こんにちは。
株式投資をするにあたり、あなたはツイッターで
- 誰をフォローしていいかわからない
- 有益な情報とそうでないものの判断がつかない
- もっと効率的に情報を収集したい
という悩みを持たれているのではないでしょうか。
この記事の目的は、ツイッターを使って、あなたの投資環境をより良くする方法をお伝えすることです。そして、あなたが今よりも株式投資で収益をあげやすくすることを目指しています。
私は、株式投資を兼業投資家として約7年、専業投資家として約2年経験しました。そして、現在も株式投資をしている兼業投資家です。ここでお伝えするツイッターは全て、私が利益を得るために実際に役立てている厳選したアカウントたちです。
ぜひ、最後までお読みいただき、投資力の向上にお役立てください。
遠藤貴司
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はじめに
まず、ツイッターの活用は、現在では株式投資には欠かせないものになっています。
たとえば、近年では、米国のトランプ大統領のツイッターでの発言が世の中に大きな影響を与えています。その事例を、少しだけお話させていただきます。
2018年3月23日に、トランプ大統領は、日本や中国、欧州連合(EU)を含む世界各国に向けて、鉄鋼・アルミニウムの輸入制限を発動しました。それを受けたEUは、米国に対して総額28億ユーロ(約3,600億円)規模の関税を発動しました。ちなみに、関税とは、海外に輸出するの際にかかる税金のことです。
それから3ヶ月後の2018年06月23日、トランプ大統領は、EUの関税発動に対し、ツイッター上で、「EUが関税と貿易障壁を取り除かなければ、米国はEUからの輸入車に20%の関税をかける」と発言しました。
下がその時のツイートです。
もし、この発言が現実になれば、米国に住む消費者は、欧州で生産された自動車を今より高く買うことになります。不当に高いとわかっていながら買う消費者は少数で、関連する自動車メーカーの業績が今より落ちると考えられました。
その結果、ドイツをはじめとする欧州の自動車企業の株価は、数日間下落しました。
このように、ツイッターは、株式投資家にとって経済を見通す上で欠かせないものになっています。しかし、ツイッターには情報が溢れていて、「誰を」「どの団体を」フォローしていいかわからないでしょう。
この記事では、あなたのその悩みを解決します。具体的には、私が兼業投資家として、また専業投資家として、実際にどのように株式投資に活用してきたかを、実際のツイート例を交えながらわかりやすくお伝えします。
その際、あなたの投資に本当に役立つ環境を作るため、以下の8つのカテゴリに分けてご紹介します。
- スーパートレーダーから相場観を知る
- 経済・金融界の出来事、発表を知る
- 企業業績から株価を読み解く
- マクロ経済から大局を知る
- 政治が経済に与える影響を知る
- 相場の今を知る
- 英語アカウント
- 学ぶ、知識をつける
それでは、さっそくご紹介していきます。
1. スーパートレーダーから相場観を知る
日本が誇る超特A級トレーダー『cis』
>> @cissan_9984 <<
cisさんは、230億円(2018年7月時点)の資産を保有する株トレーダーです。一人で日経平均を動かせることから、人は彼を「一人ヘッジファンド」と呼びます。今もなお、高い収益率で稼ぎ続ける投資の神様です。
cisさんは、投資額が大きい余り、売買した時の日経平均株価への影響度がとても大きく、日本の代表的な投資家の一人と注目されています。そして、取引利益も数十億規模です。
フォローすることで、天才トレーダーのポジションなど、投資動向や思想が垣間見れます。以下がその例です。
取引主体を推測する実力派『Manager2525』
>> @newjk225 <<
2525さんは、株や先物やFXを好み、普段、個人投資家が把握しづらい取引主体(日銀や機関投資家、外国人投資家など)の売買や心理なども推測して取引する、実力派トレーダーの一人です。
フォローをすることで、日本株相場の潮流に気付くことができます。
2. 経済・金融界の出来事、発表を知る
経済・金融特価型通信『ブルームバーグニュース日本語版』
>> @BloombergJapan <<
ブルームバーグは、経済・金融情報の配信、通信社・放送事業を手掛けるアメリカ合衆国の大手総合情報サービス会社です。これは、その日本語版ツイッターアカウントになります。
金融情報に強く、特にこの日本語版では動画にも日本語字幕が入っているので、英語が苦手な方でも抵抗なく情報を得ることができます。
