今日の午後に起きた事件ですが、事件が起きて僅か2時間後には早くもまとめサイトに下記のような書き込みが現れました。
明確に拳銃を狙っての犯行。殺意、計画性、凶暴性どれをとっても重罪な凶悪犯。なぜ名前が出ないのかな?
自分が同じ事を今やったら殺人未遂の現行犯逮捕で即実名報道されると思うのですが、何かあるのかなと勘繰ってしまう
2時間後で名が出るはずがないのにこういうことを書いて、在日コリアンは犯罪をやっても名が出ないとするネットのデマを利用して、読み手に容疑者は在日コリアンだと思わせようとする狡猾な手口です。
さらにはネトウヨのツイッターでは、「犯人はシナがチョンだ、最近はこういう事件が多すぎる、日本の危機だ」といったかたちで、断定する記事が書かれました。
6時過ぎには島津慧大という名が出ていましたので、本人確認に要する時間を考えれば迅速な発表です、これで遅いから何かあると言われたのでは警察はやっていられません。
それが表に出たら、あっという間に島津慧大21歳の経歴が表に出て来ました。金沢駐屯地に勤務していた元自衛隊員であったことがわかりました、出身地の立山町の町長が自衛隊に入る時に励ましたという地元広報紙の記事が写真入りで出て来て、それが今のところは動かぬ証拠になっています。
自衛隊にいた経歴があれば、通名使用の在日コリアンということはあり得ませんが、ネトウヨはこのような事実には負けません。
この記事は自衛隊に入るという記事であり、隊員であったという証拠にはならない、自衛隊は身元調べを徹底してやるから、この入隊表明のあと在日であることがバレて入隊できなかった可能性もあるとか、帰化人であれば自衛隊に入ることができるから、帰化人の可能性もあるから在日説は間違いではないとか、自衛隊を辞めたあと工作員に背乗りされか可能性もあるから、自衛隊にいたことが在日ではない証明にはならないなどと言っています。
自分たちはゼロでない可能性を言えば良い、自分たちにとって都合の悪い事実は、完璧な証明ではないとして否定することができる、とするネトウヨ特権を全開にすれば、これほど明確な元自衛官だから在日ではないという事実すらネトウヨは否定できるのです。
ネトウヨの前には当然すぎる事実すら通じなくなっていて、議論は常にネトウヨの思い通りに展開するのが今の日本の現実です。
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