エボット山の大穴から身を投げた。打ち所がよかったのか死ねなかった。舌を噛んで死のうとした。喋る花に止められた。死ねなかった。もふもふの山羊のおばさんに拾われた。トラップにひっかかろうと思ったのに、手をしっかり握られて死ねなかった。Torielさんは優しかった。ここでは死ねない。
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外に出ようとしたらTorielさんが止めようと攻撃してきた。一歩も動かずにいたら、彼女はわざと攻撃を外してきたので死ねなかった。わざと弾幕に飛び込んだ。すごく痛かったけれど死ねなかった。Torielさんは泣きながら私を遺跡の外へ送り出した。まだ死ねない。
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外は雪景色だった。冷たい雪に埋もれて死のうと寝ていたら誰かに掘り起こされた。死ねなかった。相手はSansというスケルトンだった。このひとは私を疑って警戒している。殺してと言ってみた。断られてしまった。死ねなかった。殺してくれると思ったのに。
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Papyrusという骨も現れた。人間を捕らえることが仕事らしい。きっと捕まったら殺してもらえるんだろう。近寄ってじっと見つめていたら、彼は不思議そうに首を傾げた。Sansが適当な言葉で誤魔化して、Papyrusはそのまま言ってしまった。死ねなかった。
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沢山のパズルがあった。どれも殺意のないものだったので、死ねなかった。モンスターもいたけれど、みんなこちらが戦う意思を見せないでいると勝手にいなくなった。死ねなかった。まだ死ねていない。
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モンスター達は人間を恨んでいるはずなのに、こちらの存在はあまりにも無視された。人間だからと言っても信じてもらえなかった。殺してくれなかった。どうしてだろう。川に飛び込もうとした。近くにいたモンスターに襟を掴まれて止められた。死ねなかった。
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Papyrusは馴れ馴れしい。友好的で優しい。いざ戦うとなったとき、攻撃を避けないでいたら、ああしろこうしろと助言までしてきた。わざと攻撃に飛び込んだ。激痛が走る。やっと死ねると思った。彼の声が聞こえた。でも目が覚めてしまった。小さな小屋で寝かされていた。死ねなかった。
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もう一度戦いを挑んだ。わざと攻撃に飛び込んだ。それでも死ねなかった。目がさめると彼の家の物置小屋にいた。もう一度、と試してみた。やっぱりだめだった。死ねなかった。彼は殺してくれない。この雪の町じゃ死ねないとわかった。
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先に進んだところにSansがいた。食事に誘われた。毒殺でもしてくれるのかと期待したけれど、そんなことはなかった。淡く光る花が咲く水辺は、死ぬには絶好だと思った。滝に飛びこうとしたら、いつのまにかすぐ後ろにいたSansに腕を掴まれていた。死ねなかった。黒く音を立てる滝壺が遠い。
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Undyneという女騎士に出会った。明らかに殺意を持っていた。殺してくれると思った。やっと、死ねると思った。槍が身体を貫く直前Monsterkidが現れて私に身体をぶつけてきた。狙いが逸れた。痛みだけ残って死ねはしなかった。小さいMonsterが逃げろと怒鳴っていた。
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この世界は、ことごとくこちらの望みを叶えてはくれない。Monsterkidに怒られながらやってきたHotlandで、あの女騎士は干からびかけてバテていた。ここで死なれたら困る。あなたが死んだら、誰が殺してくれるんだろう。お水をあげた。女騎士は呆気にとられて、それから去っていった。
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誰もころしてくれない!どうして、誰もころしてくれないの。Papyrusから電話がかかってきた。あの女騎士と友達になれだって。冗談じゃない。友達になんてなったら、ころしてもらえない。どうして邪魔しようとするんだろう。電話の電源を切った。この崖から落ちてしまえ。
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腕を掴まれた。落ちれなかった。またこのひとだ。また、Sansだ。いつも、いつもいつも邪魔をする。神出鬼没のスケルトンは、こっちをいつまでも警戒しているくせして、やっと死ねると思うと邪魔をして、何も言わずにただ、へらへらと笑いながらその場でこっちが諦めるまでそばにいる。変なやつだ。
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骨の指が、腕を掴んで離さない。後一歩で、深く暗い谷底に落ちることができたのに。一回邪魔をされると、もうそれ以上は気力が起きない。抵抗するのも億劫だ。ぐいぐいと引っ張られるがままになっていると、いつのまにか変な形の家の前にいた。磯の香りがする。
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Undyneという女騎士は、Papyrusに散々言われて、表面上は有効的に接してくれようとしてたみたいだ。彼がいなくなった途端に、険しい表情に戻る。何か言ってるけどそんな言葉耳に入ってこない。それよりも、目を奪っていたのは、Papyrusが割っていった窓ガラスの破片だ。
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キラキラ光って綺麗なガラス。尖っていて、鋭くて、肌に突き立てればきっと深く刺さるだろう。大きめの破片を手にとって振り上げる。腕めがけて振り下ろそうとしたところで、後ろからその手をばちんと叩かれる。手から離れたガラスが遠くへ転がる。そしてもう一度、今度は頬へ、女騎士の平手が飛んだ。
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ふざけるなと言われた。何度も何度も叩かれた。それなのに本気で力が入っていたのは最初の一回だけで、後はもう騎士としてありえないほどの弱っちいビンタだった。大馬鹿だと罵られた。ちょっと涙声の女騎士は、熱々のお茶をテーブルの上に叩きつけるように置いてから、割れたガラスを片付け始めた。
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結局のところ、彼女もころしてくれなかった。ここではしねなかった。仕方なくほかの場所をさがす。もっと確実にしねる場所か、あいてを。あついあつい蒸気が吹き出る道をすすむ。飛び込もうとすると、やっぱり誰かしらに止められる。どうしてみんな邪魔するの?
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ラボで、Mettatonというロボットに出会った。殺人マシーンだという。ころしてくれるのかと期待した。でもすぐに、それは裏切られる。殺意がない。手を抜かれてる。殺す気もないのに、殺すふりをしている。でも、手に持ったそれは本物だよね?
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回転するのチェーンソーの刃に飛び込んだ。皮膚が千切れて血が飛ぶ。それでもすぐに下げられたせいで、致命傷にはならなかった。いないはずのAlphysが飛び出してきて、泣きながら、謝りながら手当をしてきた。別に謝らなくていいのに。Mettatonも、落ち込まなくていいのに。
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MettatonもAlphysも、本当は人間が好きなんだって。本当は友達になって欲しかったって。だから殺す気なんてないって。殺してはくれないって。心底がっかりした。チェーンソーに手を伸ばそうとしたけれど、すぐに片付けられてしまった。Mettatonに手をぎゅっと握られた。だめだよと言われた気がした。
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