2011年07月14日 (木)熱中症 早期発見のポイント
梅雨が例年よりも早く明け、熱中症で病院に搬送された患者は、去年の3倍と報道されています。
熱中症は、重症化すると死に至る病気ですが、「防げる病気」でもあります。
そこで今回は、熱中症の症状に早く気づくポイントについてお伝えします。
熱中症というのは、高温の中で「脱水症」と「臓器障害」という2つの大きな症状が出る病気です。 症状としてはまず「脱水」が進むので、脱水を起こしているかどうかの見分け方を知っておくと、早期発見に役立ちます。
見分け方です。
(1)親指の爪の先をおさえて放す(画像参照) ・・・健康であれば、放すとすぐに赤みが戻ります。3秒以上白いままだったら、脱水を起こしているサインです。
(2)手の甲の皮膚をつまんで放す ・・・皮膚が元に戻るまでに3秒以上かかれば、脱水の可能性があります。
(3)舌の状態を見る ・・・健康な人の舌は色が赤く、表面は滑らかです。脱水を起こしている人の舌は赤黒く、でこぼこしています。 この見分け方は、医師で神奈川県立保健福祉大学の谷口英喜教授が教えてくださいました。 谷口教授は「健康なときに一度試しておくと、ふだんとの違いがよく分かります」と話しています。 お年寄りや小さなお子さんがいらっしゃる方、ぜひ試してみてください。
投稿者:松岡康子 | 投稿時間:14時45分
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コメント
「それ、熱中症じゃない?」と言いながら、何をもって熱中症と判断すべきかわからないままで居ました。
爪の判断基準はとてもわかりやすく参考になりました。
投稿日時:2011年08月09日 23時50分 | TomoUsagi