世界中の経済・金融情報を日本語で知ることができるので、世界との強い結びつきのある日本の株式市場で、あなたが生き抜くためにフォローをオススメします。
日本中のあらゆる経済情報が集まる『日本経済新聞 電子版』
>> @nikkei <<
日本経済新聞(以下日経新聞)は 1日の経済情報を知るために使います。証券会社や銀行で働く人にとって、日経新聞を読むことは大前提ともいえます。
経済界・金融界に関わる多くの人が見る影響力が大きいメディアということもあり、株式投資家は特にフォローすべきアカウントとなります。よくスクープ記事を出すので「朝起きたら見る」くらい重要なアカウントになります。
株式市場の真実を知ろう『全力2階建』
>> @kabumatome <<
webサイト「市況かぶ全力2階建」を運営しているアカウントです。webサイトでは、今話題の株ツイートをまとめてくれています。
webサイトに載ってツイートされたら喜ぶ投資家もいるくらい、とても影響力のあるアカウントです。フォローすることで、投資家が注目している旬の話題を知ることができます。
3. 企業業績から株価を読み解く
金融界が重宝するリサーチャー『マッシナ』
>> @massina <<
長年、外資系証券会社でアナリストを経験してきた、金融業界のベテランのアカウントです。ファンダメンタル面に強く、中でもIT、通信、ゲーム関連に強いのが特徴です。
豊富な経験に基づき、様々な角度から企業の業績を評価してくれます。フォローすることで、貴重な分析情報を見ることができます。
企業を裏から知る『官報ブログ』
>> @kanpo_blog <<
政府の機関紙である『官報』の会社広告に関してツイートします。上場会社の子会社(未上場)の情報なども知ることができるため、株式投資家にとっては重宝されるべきアカウントです。
フォローすることで、より深く企業の財務状況を知ることができます。
4. マクロ経済から大局を知る
世界最高峰のバズーカ砲を持つ『日本銀行』
>> @Bank_of_Japan_j <<
日本の中央銀行です。2018年時点の日本の株式市場は、日本の歴史上、例のない規模で日本国債と日本株を購入し、株式市場に強い影響を与えています。この背景には2012年から始まる日銀の金融緩和があります。
日銀は、日本株を「ETF」という金融商品を通じて買い支えています。このETFを日銀が大量に購入することで、実質的に、多くの企業の銘柄を買っている状態になるのです。
その影響力もあり、日本の株式市場は、日銀の動向に敏感に反応します。金融政策を発表した日には、ETFを構成する個別銘柄が一斉に個人投資家や機関投資家に買われることもあります。
このように、株式市場を予測するためにも日銀の動向は必ずチェックしましょう。
マクロ経済データの神『アダム・スミス2世』
>> @AdamSmith2sei <<
公表されたマクロ経済に関する指数をグラフ化し、解説してくれるアカウントです。
経済学・金融論の観点から、今の日本の経済動向を分析しています。株式投資をしている以上、国内外の景気についても知る必要があるため、 フォローすることをオススメします。
マクロ経済のご意見番『ののわ』
>> @nonowa_keizai <<
ののわさんは、エコノミスト経験が長い方です。マクロ経済学の視点からデータを分析しており、大きな視点で冷静に日本経済を見たい投資家にオススメします。
5. 政治が経済に与える影響を知る
世界の政治情報ここにあり『deepthroat』
>> @gloomynews <<
日本を含む世界の政治動向をソース(情報元)も添えて伝えてくれる、貴重なアカウントです。世界の政治と経済は関連しており、金融市場にも影響を与えるため、政治情報を知ることは投資家なら必須です。
インターネットがこんなにも普及し、誰でも情報を得られるようになったにも関わらず、日本には英語圏のニュースを翻訳して伝えるメディアが少ないように私は感じています。
フォローをすることで、時差なくリアルタイムに世界の政治情報を知ることが可能になります。
6. 相場の今を知る
最速ツイートに定評がある『岡三マン』
>> @okasanman <<
金融界のインフラ的存在で、主なツイートは、金融市場全般です。トレーダーの誰もが彼の最速ツイートを頼りにしており、証券会社や運用会社の中の人もチェックするほどのアカウントです。さらに、海外のニュースもツイートしてくれることもあります。
フォローすれば、今まで手の届かなかった詳細な金融情報をリアルタイムでキャッチできます。
そして、岡三マンの速報の速さは、先ほどご紹介した一人ヘッジファンドcisさんのお墨付きです。
海外の生の声『Yoshiko Matsuzaki』
>> @LondonFX_N20 <<
