骸骨道中膝栗毛   作:おt
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前回のあらすじ
オルランド「おっしゃ!!パーティーはじまりだ!!」

コキュートス「まさに!戦士の鑑やな!!」

モモンガ「うわぁ…(ドン引き)」


9#聖王国防衛戦ー序章ー

「全部隊、配置についていますか?ケラルト?」

 

中央広場を視界に入れつつカルカがケラルトに確認の作業を行う。この場にはカルカ、レメディオス、ケラルトと聖騎士、神官がそれぞれ20人ほどしかいない。勿論、この場における全戦力がこれだけということではない。

中央広場――主に魔現人(マーギロス)が進行してくるルートには全聖騎士団500人とほぼ同数の神官団がそれぞれの配置に就いているしそれらの見習いの部隊も合わせるとかなりの数になる。そして、それらの戦力を指揮するのは、聖騎士団の副団長である9色の一人、桃色を戴くイサンドロ・サンチェスや同じく副団長のグスターボ・モンタニェス、さらに神官団副団長らだ。彼らの指揮能力はかなりのものであり、寡兵で多くの亜人軍団に勝利した実績を持つ者もいる。

 

「はい、たった今伝言の魔法で全部隊の配置完了が伝えられました。そろそろ、伝令兵による配置完了報告がくる頃だと思われます。」

 

打てば響くようなケラルトの完璧な返答にカルカは満足げにうなずく。そして、視線を左隣りに移し聖騎士団長として相応しい装備を整えたレメディオスを捉える。

 

「今、全部隊の配置が終了したようですよ。レメディオスは今回の作戦における私達の動きはちゃんと把握しているかしら?」

 

「ええ!勿論、把握していますよカルカ様!」

 

こちらも打てば響く返答ではあるのだが、ケラルトのものと違って真偽が怪しい。レメディオスは戦闘時における勘や戦略といったものは間違いなく一線級なのだがそれ以外は、はっきりいうとポンコツである。

 

(全部隊の配置について聞く相手がケラルトではなくレメディオスだったら…と考えるとどんな返答が返ってくるのやら、面白そうだけど聖騎士団のトップと考えると頭が痛いわね…)

 

しかし、レメディオスの純粋さは王位継承争いという終わりなき戦いに身をおくカルカにとっても大きな救いになっているので治してほしいとは思っていない。治るとも思ってはいないが。だが、今回の防衛線は一つ手を間違えば国の存続すら危ぶまれるほどの一大事である。1団体の長としてレメディオスも作戦は頭にいれておく必要がある。

 

「いい?レメディオス。ちゃんと聞いていてくださいね?今回、中央広場は私達部隊と魔現人300程度、山羊人400程度の戦いになるわよね。さらに、相手の部隊には氷炎雷で有名な魔現人の長も確認されているようです。ですが、それを含めても私たちの戦力のほうが相性や防衛側としてホームで戦闘するという点から有利に戦闘を動かせるという見解が幕僚や上層部の総意として出ています。ここまでは理解できましたか?」

 

子供に言い聞かせるような喋り方ではあるが、言ったことが右から左に流れるレメディオスを相手にした確認なので悪意はない。レメディオスも今回の説明がちゃんと頭に入ったようで力強くうなずいた。

 

「そして、ここからが大事なところですがもう一つの戦線である左翼(将軍+軍VS山羊人900)は協議の結果、殲滅は困難と考慮しました。よって途中でこちらの戦線に追い込む形にしたいと考えています。つまり、私達が今回の戦において一番の要の戦線ということです。」

 

言外にこの戦いでの最重要人物はレメディオスなど戦闘力上位のメンバーであるということも言っているようなものであるが、そこまでレメディオスが読めなくても自分の大まかな動きや立ち位置を理解できただろう。レメディオスの顔がより一層引き締まる。

 

「カルカ様。」

 

