ゲーム機で作曲 小学校で授業
コンピューターを使って、子どもたちに、論理的に考える力を身につけてもらう「プログラミング教育」が再来年から小学校で必修になるのを前に、人気の家庭用ゲーム機を使って作曲に挑戦する授業が17日、天童市で行われました。
天童市の寺津小学校は、教育委員会から委嘱されて、プログラミング教育の必修化に向けた取り組みを進めていて、17日の授業には5年生17人が参加しました。
子どもたちは3人から4人のグループに分かれると、家庭用ゲーム機と専用のソフトを使って、さっそく曲作りに挑戦しました。
コントローラーを使った簡単な操作で、さまざまな楽器の音を再現できるようになっていて、子どもたちは「この音がいいね」と意見を出し合いながら、ドラムやベースなどの音を組み合わせて思い思いに曲を作っていました。
参加した女の子の1人は、「ゲーム機を使った曲作りは楽しかったので、もっと勉強したいです」と話していました。
作曲用のソフトの開発者で、授業の講師を務めた佐野信義さんは、「授業の内容をどこまでカジュアルにしていいかは悩みどころでしたが、これをきっかけに『音楽がおもしろい』と思ってくれる子どもが増えてほしい」と話していました。