元メリルリンチ証券の外国為替トレーダーで、現在は個人投資家として、株式指数と為替の取引をしています。ロンドン在住のためイギリスの内情に詳しく、現地からの実況で貴重な情報がツイッターを通して伝えられます。
海外の政治・経済・金融動向は日本の市場にも往々にして影響があります。特に、ブレグジット(イギリスのEU離脱)の際には、私も日本の株式市場への影響を懸念し、注目してこのアカウントの情報を参考にしていました。
これをフォローすることで、海外の金融情報を正確に詳細に知ることができます。
デイトレード実況といえば『RING』
>> @xRINGx <<
市場が開いている日中に、指数や個別銘柄の市況を詳細にツイートしてくれる、デイトレーダーの先導役的存在です。買いと売りの需給動向に注目して投資しているのが特徴です。
あなたもフォローすることで、日中の需給の変化を知ることができます。
細かい相場市況まで伝えてくれるトレーダー『chary』
>> @chabuo11 <<
市況実況をしてくれるトレーダーで、デイトレードやスキャルピング取引をしています。
株式市場が開いている日中に、リアルタイムで有用で正確な情報を得たい方にフォローをオススメします。
経済指標と要人発言はここで決まり『SBIリクイディティ・マーケット』
>> @SBILM <<
SBIリクイディティ・マーケットは、日本の個人投資家がより低コストかつ安心安全に取引が行えるようシステムを開発する、SBIのグループ企業になります。
株式市場への影響度が高い、国内外の経済指標や要人発言、金融動向を速報でお知らせしてくれます。
フォローすることで、経済指標や政治家の発言をリアルタイムに知ることができ、相場変化に適応できるようになります。
チャートで相場を把握できる『相場変動お知らせ bot』
>> @GOLD_OIL <<
相場が大きく動いた時だけ、自動でお知らせをしてくれる便利なアカウンです。特に、デイトレーダーに強くオススメします。
チャートと騰落率が表示してくれるので、フォローすることで、相場全体の変化を見ることが可能になります。きっと、あなたのトレードの武器となるでしょう。
個別企業などの株価変動要因を解説『トレーダーズ・ウェブ』
>> @traders_web <<
トレーダーズ・ウェブは、株式・FX情報を配信する総合投資情報サイトです。主に、国内の企業についての情報が充実しているのが特徴です。
なぜ株価が動いたのかを端的に理由をツイートしてくれるので、情報の把握に時間をかけません。効率的に株式市況を知りたい人にオススメです。
7. 英語アカウント
世界中の投資家が見ている『Bloomberg』
>> @business <<
先ほど、ブルームバーグの日本語版を紹介しました。日本語版の良さは、ブルームバーグTVの動画に日本語の字幕を付けて、誰にでもわかりやすくニュースを理解できる点です。
しかし、日本語版サイトで紹介される記事の多くは、英語版ブルームバーグの記事の一部を抜粋して翻訳しているものです。そのため、本家(英語版)ブルームバーグを読むことで、より詳細な金融情報にまで手が届くようになります。
さらに、日本語版は、日本語に翻訳されるまで時間がかかり、タイムラグがあります。そのため、英語が苦手な方でも、翻訳してでも見る価値があるオススメのアカウントです。
米国の金融政策の発信源『Federal Reserve(連邦準備制度)』
>> @federalreserve <<
米国の中央銀行です。米国は、先進国の中で最初に量的緩和政策を開始し、最初に量的緩和政策を終了した国です。そして、現在は利上げの段階に移行するなど、世界でも金融政策をどんどん推し進め、次の段階へとシフトしています。
その金融政策を行う中央銀行の存在は世界中が注目しており、ここで決定された金融政策の内容次第では、翌日から新興国の中央銀行が一斉に政策変更することもあるほどです。
それだけ影響力がありますので、フォローしておくことをオススメします。
世界の歪みはここから『Donald J. Trump(ドナルド・J・トランプ)』
>> @realDonaldTrump <<
もはや説明は不要ですね。この記事の冒頭でもご紹介した、米国第一主義(アメリカファースト)を掲げる米国大統領です。
今では、世界中の政治家や起業家、個人投資家がトランプ大統領の発言に注目しています。大胆な発言と、ホワイトハウスの公式発表前に個人の判断でツイートしてしまうことから、私たちは余計に注目してしまいます。
日本の株式市場は、米国の政治的な発言や、経済・金融の影響を特に受ける傾向があります。その世界の動きを知るために、絶対にフォローが必要になります。翻訳してでも見てください!