レメディオスの作戦の理解がすんだことにカルカが満足していると右隣りのケラルトが耳打ちしてきた。カルカもケラルトの口に耳を近づける。

余談ではあるが、この様な3人の距離の近さや全員が未婚であることは「カストディオ姉妹とカルカ聖王女はそちらの趣味を持っている」という噂が立つ原因でもある。カルカ本人としては、そちらの気は全然ないので勘弁してほしいところではある。

それどころか、結婚願望が抑えきれないところまで来ており彼女の趣味である美容関連は、趣味?と首をかしげるレベルに鬼気迫ったものになってしまっている。だがカルカの飽くなき探求心?の結果、聖王国は美容関係の技術は周辺諸国でとびぬけた存在になっており決して無駄にはなっていない。

 

「右翼(バラハ・カンパーノ・パルテナン・冒険者VS半人半獣(オルトロス))のほうですが、懸念されていた獣王の気配は見られず、全く別の獣身四足獣(ゾーオスティア)がいることから別の部族であると考えられます。」

 

ケラルトの耳打ちの内容にカルカが安堵のため息をつく。獣身四足獣は強力な亜人であり、通常でも飛行が使えるものがいないと対処が難しい。

しかも、獣王はその獣身四足獣の中でも非常に強く、報告では遠距離との闘い方も心得ているとされており難敵である。しかし、今回、獣王の姿は確認されていない。しかも、獣身四足獣は同族と群れることはない。

基本的に一部族に一体しか所属していないとのため、よっぽどの変わり者でなければ今回は侵攻部族には所属していない可能性は高い。

 

「それは、幸先が良いですね」

 

「報告!現在、第一配属部隊が亜人と交戦を開始!作戦通りカルカ様の部隊も敵の首魁まで迎っていただくようお願い致します!」

 

聖王国史に刻まれる亜人同盟の大侵攻。そのなかでも激戦となった中央広場戦が始まったのはカルカ達が会話を切ったちょうどその時だった。

 

 

―中央広場 第一配属部隊―

 

聖王国未曾有の危機といえる亜人大侵攻。聖王国側は、亜人部隊の侵攻ルートに合わせて人員を配置し対応した。中央広場の戦線に配置された第一配属部隊もその1つだ。彼らの主な目的は「亜人の侵攻が本部の予想通り行われているか」を確認するものであり、現在の聖王国側での所属部隊では亜人との距離が一番近く危険な役割に徹しているといえる。

 

(私は見習いとは言え、聖騎士なのに…なんで野伏(レンジャー)みたいな役割を与えられているんだろ。)

 

 

その第一配属部隊でため息を大きく、しかし周りには聞こえないように吐く人物が一人。彼女はネイア・バラハ。現在ついたため息の理由は彼女の理想と現実のギャップをひしひしと感じているからである。

しかし、だからと言ってこの重要な任務を放り出すほど子供でもないので頬を軽くたたいて気合を入れなおす。

現在は隠密任務のため他の隊員と物陰に隠れ様子を伺っているので音を殺していれた気合だったが背筋が伸びるのを感じる。しかし、不満は消えてくれない。

 

(本当は分かってますよ!自分は剣の腕よりも弓の才能があるって!でも…仕方ないじゃない。聖騎士に憧れちゃったんだから…)

 

彼女の母は聖騎士であり、ネイアもゆくゆくは母の様な立派な聖騎士になりたいと考えている。しかし、多くの時間を鍛錬に費やしている剣よりもほとんど磨いていない弓の方が得意という事実はネイアの心にくるものがあった。

 

(やっぱりこの犯罪者みたいな目と一緒に弓の才能しか引けなかったのかなぁ)

 

彼女の父はこの国の9色の一人、パベル・バラハ。稀代の弓の名手であり今回の防衛戦においても主力の一人として数えられている。そんな彼の人相は非常に悪く良く言って暗殺者、悪く言えばただの殺人鬼にしか見えない。

