2018-07-18
■[ネット][身辺雑記]KAZUYAチャンネルが閉鎖されたとのこと
KAZUYA氏とは若手のユーチューバーで、南京事件否定論などを主張。青林堂などから多数の著作を出している。
朝日新聞にインタビューされて、知っていることを隠して「オーバーな言い方」で否定論を主張していると認めたことが記憶に新しい。
はてなブックマーク - (戦後70年)愛国動画、時代映す:朝日新聞デジタル
インタビューの反響が大きかったためか放送で釈明したが、そこでは古典的な藁人形論法を展開していた。
朝日新聞に登場したユーチューバーKAZUYA氏の南京事件否定論がすごいひどい - 法華狼の日記
安全区の外には中国人がいなかったという主張を展開する。だが、ゲリラと間違われるから中国人はすべて安全区に逃げ込んだかのように主張するだけ。2分半ごろには「それ以外に多数の人間がいたって資料があるんでしょうか?」と立証責任を転嫁する。
日中とも軍人への殺害を虐殺から除外していない。市民が20万人だったと仮定しても、犠牲者の総数が30万人だという算数は、形式的になりたつのだ。
そんなKAZUYA氏のチャンネルは、ここ最近の違反報告活動をさけるように過去放送を自身で消していたが、それでも規約違反によって閉鎖された。
このアカウントは、スパム、詐欺、誤解を招くコンテンツに関する YouTube ポリシーやその他の利用規約に対する度重なる違反、または重大な違反のため停止されています。
サブアカウントでチャンネルを再開しつつあるようだが、それでもツイッターやニコニコ動画に比べてYOUTUBEはきちんと仕事をしているな、と感じざるをえない。
ちなみに、KAZUYA氏をはじめとした右派系ユーチューバーの書籍を出していた自己啓発系のアイバス出版も*1、今年3月に倒産している。
アイバス出版(株)(東京)/破産手続き開始決定 | 倒産情報-JC-NET(ジェイシーネット)
アイバス出版(株)(商業登記簿上の所在地:東京都豊島区東池袋*** )は3月12日、東京地裁において破産手続きの開始決定を受けました。
つい最近まで下記のような書籍を出していた会社なので、あまり同情する気になれないのが正直な感想である。
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- 作者: 勝又壽良
- 出版社/メーカー: アイバス出版
- 発売日: 2017/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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差別の扇動やデマの流布が商売にならなくなりつつあるのであれば、少しは社会が良くなっていると思いたいところだ。
*1:青林堂と青林工藝舎、どうして差がついたのか - 法華狼の日記のコメント欄で凡人69号氏に教示していただいた。