THE ENTERTAINMENT DIARIES

元俳優が俳優の目線で綴るエンターテインメントの表と裏

恐るべき実話 映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』レオナルド・ディカプリオ主演 マーティン・スコセッシ監督

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貯金ゼロから年収49億円 ウォール街の狼と呼ばれたジョーダン・ベルフォートの半生を余すところなく映画化

この映画もう何度観たんだろう・・・っていうぐらい観てる作品。元々スコセッシ監督もレオナルド・ディカプリオも大好きだから当たり前に観た映画だったけど、ハマりにハマって観まくっている映画(笑)しかも現在僕は役者業をストップしビジネスの世界に生き始めた人間ですから、いろいろと勉強になったり教訓になったり。

そしてこの『ウルフ・オブ・ウォールストリート』のモデルとなっているジョーダン・ベルフォートも次第に気になって仕方なくなり、自分の仕事の為にも彼の本をネットで入手するほどにハマっているのです。

その本のブログはこちら。

www.myprivatecomedy.net

 

この作品、夢が詰まっていると言いますか、でもお金だけに目がくらんではいけない教訓にもなると言いますか。観てる方も多いと思いますがとにかく『ぶっ飛んでる映画』です。もちろん『ぶっ飛んでる映画』は他にも多々あるわけですが、この映画はなんといっても実話なわけですから、そこがまた半端ないわけです。

 

レオナルド・ディカプリオって異常なぐらい実話を基にした映画に出演していて実在した人物をたくさん演じてきているわけですが、レオ好きの僕としてはレオが演じてきた人物を毎回それなりに調べたくなって詳しくなっているわけです。すべて挙げたいぐらいですが今回はあくまで『ウルフ・オブ・ウォールストリート』についてなのでやめておきましょう。今度レオナルド・ディカプリオについてめっちゃ長いブログ書こう(笑)

 

そして今回もレオは持ち前の役者魂でジョーダン・ベルフォートを見事に演じていて、ジョーダン・ベルフォートも自らの著書で「レオは天才的な俳優だった」と絶賛しています。中でも映画の前半の電話でセールスをするシーンはジョーダン・ベルフォートが8時間かけてレオにトレーニングしたそうです。

一流の俳優も、当たり前に努力しているんですね。

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天才的な営業トークでお客をたらし込むベルフォート つまり天才監督と天才俳優と天才ビジネスマンが集結している映画

映画自体もテンポよくワクワクしながら進むストーリーはさすがスコセッシ監督といったところ。そしてもちろん様々な場面で笑わせてくれます(笑)レオ演じるベルフォートのお父さんの登場シーンの短気さを表すシーンは何度見ても声を出して笑ってしまいます(笑)

 

映画のなかでベルフォートは頭が切れるがゆえに違法行為に手を染めるわけですが、著書を読むときちんと反省していて、現在はそのトークの天才的な才能を講師としてセミナーを行うなどしてしっかりと活かしているようです。

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お客をその気にさせてクズ株を売りつけるなどお茶の子さいさいだったようです。

僕はベルフォートの著書『ヤバすぎる成功法則』を読んでから今回再び『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を観たわけですが、また違った楽しみ方ができたので、興味のある人は是非読んでから映画を観て欲しいです。

 

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この映画ではレオがカメラに向かって話しかける演出が時々見られるのですが、個人的にはこの演出めっちゃカッコよくて好きです。

このシーンもかなりの悪企みをしてその内容を説明しているシーンですね。ちなみにこの「合法かって?」のセリフの後は

「まさか」

と続きます(笑)英語的には「アブソリュートリー!」という単語も言っているので、相当合法じゃないんだと思います(笑)

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とにかくお金を稼ぐことに全てを懸けていたジョーダン・ベルフォート。頭が切れるだけに表に出せないお金もどんどんシャレにならない額になっていき、会社内でも毎日どんちゃん騒ぎの日々。

しかし悪事は裁かれる・・・。

ジョーダン・ベルフォートの元には着々とFBIの手が迫っているのでした。

 

かなりのレオナルド・ディカプリオファンを自負しておりますが、今まで見たことないレオが見れる映画

演技的にもそうなんですが、妙なダンスを踊るレオも見れるし、オラウータンみたいな顔したレオも見れるし、興奮で顔を真っ赤にしたレオも見れるし、とにかくディカプリオを役者として好きという人は新鮮でもあり確実に楽しめる映画でしょう。

レオが初主演した映画、『バスケットボール・ダイアリーズ』をちょっと思い出すシーンもありますが、そこはやはり元々天才と言われていたレオですがさらに磨きがかかっているといいますかパワーアップ感をしっかり見せてくれます。

 

そして忘れちゃいけない他の役者陣ですが、まさに全員魅力的で芸達者な俳優ばかりです。当たり前っちゃ当たり前だけど。だってハリウッドのこの規模の映画に出るってとんでもない倍率を勝ち抜いてきている人たちですからね。レベルが違います。ジョナ・ヒルはたしかこの時まだギャラも全然高くない俳優だったみたいです。このウルフ・オブ・ウォールストリート』と『マネーボール』で見事にアメリカンドリームを掴んだ俳優ということですね。いまやピラミッドの上位に食い込んでいる俳優ですもんね。とは言ってもやっぱりめちゃくちゃ上手いんですけどね。しっかり世に出てきてくれて嬉し限りです。

 

人生の教訓にもなる映画

諸行無常が詰め込まれている映画だと思います。人間のいい時も悪い時も描かれていて、さらに悪いことは裁かれる、そこからまた這い上がる様もしっかり描かれている僕としては人生のお手本というか心にずっと留めておきたい映画です。

そしてさらに言うとしっかり笑いを織り交ぜているのがまたいいんですよね~。まったく説教臭い映画ではないし、むしろ楽しませる要素が満載です(笑)

 

そしてラストの復活したベルフォートの営業トークセミナーのシーンで、レオの表情が今までのジョーダン・ベルフォートの顔ではなくてまたちがった顔になっているのです。改めて思い知らされました。

レオナルド・ディカプリオはやっぱりとんでもない俳優です』

 

 

 

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