ニッチなニュースを発掘してくれる『Russian Market』
>> @russian_market <<
Russian Market(ロシア市場)という名前ですが、ロシアだけでなく、世界の金融や政治についてのニュースをつぶやきます。
日本についてもつぶやく時があるので、海外投資家視点で日本の金融や政治、文化を見る意味でも、フォローをオススメします。
原油情報をデータで知る『EIA(米国エネルギー情報局)』
>> @EIAgov <<
原油市場の今と未来を知る『IEA(国際エネルギー機関)』
>> @IEA <<
EIAとIEAは、どちらも原油に関連する機関になります。原油の需給動向と価格変化は、世界の株式市場に大きく影響します。
2014年の下半期、逆オイルショックともいわれる規模で原油価格が急落しました。国際指標となる欧州北海産ブレント原油は、同年6月に1バレル115.71ドルの高値をつけていましたが、2016年1月には1バレル27.10ドルまで下落しました。
この原油安は、日本の株式市場に大きな影響を与えました。それが次の2つです。
- 石油関連、商社株の下落
- 航空会社などの運輸、電力株の上昇
原油価格の下落によって、ガソリンスタンドの会社や商社の売上は減り、株価下落につながります。一方、航空会社や運送会社は石油をたくさん消費するので、原油価格の下落は企業業績に大きな恩恵をもたらします。
では、なぜ原油下落が日本の株式市場に大きな影響を与えるのでしょうか。それは、日本は原油調達を海外からの輸入に大きく依存しているからです。
この原油安を引き起こした一因として、IEAが公開したレポートがあります。つまり、IEAから出される情報は、世界経済、そして日本の株式市場に大きな影響を与えるということです。
原油に関するレポートは主にEIA、IEAから出されるため、ツイッターでこの2つの機関から情報を得ることで、あなたの取引の判断は早くなります。
8. 他の投資家と差をつける
スーパートレーダーの語録から投資哲学を学ぼう『精鋭過去ログ暴威A』
>> @A16998464 <<
私が思う、日本で「超有名」といえる天才トレーダーが2人います。一人は、1番目に紹介したcisさんです。もう一人は、BNFさんという方です。 2人とも過去にネット上で名言を残しており、その語録をツイッターでつぶやいてくれるアカウントがこれです。
投資初心者から上級者まで、とても有益な内容が書いてあるので、オススメします。
企業の考えや行動を先取りできるかも『商標速報bot』
>> @trademark_bot4S <<
商標の出願情報は一般に公開されており、その内容を自動でつぶやくアカウントです。
企業がこれから行おうとしているビジネスの内容が垣間見えたりします。数ある出願の中、に企業の新たな動きが見えるかもしれません。
おわりに
この記事では、私のオススメのツイッターアカウントを26個紹介してきました。ここで紹介したアカウントは、私が
- スキャルピング
- デイトレード
- スイングトレード
- 中長期投資
の4つの投資スタイルにおいて、本当にためになったアカウントばかりです。ぜひ、あなたの投資スタイルに合わせてフォローして、活用してみてください。
あなたの投資ライフが、さらに良いものになることを願っています。それでは、またお会いしましょう。