。
この動画のあと、事態は急展開を迎えることとなります。
7/12 「【FORTNITE】国内最多!?PC版32キルビクロイ新人Vtuberかんな」投稿
かんなが投稿したのはFORTNITEのスーパープレイ動画。今までのミステリアス路線からは考えられないようなあまりに衝撃的な内容。彼女はまるで普通のVTuberであるかのようにふるまい、VTuber界どころか一般プレイヤーの間でもそうそう見られないレベルの記録を見せつけました。
これ以降グループの中で彼女だけが意味深な動画ではなく普通の動画やゲーム実況を投稿していきます。
7/18 「Prologue2_Shishi」投稿
暗い自室で鼻歌を歌いながら何か作業をするシシ。「できた…」とそのまま机に突っ伏して寝てしまう彼女ですが、朝になり電話の音で目を覚まします。
シシ「あっ、おこめちゃん?どしたの?うん…んー…まただめだった…ほんともうどうしたらいいんだろ…おこめちゃんはもう戻った?…そっか。また戻ってるってことはそっちも?…そっか。まあそうだよね、そんなすぐ上手くいかんよね。私もすぐいくからさ、ちょっと待っててね。またついたら連絡すんね。それじゃね、うん。バイバイ」
通話相手はおこめ。仮にこの会話が「Prologue2_Okome」と繋がっているとした場合、こうなります。
おこめ「あっ、しーちゃん?おこめだよ。」
シシ「あっ、おこめちゃん?どしたの?」
おこめ「んとね、そっち…どうかな、と思って。」
シシ「んー…まただめだった…ほんともうどうしたらいいんだろ…おこめちゃんはもう戻った?」
おこめ「私はさっきついたとこ。」
シシ「そっか。また戻ってるってことはそっちも?」
おこめ「ダメだったみたい。」
シシ「まあそうだよね、そんなすぐ上手くいかんよね。私もすぐ行くからさ、ちょっと待っててね。またついたら連絡すんね」
断定はできませんがこのようにつながっている可能性は高いでしょう。彼女たちはいったい何をしようとしているのでしょうか。失敗して戻る、とは。何かを変えようとしているのか、どこかに行こうとしているのか。謎は尽きません。
7/18 「Prologue3_Okome」投稿
いつもの部屋の中で彼女が見ているのはかんなの32kill動画。「かんちゃん頑張ってんじゃん…」とつぶやいているあたり、おこめとかんなは知り合いなのでしょうか。
「よし、私もがんばんなくちゃ」と独り言をこぼした後、ピアノの前に座るところでこの動画は終わります。
7/19 かんなが一日で登録者数+16000の大躍進&PUBGでソロ24kill達成
普段userlocalの伸び率ランキングを見ている方はわかるかと思いますが、5桁の伸びなんてまずありえません。2000も伸びれば「急上昇」です。2月以来とかそのくらいの出来事じゃないでしょうか。PUBGの記録と合わせ、まさにその様子は「猫宮ひなたの再来」としか言いようがないです。なぜこのように伸びたかということについては、FPSで伸びたという説(猫宮と同じ)も、海外での広告で伸びているという説(ひょっこりはん等のコメント欄でわかる)もあり定かではありませんが、海外層に拡散されているというのは確かなようです。こうしてかんなだけはグループ内で日に日に異質さを強めていきます。
まとめ
謎に包まれた彼女らの物語はこうして今も続いている途中です。こうしたストーリー系の活動はvtuberならではのものと言えますが、ここまで大掛かりなものはそうそうありません。今後もじっくりと見守っていきたいと思います。