その特徴を目に色濃く受け継いだネイアは小さい頃から「何でにらむの?」 「怒ってるの?」と周りから誤解されることも多かった。色々と思いつめたネイアが落ち込んでいると、この隊でもう一人だけいる野伏である小隊長がハンドシグナルをネイア達がいる後方に送り始めた。そのハンドシグナルの示す意味は

 

“敵の接近を確認”

 

ネイアの心臓が一気に跳ね上がる。周りにいる隊員たちはネイアよりも多くの現場を経験しているからだろうか?冷静な表情を崩さない。しかし、粒の小さい汗をかいているのがネイアの鋭敏な視力には映ってしまい、尚更緊張してしまう。これほど大規模な亜人種との戦闘はネイアだけでなく他の隊員も初めてであるのだから緊張するなというほうが無理だ。

 

さらに緊張の理由はそれだけではない。

 

この隊の主目的は「亜人の侵攻が本部の予想通り行われているか」ではあるがもし亜人の侵攻が想定からずれた場合それらを他の大隊にぶつけるために誘導しなければならない。野伏に従事するネイアは敵との戦闘よりも大隊への伝令が主目的ではあるため戦闘はないと思われるが、危険がないわけではない。もしかすると亜人達に1人だけ他と違う動きをする人間として目をつけられる可能性すらある。

 

(もし、狙われたら私は助かるかな…)

 

足には自信がある。大抵の相手ならその俊足で巻くことは可能だろう。しかし、亜人種は人間との基礎スペックが違う。そうして、またもネイアが思いつめているタイミングで小隊長からハンドシグナルが送られる。そして、その内容はネイアだけでなくこの小隊の全員が望んでいないものであった。

 

“侵攻ルートの離脱を確認。”

“数は100程度”

“各自、行動に移れ”

 

ネイアは尊敬する両親の姿を心に思い描く。

 

(お母さんやお父さんの様に私も立派な戦士として勤めをはたします!どうか力をください!)

一瞬ではあるが大きく息を吐きながら、自分自身に気合をいれネイアは走り出した。

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

―右翼(バラハ・カンパーノ・パルテナン・冒険者VS半身半獣)―

 

中央広場の戦線でネイアの所属する第一配属部隊が亜人との交戦を開始したころ…およそ700体とみられる半身半獣と3人の9色を含む聖王国連合部隊は混戦の真っ只中にあった。

戦局は聖王国側が圧倒的に優位と言っていいだろう。合流したパベル・バラハの弓兵部隊が援護しつつ残りの脳筋メンバーが半身半獣に肉弾戦をしかけるという単純な作戦ではあるが両者が上手くかみ合い戦局を上手く操作している。

そして、そんな漢臭い戦場で冷静に戦局判断を行っている人物がいる。その姿はあるものがみれば戦場を前にしても動じない豪胆な偉丈夫、しかし別のものは戦場を前にしても自分では動かない愚か者にも見えるかもしれない。

彼がなぜそうしているか。時は、決戦前に遡る…

 

オルランド達と行軍し現場に着くと金髪で細身の全体的にチャラチャラした格好の男が近づいてきた。身目はただの優男にしか見えないが背中にしょった細い長刀が一般人でないことを物語っている。

 

「オルランドさーん!こんちわっす!こちらの方たちが噂のオルランドさんに勝ったって人達っすか?」

 

「初めまして。私はモモンというものです。こちらがナーベとコキュートスです。今回の戦には私達も参戦することになったのでどうぞよろしくお願いします。」

 

モモンの挨拶のあとにオルランドが金髪の青年に首肯する。

 

「それに、実力の方はまちがいねぇ。心強い助っ人だろ。つーかお前も自己紹介しろよ」

 

「おとっと、そいつは失敬。俺はレメゼン・パルテナン。一応、9色の一人で今回の右翼の混合部隊のリーダーの一人って感じっすねー。」

 

その後、チャラい自己紹介を終えたレメゼンの顔が急に真剣になる。その顔の変化の落差にモモンガは存在しないはずの血液が一瞬で引くような感覚に陥る。

 

(まずい!こいつ、俺の正体に気づいたんじゃないか!?)

