吉野家と松屋もコラボ！　外食戦隊「ニクレンジャー」実現までの経緯

　肉関連の企業で「ニクレンジャー」を結成しませんか？　牛丼の吉野家の呼びかけに応じて、吉野家を含む5社がオリジナルキャラクターを制作しました。ツイッター上で発表された各キャラの絵柄はバラバラですが、並んだ姿はそれなりに様になっています。実現までの経緯について、吉野家の「中の人」に話を聞きました。

呼びかけたのは吉野家

　今月6日、吉野家のツイッターアカウントが、こんな文言を投稿しました。

最初に応じたのはガスト

　この投稿に対して、最初にリプライしたのがガストでした。

　そして3社が続きます。

5戦士そろいました

　ガストレッド、ヨシノヤオレンジ、ケンタホワイト、モスグリーン、松屋イエローの5人がそろったところで、一堂に会した画像を各アカウントが投稿。それぞれ自社キャラを真ん中に置いたものになっています。

　この投稿に対して、「ライバル企業が一緒に組んでて、ユーモアと平和にあふれてるのが良い」「メニューコラボとか期待」といったコメントが寄せられています。

　どういった経緯で実現したのか？　言い出しっぺである吉野家ツイッターの「中の人」に話を聞きました。

　――発案の経緯を教えてください

　今年の3月には、ガスト・ジョナサン・吉野家の中の人で3社の商品を食べ歩き、各Twitterアカウントで紹介する「#となりのお肉も美味しそう」という企画を実施しました。「外食産業は競合ではなく、共創しながら盛り上げていきたい」という思いから企画しました。

　――4社には事前に声かけはしていたのでしょうか

　はい。ご紹介・ご招待になります。実現不可能だと思っていたニクレンジャーの企画に、すかいらーくさんがのってくれて、その後、各社様にお声がけさせていただき、実現しました。

吉野家と松屋？

　――この4社になった経緯は

　各社の人脈からです。

　――色の組み合わせなどは考慮したのでしょうか

　色は集合してから考えました（笑）。外食企業で1つの企画ができることが目的だったので。

　――松屋は同業他社ですが問題にならなかったのでしょうか

　松屋さんをご招待したい旨を社内で確認したところ、即OKをもらいました！　これを受けてくれた松屋さんの懐の深さに感謝です。

　――企画する上で工夫した点や苦労した点は

　時間のない中で実施したので、不格好でもユーザーがおもしろいと感じ、外食企業をアピールできるように考えました。また、内輪だけがおもしろいと感じる企画にならないように気をつけました。みなさんすぐに動いていただいたので、このスピード感でできました。

　――企画を終えての感想を

　この無謀な企画に乗ってくれた4社と、盛り上げてくれたユーザー様に感謝です!!　この企画を見てイラストを描いてくれた企業様や、声かけしてくれた企業様もいらっしゃいました。このような輪がもっと広がっていくことを望んでおりますので、今後も不定期になるかもしれませんが、ニクレンジャーの活動をしていきたいと考えています。小さな試みかもしれませんが、外食・食品企業と共創できるようなことを、これからも考えていきたいです。