OPもEDも格好良かったですね。これからが楽しみです。
予定に間に合いませんでした。すいません……
今回はレメディオスさんとグスターボさんしか出せませんでしたすいません……
目を開けると、そこには白い天井があった。少し身じろぎすれば、自分が今ベッドの上に寝ているのだと分かる。
ゆっくりと上体を起こした。窓から差し込む陽の光が暖かい。
「お、目を覚ましたか」
俺が起きたのを確認して、同じ部屋の奥に座っていた男が微笑む。彼は、中世の騎士のような格好をしていた。様になっている。ああいうのが似合うって羨ましい。
最初はそんな呑気なことを考えていたが、頭が覚醒してくると、まず自分の置かれている状況を把握しなければならないことに気がつく。
「ええと……ここは?」
「ここはローブル聖王国、人間の国だ。大丈夫、君の安全はひとまずは約束しよう」
「はあ……ローブル聖王国ですか」
いや、どこだよ?
そんな国俺知らないんだけど、まじで異世界に来てしまったんだろうか?
いや、それはいい。自分が訳分からない世界に飛ばされてしまったことはもとから勘づいていた。
それが事実なら、俺が知らないような国があったとしても別に不思議じゃないだろう……いや、分かんないけど……。
取り敢えず、今は自分自身のことだ。
俺の記憶は怖いネズミさんに襲われたのが最後だ。状況的にこのローブル聖王国とやらの兵隊さんが助けてくれたのは間違いない。
うん、それにはほんとに感謝します。
ただ、なんか不穏な発言が無かったか?
ひとまずとか言ってなかったか?
たしかに、状況的に今の俺はこのうえなく怪しい人物だろう。不法入国者だとか、下手したらテロリストの疑いもかけられているかもしれない。
ということはなんだ? 「ひとまず」って、場合によっては俺達がお前を殺しますよって意味なんじゃないか?! えぇ困る!
「もう少ししたら兵士長が来るから、そこで色々質問をうけることになる。嘘をつくのは君のためにならない、どうか真実を述べてくれ」
「はひぃ……」
ああ、やっぱり……すごい怪しまれてる。
兵士長って誰だろう。優しい人だといいなあ……
とにかく、その兵士長さんに自分の潔白を主張する必要があるだろう。うん、無理そうだ。だって自分が一番いまの状況を分かってないんだもん――
――ガチャリ
「失礼する。目は覚めたようだな。調子はどうだ?」
「おうっふ」
あ、駄目だ。このひとすごく怖い。あの目は殺し屋の目だ。色々順序すっ飛ばして死刑執行人が来やがった。
「おうっふ? まあいいか……俺はローブル聖王国の軍士パベル・バラハだ」
あれ? 話してみるとそんなに怖くない? いや、やっぱり顔見ると怖ぇや……とにかく名乗られたのならこちらも名乗るべきだろう。今はいかに自分が人畜無害な存在であるかを示すことが重要なのだ。
「ええと、私は鈴木悟です。この度は危ない所を助けていただき有難うございました」
モモンガと答えようかとも思ったが、流石に今の姿形でユーザー名を使うのは憚られた。
「ふむ、それは名がスズキで姓がサトルということでいいのか?」
「あ、いえ、名がサトルで姓がスズキです……はい、すみません」
ああ、なんで謝ってんだ俺……確かに「すみません」は日本人の万能スラングだけども! いや、でも、この弱弱しい態度は相手の警戒心を和らげたりするんじゃないか?
「いや、別に謝る必要はないのだが……その名前といい顔立ちといい南方の国の者なのか?」
「その南方と言われましてもですね…自分もどうしてあんな場所にいたのか分からなくて……正直ローブル聖王国という国の存在すら今まで知らず、祖国がここからどちらの方角にあるかなんて見当がつきません……」
パベルさんの眉の角度が険しくなる。
ああ! 怪しんでるよ! 怖いよ!