 

モモンガのこの解釈はレメゼンの表情がかなり変化したこともそうだが、オルランドから聞いたタレントや武技の情報からの解釈でもある。

この世界にはユグドラシルには無かった能力であるタレントと武技というものがどうやらあるらしく、タレントの方は大抵はくだらない能力だが中には魔法詠唱者の使用可能位階がみえるなど看破系の能力もあるらしい。

現在、うっかり幻影の顔を作り忘れたモモンガは内心大いに慌てた。

 

(武技とかいう未知の能力を見れるかもとかでモチベーション上がってたのにこの展開はまずい…まずすぎるゥ!!)

 

場合によっては記憶操作や時間操作を行わなければならないとモモンガが腹を決めた、その時…

 

「おぉ…こちらのお嬢様はナーベさんと仰るのですね!!惚れました!一目惚れです!!付き合って下さい!!」

 

モモンガは腹に入れた力が一気に抜け、ガクッと体のバランスが崩れた様なリアクションを取りそうになる。

しかし、コキュートスやナーベの前でみっともない姿をとるわけにもいかないので不動のポーズを維持する。しかし…

 

「煩い下等生物(ナメクジ)。舌を引き抜きますよ?」

 

思ってもいなかったナーベの毒をふんだんに含んだ返しに「ちょっ…」と口から洩れ、狼狽えてしまうモモンガ。

もし、先程の自分の恋人の振りをするという提案(8話参照)でこの返しをされたらゲロを吐きながら地に伏す自信がある。

実際、モモンガは骸骨なのでゲロは吐けないのだが。

 

「厳しい御断りの言葉ありがとうございました!!では、友達から始めてください!」

 

「死ね。下等生物(ウジムシ)。目をスプーンでくりぬかれたいの」

 

(うへぇ、ちょっとポンコツなところに目が行ってたけど毒舌もすごいな!これからはナーベラルは怒らせないように気を付けないとなぁ)

 

 

ナーベラルの毒舌がNPCの崇拝の対象(至高の御方)に向けられることはあり得ないのだが、臆病な鈴木悟(童貞)は自分の精神の安寧のためナーベラルとの会話は慎重にしよう…とオルランドに拳骨をくらっているレメゼンを視界の隅にいれながら心に決めた。

 

「全部隊に告ぐ。ただいま半人半獣の部隊は私たちの後方まで迫っている!各自、戦闘準備を開始!」

 

そんな、茶番をやっている間にも亜人との距離は縮まっていたらしく弓を片手に担いだ兵士が拡声しながら全体に亜人の接近を知らせる。途端にオルランドは獣のような獰猛な笑みを浮かべ、自分の後方にいる部下に呼びかける。

 

「よーし!お前らパーティーの始まりだ!!あちらさんをたっぷり可愛がってやろーぜ!!」

 

「あらら、オルランドさんは盛り上がってるね~。よっしゃ!俺らも緩く亜人どもをぶっ殺しますかね!ナーベちゃんもまたね~」

 

それに続き、レメゼンも部下に発破をかけると敵の方に向かう。それを確認したモモンガはすでにメイスを構えているコキュートスにいつもの観察を頼む。結果、敵のレベルはほとんどが10レベル前後ということだった。

 

「これで安心して媚が売れるというものだ。よし!報酬を得るためにも亜人どもには犠牲になってもろうか」

 

モモンガはコキュートスと不機嫌そうなナーベラルを連れて人と獣が混在する戦場に赴いた。

 

モモンガは仁王立ちしながらも現在の状況に至るまでの過程を思い出す。さっき戦場に参戦したモモンガ達はなんの痛痒もなく敵の半人半獣を斬り、潰し、焦がしていく。あまりやりすぎると目立ちすぎるので程々に手を抜くのも忘れない。

