端的に言えば、maneoプラットフォーム方式のスクラップアンドビルド、もう少し踏み込んで言えば、maneoプラットフォーム方式の解体につながる可能性があると見ています。
maneoファミリーというといかにも資本関係のあるmaneoグループのように見えますが、maneoとプレリートファンドを除いては、募集者と営業者の関係だけです。
ですから、今回のGILの件も、maneoマーケットがどれだけJCサービスに手を突っ込めるのか、本当にJCサービスと協力関係を維持できているのか定かではありません。
これが、maneoやプレリートファンドのようなmaneoマーケットのグループ会社であれば、株主権を行使し即代表者は解任し、親会社の息のかかった役員を送り込むととともに、子会社調査権を使い伝票一枚一枚めくって、資金の動きを洗いざらい掴むことも可能ですが、現行はあくまでお願いベースでJCサービスを監査しているレベルでしょうし、ワンマン社長が丸裸になるとも思えません。依然として、JCサービスの経営状態はブラックボックス状態なのではと危惧しています。
このような構造的な問題点を抱えている以上、今のmaneoプラットホーム方式を見直し、資本関係のないファミリーは、セレクトファンド方式等に移行せざるを得ないのではと個人的には思います。
maneoマーケットとしても、グリップの効かない事業者に対して、募集者としての賠償責任だけを負わされるのは、リスキーですよね。
今後もGILと同様のことが起こりうる可能性があるわけなので、今回の件を機に速やかに手を売ってくるのではないでしょうか?
私はこのようなこともあって、先行き不透明なmaneoファミリーへの投資は当面見送ります。アクセルとブレーキという観点からは、今はブレーキを踏むタイミングと考えています。
PS maneoマーケットによる説明会が7月18日に開催されると聞いたのですが、私は「コタツ」ブロガーなので参加しません。ここは、私と違いセミナー好きで足で情報を稼ぐことが得意なF氏に投資家代表として登場していただいて、旧知の瀧本社長がのらりくらりと逃げ切ろうとしたら、武闘派の本領を発揮し、詰め寄るなり噛み付くなどして、例のマル秘情報ネタの真偽等を確認していただければありがたいと思います。(プロレスではなくガチンコで)言質を取れれば、「カリスマ」どころか「レジェンド」として男を上げることができるし、支持者もきっとぐっと増えますよ。私のアラ探しに時間を費やすよりSL投資家にとってよっぽど役に立つと思います。皆さんもそう思いませんか?
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Thoughts on 【maneoファミリー】maneoプラットフォーム方式の問題点
初心者SL投資者 says... 2回目の質問
slinvestor 様
以前質問したものです。
前回は、丁寧に回答して頂き、ありがとうございました。
maneoについて、とても混乱しているので改めて教えてください。
1.maneo本体の案件
2.maneo本体とほぼ同等扱いのプレリートファンド
3.maneoファミリーの一員であるLCレンディング
4.maneoファミリーでLCレンディング以外の事業者
slinvestor様は、1~4全て投資は見送りですか?
それとも、maneoファミリーと呼ばれる3と4だけですか?
または、拘束期間が長いプレリートファンドはあまり好まれないと言われてましたので、2番も見送りですか?
NHKの報道とかでは、どうみてもmaneo本体が悪いことをしたように見えます。maneo本体も見送りでしょうか?
私自身、特に勿体なく感じるのは、LCレンディングの保証付き案件です。LCレンディングが、今後いくら誠実に事業を進めても、maneoとつながりがあることによって、倒産等のリスクにさらされるのでしょうか?
運用金額が少ない数百万円程度の方でも、この際、maneoから出金してTATERU FANDINGに乗り換えた方が、安全でしょうか?
先月、最も事業者リスクが少ないと言われていたSBIですが、遅延が発生(連絡が取れない?)とかのニュースをみて不安になっています。slinvestor様の事業者評価に影響はありましたか?
クラウドバンクについても評価は変わらずでしょうか?
円⇔米ドルの両替サービスを行っても、為替損失の発生は、変わらずと
考えていますが、従来通り国内案件のみ投資で問題ないでしょうか?
ここ最近のSL業界の変動について凄まじい物を感じます。正しい情報を掴んで生き残れる様にしたいと考えております。
僅かでも結構ですので、slinvestor様のご意見をご教示願いたいです。
宜しくお願い致します。
はてな says... 差し押さえの可能性
法務局に供託されている分配金を、我々投資家以外に差し押さえられることってあり得るんでしょうか?
2年間供託され積みあがったものをまとめて横から持っていかれたらたまったものじゃありません。
投資比率に応じて毎月分配するようにはならないのでしょうか?
slinvestor says... Re: 2回目の質問
コメントありがとうございます。
長くなりそうなので、近日中に本記事にて回答いたします。
slinvestor says... Re: 差し押さえの可能性
コメントありがとうございます。
まあ、なんともならないでしょうね。
しかも環境省への補助金返還の方が先取特権があるんじゃないですか?
ユウノシン says...
いつも有益な情報の提供をして頂き感謝しております。
今回はグリフラの件でコメントをさせて頂きます。
slinvestor様は以前、グリフラのリスクを財務情報の
側面から分析をしておりますが今回の件では
この財務分析を考慮しても避けることができない
事態が起きてしまいました。
http://slinvestor.jp/blog-entry-60.html
SL事業者のリスクを考える上で財務情報は重要な
事項と考えられると思いますが、slinvestor様が
考える財務情報以外の重要な項目はどのような
ものとお考えでしょうか?
ちなみにユウノシンは被弾率NO1ブロガー
ですので、一番重要なのはズバリ
投資時期と「運」です。
slinvestor says... Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
GILの件は、瀧本社長のブログで書かれたようにmaneoマーケットがそれなりに監視していると想定していたこと、6ヶ月以内の短期でグルグル回していけば、みんクレやラッキーバンクですら行政処分後3ヶ月程度は償還を継続していたので、大やけどはしないだろうと考えていました。
「供託」というウルトラCが出てくるとは、まったく想定外でしたね。
募集者であるmaneoマーケットですら、政治資金や補助金の件を掴んでなかった以上、投資家サイドから非上場会社である事業者を監視する術はありませんよね。
そのため、証券取引所・不特定多数の株主・投資家の監視およびコーポレートガバナンス体制・コンプライアンス意識のしっかりしている上場会社中心にポートフォリオを見直しています。
私もユウノシン様もブログを通じて事業者の監視を続けていますが、特に非上場会社の場合、情報の非対称性の観点から見ても限界があると言わざるをえません。
上場会社であれば、四半期決算や適時開示等で仕組みとして情報の透明性が一定レベル担保されているので、その上で、SL投資家の立場からしっかりと監視していくのが現実的だと考えます。
- says...
ファミリー化した結果、審査が甘くなったという見方もできるかと思います。
見ず知らずの業者の案件を売るのであれば、事前に慎重に審査をして是々非々で判断出来るのかと思います。
一方、ファミリー化した結果、ある程度お任せになってしまった部分があると推測。事後的な指導はブログ主の通り、資本がないため、あまり効かないと。
slinvestor says... Re: タイトルなし
コメントありがとうございます。
maneoファミリー方式は収益拡大には役立ったが、その分リスクも高まった、そんな感じですかね。
いずれにしろ今回の件で、maneoファミリー方式の是非にメスが入るでしょう。