そりゃそうだよね! 「気が付いたらおたくのギルドにいました。よろしく」なんて言うやつがいたら、やまいこさんなら取り敢えず殴ってるよ!
でも、この世界のことを何も知らないまま噓をつくのはあまりに愚かな行為だと思う。嘘がばれて交渉の余地がなくなるよりは、多少不信感を持たれてでも事実だけで答えるべきだ!
「気が付いたらあそこにいたか……それは《転移/テレポーテーション》に失敗したということか?」
《転移/テレポーテーション》だって? もしかして、この世界にもユグドラシルと同じ魔法が存在するのか?
うーん、ここでうなずけばパベルさんも納得してくれそうだけど……もし、なぜ最初からそう説明しなかったのかと聞かれるとキツイよなあ。普通に嘘だし。それに《転移/テレポーテーション》がユグドラシルのものと全く同じである保証がない。もし違った場合さらに突っ込まれた質問をされたときになにかボロが出そうだ。
やはりここは正直に否定するべき!
「いえ、私自身は《転移/テレポーテーション》を使ってはいません」
返答の中で、他者に何かされた可能性は匂わせておく。なんか後でいい感じの言い訳の役に立ちそうだからそうする。
「ふうむ……その口ぶりから察するに、スズキ殿にも魔法の心得はあるのか?」
「ええ、まあ、少々は……」
「なるほど……」
パベルさんは何かを見定めるようにその目をさらに細くして俺を睨む。
正直すごく怖い。冷や汗をダラダラ流しながら、先までの自分の発言に変な所はなかったかを考える。いや、変な所はたくさんあったと思う。むしろ変な所しかなかった気もしてきた。しかし、少なくともこの場で殺されるような失言は無かったはずだ。
ふと、パベルさんが俺の手元に目を落としていることに気がついた。
「その指輪なんだが、マジックアイテムだろうか? もし外して問題がないのなら預からせてほしいのだが」
しまった……指輪のことは意識して無かったから装備されたままだったのか……。
この指輪は取られるとまずい奴が多いんだよな……
うん、これくらいならちょっと嘘ついても大丈夫かな?
これを奪われて調べられる方がよっぽどまずい気がする。指輪の性能的に戦う気満々だと思われる。
あと、課金しまくったアイテムを失うのが嫌すぎる。よし嘘つこう。
「すいません……この指輪は生命維持に必要なものでして……外すのはちょっと……」
「生命維持? だとしたら、勝手に外しておかなくて良かったな……病気か何かなのか?」
「いや、その、呪いとか……そんな感じです……ハイ」
「ふむ、呪いか」
あ、適当なこと言ってしまった。
ええ、もうどうしよう、これ以上追及されたら絶対ボロが出るって……頼むからここで別の話題に変わってくれ……!
「ああ、では最後に一つだけ、君の祖国の名前を教えてもらえるだろうか?」
祖国か……そりゃあ日本だけどこの場合はなんか違う気がするな。
さっきの魔法もそうだけど、この世界ユグドラシルとは全く無関係じゃない気がするんだよなあ。
もしかしたらなにか知っているかも知れないな……よし!