当初はオルランドを含めた周りの人間も心強いとばかりにモモンガ達と共闘していたが、ある程度斬り進んだところでオルランドが何かに気づいた素振りをし、その後にモモンガ達に

 

「ここの戦場の援護はもう十分だぜモモン殿!作戦の内容的に一番苦戦するのは中央広場だと思うんでそっちに向かってくれると助かる!一応、モモン殿にも全体を見てもらって問題がないか確認しててくれねーか?案内人にうちの班の野伏をつけるからよ!あとはよろしく!」

 

そう言い切ると待ちきれないとばかりに1方向に突き進んでいってしまった。

 

(あいつ、絶対強い亜人を見つけたからあんなこと言ったんだろうな…目がらんらんにかがやいていたもんなぁ)

 

そう、モモン達に指示を出していたオルランドはまるで欲しかったおもちゃを前にした子供の様に落ち着きがなかった。まだ半日の短い付き合いだがあまりに分かりやすい性格のオルランドの感情の動きはモモンガにも容易に想像ができた。

 

「まあ、媚を売るならこの世界にもいるらしい王族に売ったほうが効果はでかいだろうし結果オーライというやつだな。」

 

モモンガは少し呆れながらもオルランドのつけた案内人とともに中央広場に向かった。

 

◆◆◆◆◆◆◆

 

「ぐっぐぐぐっ…」

 

肉食獣の下半身に獣人の上半身をもつ怪物が目の前の人間を払いつつ笑う。第三者が聞けば奇妙なうなり声に聞こえるかもしれないがこの笑い声をあげたベッドからすると腹の底からでた笑いである。

彼は自分よりも遥か格下の相手を蹂躙することが楽しみでありそれ以外には積極的に興味を示さない。

結果彼は日ごろ溜まっていたもの発散するように相手の人間をその筋肉の隆起した腕で殴り飛ばし、押しつぶし蹂躙する。

相手の人間は抵抗も虚しくにただの肉塊に成り果てる。当たり前だ。ベッドのレベルは30に近い、難度であらわすと90前後である。これは、この世界の冒険者のランクで言うならアダマンタイトという最高位に位置する。よって、ただの人間風情にはベッドに抗うことはできない。しかし、何事にも例外があるように、か弱き人間にも例外は存在する。

ベッドは自分の斜め後ろから接近する濃厚な殺気に気づく。その瞬間

 

ギィーーン!!

 

ベッドの装備する楕円盾に2本の刀がぶつかり火花が散る。その刀を装備した人間はすぐ後ろに退避するとさっきの剣とは別のものに装備を切り替える。

 

「俺の武技を防御するってことは、なかなかできるやつってことかい。嬉しいねぇ…。さて、その壊れた盾は捨ててもう1戦といこうかい!」

 

人間の言葉により自分の盾が壊れていることにベッドが気づく。

 

(こいつは…強い?)

自分の盾を壊すのはそこまで難しいことではない。

アベリオン丘陵の亜人達の文明レベルは基本的に低い。よって盾を壊すことくらいはできるだろう。

しかし、問題はベッドの腕が衝撃でわずかにではあるがマヒしていることである。肉体能力ではアベリオン丘陵でもトップレベルといえる自分の腕をマヒさせるほどの一撃をだす人間…負けはしないだろうが戦うのは面倒…。

 

「っておっおい!どこに行きやがる!!」

 

この人間と戦うのは気持ち良くない。そう判断したベッドはオルランドに背を向けて走りだす。そして、自分についていた供である半人半獣に伝言を走りながらぼそぼそと伝える。ベッドの要件を聞き終えた半人半獣はアベリオン丘陵の方向に走り去っていった。

 




今回のオリキャラ
レメゼン・パルテノン=チャラい。9色の戦力が足りないために登場させました。台詞が某銀級冒険者ぽいのは、作者の好きなキャラだからです。

miikoさん、高機動トウモロコシさん誤字報告ありがとうございます。







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