去る4月18日、技術書典4に社内の有志4名を募って「北南書房」として初出展し、合同誌を頒布しました。
今日、3ヶ月越しですが前回の技術書典の振り返りと、 次回へ向けてのやっていきをしましたので、そのメモを記します。
技術書典4の振り返り
執筆活動の予実
当初予定は下記のとおりでした。
- 3/1 概要fix
- 4/3 内容fix
- 4/10 入稿(7~12営業日で最安)
- 4/22 当日
実際は下記のように、スタートが1ヶ月遅れました。
- 3月中 何もしていなかった??
- 3月下旬 くらいから徐々に内容のコミット
- 3/26 電子版オンリーでいこう、と判断
- 4/21 内容fix
- 4/22 当日
原因として「書くこと決まって満足した」とか「周りの誰も動かないのでプレッシャーが特になかった」とか意見が出ました。今回はちゃんと工数見積もりして進捗を互いに監視していこうな、という話をしました。
執筆中の反省点
反省点を箇条書きにします。 今回、執筆の遅延のためやむなく電子版のみの頒布となってしまったこともあり、 スケジュール関連の反省が多いです。改善していきます。
- テーマは先に宣言しないとダメ
- 概要fixのタスクが無視されていた(全容把握せず各々書き始めてしまった)
- そもそも「概要fix」の完了条件が曖昧だったので明確にする。
- 目次(章+節レベル)
- それぞれの内容を一言で説明
- そもそも「概要fix」の完了条件が曖昧だったので明確にする。
- 初動をもっと早くすべき?
- 「執筆期間として1ヶ月」は妥当では。
- そのかわり定期的に進捗が生まれる工夫をしよう
- もくもく会やろう!
- 進捗は定期的に出そう(そして互いにプレッシャーを与えよう)(じゃないと私はサボる)
- 見積もりをしないまま3月が終わった
- 個々に計画立てて最初に宣言する
- 目次発表会+みつもり会
- 定例で進捗確認
- かけた時間、コミット行数を確認
- コミット行数カウントはBOT化できるとよい
- 個々に計画立てて最初に宣言する
- 見積もりをしないまま3月が終わった
- 課題管理をしなかった
- テンプレートの管理、CIの構築→いいじまに丸投げ感
- 環境構築に失敗したので最初からDockerを使おう
- Windowsの環境構築大変だった
- CIによるPDF自動ビルド is 神
当日の動きの反省点
主に展示内容についての反省ですが、 一度やってみて感覚はつかめたので次回はもっと良くなるでしょう。
- 並んで入るのがつらい
- サークル枠増やせないか打診
- 「会場内に同時に2人」→会場の外で交代はできる。入場しやすく鳴るまでやりすごす
- 一般入場は開場30分〜1時間ぐらい前に行かないと入るまでに1時間かかる
- QRコード読めなかったとき&PCから直接DLしたい人用にURLも載せたい
- URL, passもカードに載せる
- 机上に人混みの間からでも見えるPOP的なやつがあるとよい
- 100均グッズで作る展示、的な記事あとで読む
- 見本誌に値段書いておくとよい
- Kindleはパラ見しづらい
- 今回も見本紙は必ず用意する
- 小銭いっぱいあって安心だった
- 立ち止まった人にはすかさず声をかけよう
- M5Stack目当てで来てくれる人が何人かいた
- 本は買ってくれなかった(本と全然関係ないし仕方ないね…)
- デモ自体は集客に有効
技術書典5キックオフ
まだ参加も確定していませんが、 技術書典5にむけてやっていきをしました。
進め方
- 原則、1人1冊出す
- テーマがかぶればマージしてよい
- ただし、お金の計算ちゃんとやる
- 精算が多少煩雑になる?
- 値段が細分化しすぎると複雑
- 売上をまとめて山分けで明朗会計
- 印刷を分けるとオーバーヘッドが増えるので、赤になるリスクは高まる
- →シミュレーションしよう!(下記参照)
- 精算が多少煩雑になる?
- 本文15p, サンプル込みで30p程度をターゲット
- 既刊の改訂+再販する?
- 電子版のみ販売でよいか…boothの短縮URL
- 課題管理はissueでやる
予定
- 7/25 テーマ発表会
- 8/1 当落通知
- 落ちても「裏技術書典」は開催されているもよう
- 8/8 目次発表会+みつもり会
- (週次定例)
- (もくもく会1〜2回)
- 9/19 原稿fix
- 9/26 入稿〆
- 10/8 本番
テーマ案
テーマ発表会が1週間後なので今からテーマ考えておこうね!という話。 どの案も楽しく、読んでみたくなるものばかりです!
- にぼし(@mpppk):
- ししかわ(@meganetaaan)
- はじめてのM5Stack
- M5Stackの購入方法からはじまり、ソフト的、ハード的なはじめの一歩をするまでをサポート
- もう書き始めている
- はじめてのM5Stack
- さかい:
- エンジニア夫婦の家計簿(をSlack管理する話)
- 「闇のSeleniumer」(任意のサイトをAPI化するなど、一般に禁忌とされている使い方をディープに解説)
- いいじま(@iiijjjiiima):
- ふたたびのRe:View
- TechBoosterのテンプレートにプルリク出してみた
- Webパフォーマンス系
- ふたたびのRe:View
印刷ついてメモ
前回は合同誌として、サークルで1冊の頒布でした。 「悩めるSEを救う」というキャッチフレーズではあるものの、 技術的なテーマは各自あまりにバラバラだったので、 今回はもう1人1冊出しちゃう?という話をしました。
ただ、1人1冊だと印刷所に頼んだ場合の料金のオーバーヘッドが大きく、 回収の見込みが立ちません。
印刷所やネットプリントを使う場合の料金表をそれぞれ見ながらざっくり試算したところ、
- 「1人ずつ〜30p程度、50部をネットプリントでオンデマンド印刷」
- 「合同誌で100~200p程度、100部を印刷所で印刷」
のいずれかがよさそうな印象です。 小ロット、少ないページ数でネットプリントより良い方法があれば知りたいです。
印刷所に頼む場合
- 前提:B5版、60ページ、表紙のみカラー、100部、オンデマンド印刷
- 価格:だいたい3.5万円くらい
- 納期:だいたい1週間〜12営業日前くらい→技術書展の本番は10/8 →入稿〆切は9/26くらい
オンデマンド印刷する場合
- 前提:B5版、30ページ、表紙のみカラー、50部、オンデマンド印刷
- 価格:だいたい9000円くらい
- 納期:データさえあればコンビニで印刷可能。
以上です。