「ユグドラシルというのですが、何かご存知ですか?」
*****
「いや、申し訳ないがそんな国は初耳だな」
「そうですか……」
サトル・スズキと名乗った男は酷く残念そうな顔をする。祖国に帰る手掛かりを求めているとすれば自然な反応であろう。
パベルとしては、もう少し聞きたいことはあったが、これ以上は彼の対応できる範疇を超えそうである。特に魔法やマジックアイテムに関しては職務上必要な知識を持つだけでさほど詳しくはなかった。
「では、一旦質問はここまでにする。我々はしばらくここを去るが、ドアの向こうには見張りがいるし、窓の向こうにも兵士が在中している。変な気は起こさないでほしい」
「はい! もちろん、大人しくしています」
「そうしてくれると助かる。では失礼する」
パベルは、そう告げて部下とともに部屋を出た。扉の前の兵士に目配せすると、その兵士は「お任せください」と笑って横の筒をポンポンと叩く。この筒は部屋の中につながっており、中に鏡を仕込むことで外から部屋の様子をうかがえるようになっている。パベルは、兵士が自分の務めをしっかり把握していることを確認して廊下を歩きはじめる。
しばらく歩いて、部屋から十分離れたころにパベルは部下に問いかけた。
「あの男、目覚めてから何か怪しい動きはなかったか?」
「ええ、特にありませんでした。あのスズキという男が目覚めたのは兵士長がくる直前でしたからね、何もする暇ありませんよ。にしても、《転移/テレポーテーション》とは思い切った質問をしましたね」
部下が驚くのも無理はない。
《転移/テレポーテーション》といえば、第五位階以上の魔法である。そんな高位魔法が使える存在は聖王国の神官団にすら――実は内密にされているだけで神官団団長のケラルト・カストディオは第五位階魔法を行使できる――いない。
「確かに馬鹿げた質問だったと思うが、あの夜の男の現れ方はいささか妙だったからな」
「妙ですか?」
「ああ、俺には突然現れたように思えた。あの場所に、それこそ《転移/テレポーテーション》を使ったかのようにな。もし、普通に歩いてきたならあんなに接近するまで誰も気が付かなかったのは不自然だ。というか、あそこまで亜人に襲われず辿り着けるとは思えない。鉄鼠人共も、突如現れた獲物に喜び勇んで横の森から出てきたといった感じだったからな」
「《不可視化/インヴィジビリティ》を使っていた可能性は?」
「それだってかなりの高位魔法だろう、それにあんな場所で魔法をとく理由がない」
「しかし、《転移/テレポーテーション》じゃそれほど長距離の移動はできないでしょう?」
「確かにな、お前の言う通りだ。そもそも、それほどの高位魔法が使える男が、鉄鼠人ごときに手も足も出ないのはおかしな話だな……やはり、ユグドラシルの何者かが未知の魔法をあの男に行使したのだろうか?」
「お、ということはあの指輪を外すと死ぬ呪いもその何者かが?」
「あの話が本当ならそうかもしれんな。しかし、だとすればあの男、ユグドラシルではそんな事件に巻き込まれる程度には特殊な地位にいたということか――――いや、いかんな、何も分かってないのに憶測ばかり口にしてしまった」
「すこし楽しかったですけどね、なにか御伽噺みたいで……ああ、そういえばあの男、魔法は使えるようでしたがどの程度でしょうね」
「鉄鼠人に後れを取るんだ。よくて第二位階、まあ第一位階が関の山だろう……ん?」
廊下の向こうから一人の兵士がパベル達のもとに駆けてきた。
「どうした?」
「はっ! さきほど、レメディオス・カストディオ聖騎士団長殿がお見えになりました! 例の男の件で話が聞きたいと応接室でお待ちです!」
「なに? 近くの聖騎士駐屯地にでも視察にいらしてたのだろうか……了解した。今から向かおう」
