IPAでは、情報セキュリティ全般に関する状況をまとめた書籍「情報セキュリティ白書」を2008年から毎年発行しています。本白書は、企業・組織のシステム管理者をはじめとするセキュリティに関わる方、関心のある方を対象に、情報セキュリティインシデントや攻撃の手口に関する現状、及び対策に役立つ情報を提供すること、また、パソコンやスマートフォンを使用する一般の利用者に対しても、身近にある情報セキュリティ上の脅威への認識を促すことを目的に制作しています。
2017年度は、世界規模でのランサムウェア「Wanna Cryptor」(別名WannaCry)によるサービスや業務の停止、国内外でのビジネスメール詐欺や仮想通貨取引所への不正アクセスによる多額の金銭被害の発生等、サイバー攻撃が事業に大きく影響を与えており、見えていた脅威が更に深刻化したといえる年でした。サブタイトルである「深刻化する事業への影響:つながる社会で立ち向かえ」は、こうした脅威に対して、個人・組織が注意して自らを守るだけでなく、皆が結びついて社会全体を守っていくという意識を持つ必要がある、という思いを込めています。
「情報セキュリティ白書2018」では、情報セキュリティインシデントの具体的事例や攻撃の手口、政策や法整備の状況等を網羅的に取り上げています。また、2017年度に注目されたテーマとして、“IoT”、“仮想通貨”、“スマートフォン”、“制御システム”、“中小企業”に関する情報セキュリティを掲載しています。
「情報セキュリティ白書 2018」は、以下で購入/ダウンロード可能です。
印刷書籍版(2018年7月17日発行)
全国官報販売協同組合:http://www.gov-book.or.jp
※全国の書店からも取り寄せできます。
IPA直販:購入申込書
PDF版(2018年7月24日公開予定)
具体的な入手方法等につきましては、7月24日に本Webページにてお知らせする予定です。