1. Home
  2. BODY
  3. 関節のスペシャリストが「とにかく避けるべき」と話す4つのエクササイズ

関節のスペシャリストが「とにかく避けるべき」と話す4つのエクササイズ

Prevention カラダや心を健康にする予防習慣

7,168

2

物事をうまく運ぶためには、専門家にアドバイスを求めるのは得策。安全で、最も早く、最高の結果を得ることができます。ケガをしないためどんなエクササイズを避けるべきか聞くのも大切です。

20180612_joint

image via Shutterstock

というわけで関節のスペシャリストたちにとにかく避けるべき運動について聞きました。大きなリスクを招くエクササイズと、代わりにすべきことがこちらです。

座りながらの脚の外転・内転マシン

20180612_joint3

image via Shutterstock

「座ったままマシンで大腿の内転と外転の運動をすると、通常の動きにない形で筋肉を動かすことになり、最終的に骨盤と脊柱を傷つけてしまうのです。負荷を上げていくのは簡単なので、マシンを使うと自分が鍛えたと感じてしまいます。でも問題となるのは、負荷がかかる脊柱と骨盤の準備ができていないのに運動を始めてしまうことです」と理学療法学の博士、アダ・ウェルズさん(ピラティス連盟認定インストラクター、リハビリテーション専門家)。

代わりにすべきこと:ピラティスリングを使っての立ちながらの体重移動

日常生活では多くの左右の体重移動を求められるため、日々の運動の中心となっている歩行の運動の中で内転筋と外転筋を鍛えることが大事です。両足をピラティスリングの大きな輪の中に入れ、骨盤に力が入っていない状態にします。すねでリングをやさしく外に押しながら体重を片足からもう片足に移してください。もっとハードにするために、椅子に座るように膝を折り曲げ、体重の移動を続けます。それを続けながら椅子に座ろうとする姿勢と立ち上がる動作を繰り返します。30秒から1分続け、休みます。

座りながらの膝の屈伸マシン

20180612_joint1

image via Shutterstock

「このエクササイズは脚の大腿四頭筋を鍛えることはできるのですが、大腿四頭筋だけを動かすため、ひざの痛みにつながることも。この運動はひざの前面に痛みを引き起こすのでお勧めできません。「膝蓋大腿圧迫症候群」として知られているケガのもと。ほかの筋肉は負荷を受け止める助けになっていないためです。大腿四頭筋が収縮することでひざに強い負担がかかるのです」とウェルズさん。

代わりにすべきこと:ステップアップ

地面から右足を2、3センチ離し、できる限りおしりの高さを保ちながら踏み出します(左足も地面から離れるように)。そして元の位置に戻ります。20~30回、右側で繰り返し、次に左でも繰り返します。適切なフォームでこの運動に慣れてきたらステップをゆっくり5、6センチ、そして8、9センチへと引き上げます。「この運動はひざを痛めずに大腿四頭筋を鍛えるためにはとてもよい方法なんです」(ウェルズさん)

首回し

20180612_joint2

image via Shutterstock

座りっきりの仕事や小さなモバイル機器の見過ぎなどで首が凝ってくると、“昔ながらの首回し”でそれを癒そうとする人が多いのですが、ウェルズさんはそのストレッチは好ましくないといいます。「そもそも、首が後ろや横に回ると、脊柱管から神経根が出てくるための狭い空間がより狭くなってしまいます。これは神経を痛めるだけでなく背骨の関節を圧迫してしまいます」。

代わりにすべきこと:うつぶせに寝て身体を伸ばします

ウェルズさんによると、首の痛みはたいてい、胸椎(背骨の中・上部)の動きが少ないため生じるそうで、エクササイズのターゲットはそこになります。うつぶせに寝て手の上に額を乗せます。それから頭をゆっくりと持ち上げながら、頭のてっぺんをぴんと伸ばすのです。それと同時に肋骨を床にやさしく押し付けます。もし肋骨が床から離れてしまったら腰につらさを感じます。5回から10回繰り返します。

ピストルスクワット

20180613_4

image via shutterstock

「このような深いスクワットを行うと、足に全体重がかかってくるため、ひざの関節に強い負担がかかってしまいます。適切な力や筋肉を鍛える習慣がないにもかかわらず、いきなりやってしまうとケガのもとです」と理学療法修士で理学療法士として20年以上の経験を持つジェイコン・チュンさん。

代わりにすべきこと:ステップバックランジ

両足をおしりの幅に広げ、手をおしりに付けます。膝をわずかに曲げ、左の太ももが床と平行になるまで右脚を後ろに引きます(左の膝が足首の真上に来るようにします)。そして最初の姿勢に戻り、逆側でも行います。20~30回左右を替えるか、疲れるまで行います。

Meghan Rabbitt/4 Exercises Joint Specialists Would Never Do

訳/STELLA MEDIX Ltd.

MYLOHAS編集部

  • facebook
  • twitter
  • hatena

    Ranking

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    3. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    4. 糖質約96%カットも。低糖質・低カロリーおやつ10選

    5. 続けると糖尿病に。生活習慣でやりがちな間違っていること6

    6. 「果物を食べると太る」は誤解。糖質が怖くなくなるズルイ食べ方

    7. 糖質オフ・制限の基本と効果的に行うポイントは?

    8. ダイエット&冷え対策! もち麦入り、具だくさんの食べるスープの作り方

    9. 「糖質制限ダイエット」管理栄養士に聞く効果と方法【完全版】

    10. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    1. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    2. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    3. 更年期が始まる年齢は、食事が関係している?

    4. エリザベス女王の食習慣。健康でご長寿なのは、ヘルシーな食事のおかげ?

    5. 7月10日は納豆の日。納豆をもっと効果的に食べる5つの方法

    6. 長子はIQが高い? きょうだいの生まれ順が、あなたの性格に与える影響

    7. 免疫治療で肺がんに勝利。アメリカの研究で明らかに

    8. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    9. 【7月の新月】自分を知るための特別なタイミング

    10. 女医さんに聞く、デリケートゾーンのモヤモヤを吹き飛ばすヒント

    1. 人からほめられたとき、この言葉は言ってはだめ! NGな返事4種

    2. 貧血のとき、意外なNG食品ってなに?

    3. 麺類を食べても太らない3つのコツ

    4. 正しい糖質制限って? 糖質が怖くなくなる6つの秘策

    5. サインを見逃さないで。心臓病を防ぐ、10の身近な方法

    6. 人生が変わる。「習慣」を味方につけると起こるいいことは?

    7. 20キロ以上やせた女性たちが紹介。ダイエットに効果的なヘルシーおやつ9つ

    8. 薄い色は栄養不足? 経血の色6パターンでわかる身体の変化

    9. 人間関係をスムーズにして、「敵」を作らないためのマインド術

    10. しこりだけじゃない? 疑うべき乳がんのサイン4つに気をつけて

    関節のスペシャリストが「とにかく避けるべき」と話す4つのエクササイズ

    FBからも最新情報をお届けします。