*****
兵士が扉を開けて、パベルが部屋に入る。パベルの姿を確認して立ち上がりお辞儀をしたのはグスターボ・モンタニェス、聖騎士団の副団長である。そして、ソファに座ったまま、軽く右手を挙げたのが聖騎士団団長レメディオス・カストディオ、聖王国九色のうち白色を戴く女聖騎士である。四大聖剣の一つ聖剣サファルリシアを賜っているが、今日はそれを帯刀していない。それは、「強き剣を持てば、それに溺れて基礎を疎かにする」という彼女の信条によるものであった。
「団長殿、わざわざ
「いや、こちらも急に押しかけてすまなかったな。早速だがその保護した男について話をしてもらえるか?」
レメディオスは口に出さなかったが、今の言葉の最後には「グスターボに」というのがつく。レメディオスでは、ここで話を聞いても城に着くころには八割がた忘れてしまっているだろう。
それを承知しているグスターボは、パベルの話に真剣に耳を傾ける。
パベルが粗方話し終えたところで、レメディオスが口を開いた。
「ふむ、ユグドラシルという国は私も聞いたことがないな。まあ、忘れているだけかもしれんが、グスターボ、お前はどうだ?」
「いえ、私も初耳ですね」
「うーん」といって、レメディオスは手をあごに持っていき、考える人のポーズをとるが、実際彼女が考えているのは「妹かカルカ様なら知ってるかな?」ということだけであった。
そんな聖騎士団長の横から、グスターボがパベルに質問をする。
「兵士長殿が話をされた感じでは、その男に噓をついている様子はありませんでしたか?」
「そうですね、自分の観察眼に頼っただけですから断言こそできませんが、ほぼ事実を話しているように思えました。指輪の下りだけは少々怪しかったですが、無理矢理奪って取り返しのつかないことになってはまずいですから」
これにはレメディオスも「うむうむ」と頷く。もしサトル・スズキの話が事実なら、この男の境遇は大いに同情に値した。人間である以上悪人でないのなら助けてやりたいと考える。
「まあ、確かに聖王国に侵入して何か企んでいるとしたら、行動も言動もあまりにお粗末ですね」
部下の言葉に「そうだな」と答えるが、どこらへんがお粗末なのかよく分からない。というか、人づてでははっきり言って何も分からない。
業を煮やした、レメディオスはパベルに提案する。
「私もその男と直接話をしたいのだが構わないな?」
「は? 団長殿がですか?」
「ああ、そうだ」
直接話せば勘で、その男に害意があるかどうかぐらいは分かる自信があった。
パベルは少しの間、考え込んでいたが、最後には顔をあげてそれを了解する。
「分かりました。団長殿でしたら、万が一の時にも対応できるでしょう。よろしくお願いいたします」
*****
パベルがいなくなってからしばらくが経った。
サトルは特にすることもないので、自分の内側に意識をむけ、もう一度落ち着いて自分の使える魔法やスキルを確認する。
(うーん、なんか、オーバーロードだった時にはできたけど今では使えなくなってるスキルや特殊能力があるっぽいなあ)
アンデッドの基本特殊能力(クリティカルヒット無効、精神作用無効、飲食不要、闇視/ダークヴィジョン等々)はすべて消失しているようである。今のサトルは人間であるから当然と言えば当然であろう。
(というか、今の俺のカルマ値ってどうなってんだろう? 正に振れているなら《神炎/ウリエル》のダメージは上がってるはずだけど……まあ、そもそもこの魔法は覚えてないしな。攻撃魔法なんて使う機会はない方がいいんだ)
そう考えて、サトルは《異界門/ゲート》や、《上位転移/グレーター・テレポーテーション》といった逃げるようの魔法の発動手順の確認をする。
その時、こちらに近づいてくる足音に気が付いた。
(パベルさんが戻ってきたのかな?)
そう考えて、もしもの時のためにいつでも魔法が使えるように構える。
――ガチャリ
(あれ? パベルさんじゃない? 綺麗な人だけどなんかちょっと怖いな、パベルさんほどじゃないけど)
部屋に入ってきたのは、銀色の全身鎧に白色のサーコートを纏った女性であった。
「私は、ローブル聖王国、聖騎士団団長のレメディオス・カストディオだ。お前がサトル・スズキで間違いないな?」
「は、はいそうです。この度は命を救って頂き誠にありがとうございました……ええと、団長さんということはこの国のお偉いさんということですよね?」
「ん? ああ、そうだな。私は偉いぞ! 無論、カルカ様の方が偉いがな!」
「ええと、カルカ様というのはどなたでしょうか?」
サトルのその質問に、レメディオスの口元が緩む。自らの敬愛する主の話をすることが喜びであるのは聖騎士団長もどこぞのサキュバスも同じなのである。
ちなみに、この時点でレメディオスは本来の目的の九割を失念していた。
「なんだ? バラハはそんな大切なことも話してなかったのか、ならば仕方ない、この私が語ってやらねばなるまいな!」
「はい、お願いします」
「うむうむ! カルカ・ベサーレス様はこの国の王女様であり、慈悲深きお方だ! その美しさはまさにこの国の至宝であり、さらには魔法に関しても非凡な才能を持ってあられる!」
「それは……すごいですね」
天は二物も三物も与えるものだなと感心する。
「それだけじゃない、カルカ様は国民を心から愛し、家族のように想っていらっしゃる! このローブル聖王国が誰も泣かない国となることを心から願い、統治されているのだ!」
「それは、理想の統治者ですね!」
サトルは、日本の税金を食いつぶすだけの政府を思い出して、心からそう思った。やはり、どこの世界にも名君とはいるものだと。
レメディオスは、そんなサトルの反応に気分を良くする。
「ところで、お前の祖国……あー……ユグ…」
「ユグドラシルですね」
「ああ、そのユグドラシルの王は良い統治者ではなかったのか?」
「うちの(運営)はクソでしたよ。俺たちが惑い、苦しみ財産をうしなっていく(課金)さまを見て楽しむような感じでした」
これにはレメディオスが驚いた。私腹を肥やすために結果的に民を苦しめる暗君ならば何人か知っているが、民を苦しめることそのものを楽しむ外道の王がいるとは思わなかったのだ。
レメディオスの中でサトルに対する同情の度合いが跳ね上がる。
「俺もこの国の王女様のような方が治める国に生まれたかったですよ……」
「安心しろ、お前がこの国に害を及ぼそうとする者でないことが分かれば、きっとカルカ様はお前を新たな国民として迎えてくださるはずだ」
「そうなってくれたら最高ですね……」
「部屋に一人にしている間に、あの男に怪しい動きは無かったか?」
「はい、ずっと大人しくしてましたよ」
パベルは、兵士の言葉に一先ず息をつく。そんな、彼にグスターボが声をかける。
「あの男は、これからどうするおつもりでしょうか?」
「そうですね……すこし可哀想ですが、詳しいことが分かるまでは警備が厳重な牢屋に入れておこうかと思います。もちろん、犯罪者という扱いではないので色々融通はきかせますが」
牢屋とは穏やかではないが、実際それしかないかとグスターボは唸る。そして、それからは扉の向こうに意識を集中させる。サトル・スズキとやらが下手にレメディオスを怒らせてしまった場合自分が止めに入る必要があるからだ。
しばらくして、扉が開きレメディオスが出てきた。機嫌はよさそうである。
「団長どうでしたか?」
「うむ、なかなか気分のよい男だったな」
レメディオスの能天気な答えに、グスターボは苦笑いをする。
「それは、団長が見る限りあの男に、この国を害する意志は無かったということですか?」
「ああ、少なくとも私は、あの男から害意は感じなかったぞ。それに、カルカ様の偉大さを語ったら大いに感動していたからな、悪い人間じゃないと思う」
「それは、団長殿の機嫌を取るために媚を売っただけということはありませんか?」
パベルのその質問にレメディオスは少しムッとした。
「そんなことはない。私はこれまでそうやってカルカ様に取り入ろうとする不逞の輩を何人も見てきた。本当にカルカ様を尊敬しているかそうでないかくらいの区別はつくぞ」
「これは、失礼しました」
素直に謝るパベルに、レメディオスはすぐに機嫌を直す。
そして、話題を変えてパベルに話かける。
「バラハ兵士長、あの男の当面の処遇なんだが……」
「ええそれでしたら……」
パベルは、先ほどグスターボに話したことをもう一度説明しようとするが、すかさず紡がれたレメディオスの言葉に遮られた。
「お前の実家に居させてやってくれ」
「……は?」
次回こそ、カルカ様やケラルトさんを出したいです。
あと、どうしよう、パベルさんの奥さんの名前知らない
誤字修正してくださる方、本当に助かっております!
次回更新は、7月17日を目指してます