魏の蒋幹は、旧知の友である周瑜を寝返らせようとします。しかし、呉の大都督にまでなった周瑜は一筋縄の男ではなくて、ある秘策を持って、手紙を盗ませようとしていたのです。そこで、周瑜が、どのような方法で手紙を盗ませようとしたのか紹介しましょう。
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『第39話 蒋幹、手紙を盗む』のキャスト
蒋幹が、友情を装って周瑜を寝返らせようとする『第39話 蒋幹、手紙を盗む』に登場する人物や、声優さんたちは以下の通りです。
- 曹操(魏)/蒋幹を呉の陣営に派遣(声:樋浦勉)
- 蒋幹(魏)/曹操に周瑜を寝返らせる事を進言(声:林和良)
- 蔡瑁(魏)/曹操に叱責される将軍(声:高山春夫)
- 張允(魏)/周瑜に警戒される将軍(声:鈴森勘司)
- 周瑜(呉)/諸葛亮の言葉に激怒する将軍(声:小山力也)
- 小喬(呉)/剣舞を披露する周瑜の奥方(声:園崎未恵)
- 魯粛(呉)/諸葛亮をなじる文官(声:岩崎ひろし)
- 呂蒙(呉)/周瑜に曹軍の動きを報告する将軍(声:成田剣)
- 諸葛亮(江夏)/周瑜を牽制する軍師(声:堀内賢雄)
『第39話 蒋幹、手紙を盗む』のストーリー
周瑜は、曹操との大戦に備えるために、夏口へ向かおうとします。しかし、妻の小喬が「私も付いて参ります」と言うのです。これには妻思いの周瑜は「兵営は粗末で野宿するかもしれないのだぞ」と退がらせようとしますが、小喬が何回もお願いするので、妻も戦場へ連れていく事にしました。
周瑜の寝返り工作(起)
周瑜は、諸葛亮が東呉に災いをもたらす者として警戒するようになったので、諸葛瑾を使って寝返らせようとします。そこで、諸葛瑾は今まで会いにいけなかった事を詫びますが、諸葛亮は「公を第一にするのは当たり前の事です。私が兄上の立場であれば、同じ事をしたでしょう」と慰めます。
諸葛瑾は頃合いが良いと思って、寝返らせようとした時に、諸葛亮は「兄弟が共に行動をすれば、これほど良い事はありません。兄上、私と共に劉備様に仕えてみませぬか?」と先手を打ってきたのです。これに諸葛瑾は「それは折を見て、また話そう」と苦笑いするばかりでした。
早速、諸葛瑾は周瑜に寝返り工作が失敗した事を報告します。周瑜は「それで、先生のお気持ちは?劉備に仕えるおつもりですか」と尋ねたら「主君の恩は山の如し、劉備に仕える気はありません」と答えます。周瑜は「よくぞ言われた、しかし弟君も同じ思いであろう」と馬で戦場へかけていきました。
諸葛亮を亡き者にしょうとする周瑜(承)
周瑜は、諸葛亮を寝返らせる事ができないと知ったら、すぐに諸葛亮を呼び出します。そこで「曹操が袁紹を打ち破った要因は何か?」と尋ねて、諸葛亮は「糧道を絶った事でしょう」と答えます。そこで、周瑜は「2千の軍勢を与えるので、曹操の糧道を絶って欲しい」と諸葛亮に軍令を出しました。
これに諸葛亮は承知して、すぐに動き出そうとします。その不穏な動きを察知した魯粛は、すぐに諸葛亮のもとへ向かいます。所が、諸葛亮は「周瑜殿は水上の戦しか知りませぬな」と高笑いしたのです。これに魯粛は、すぐに周瑜に伝えて「許せぬ!言ってやれ、私が夜襲を行う」と激怒。
魯粛は、諸葛亮のもとへ行き、その事を伝えたら、諸葛亮は驚くふりをします。しかし、魯粛は「それこそ、そなたの目論見通りでは?」と笑います。諸葛亮は「私もお聞きしたい、私が周瑜殿が水上戦しかできないと嘲笑った時に、私の意図を見抜いていたのでは?」と尋ねて、それに魯粛は何も言わず不敵な笑みで返すばかりでした。
曹軍に集中する周瑜(転)
魯粛は、周瑜に「諸葛亮を始末するのであれば、曹軍を倒した後でございます」と進言したら「その通りだ」と答えるばかりでした。そこへ呂蒙が敵が大きく動き出した事を報告しにきました。そこで、周瑜自ら、軍船に乗る事を伝えます。これに魯粛は「危険すぎます」と忠言します。
所が、周瑜は「敵船が追ってこなければ、敵の力量や武器の使い方が分からん」と言って、ワザと敵を挑発する事を説明して、魯粛は感服しました。そして周瑜は呂蒙と共に、曹軍の陣営を視察しました。周瑜は「曹軍の蔡瑁や張允は、水軍の名将だ、この両名を取り除かねば、勝つ事は厳しい」とつぶやきます。
曹軍が呉軍に気づいて迫まりますが、弓矢で応戦して、呉軍は撤退しました。蔡瑁や張允は、それを曹操に報告したら「水軍を調練しておいて、何たるザマだ」と叱責します。しかし、それに対して蔡瑁たちは「水軍の調練には時間をかけます」と言って、これから呉に対抗するための布陣の敷き方を進言して、曹操はうなずくばかり。
蒋幹の動きを逆手に取る周瑜(結)
呉の水軍と、劉備の陸軍が結託したら、手強くなる事を直感した曹操は頭を悩ませてしまいます。そこへ蒋幹が「私は周瑜と旧知の友ですので、寝返らせてみせます」と豪語します。これに曹操は「ほぅ、周瑜を寝がえらせたら、大きな功績だぞ」と期待して、呉の陣営へ向かう事を許可します。
蒋幹は、呉の陣営を向かったら、周瑜は快くもてなします。そして、多くの呉の重臣たちがいる前で「私と蒋幹は深い友情で結ばれている、友がきたので軍紀を気にせず、酒を飲もうではないか」と言って、重臣たちも喜びます。そこへ小喬がやってきて剣舞を舞う事になって「私が舞い終わるまでお酒を三杯飲んでもらいます」と告げます。
蒋幹は、小喬の美貌と迫力によって早く酔ってしまいました。夜になって周瑜が眠りについた所で、蒋幹はどうしたものかと悩んでいた所で、ある手紙を発見してしまうのです。はたして、蒋幹は呉軍の手紙をそのまま持ち出してしまうのでしょうか?
『第39話 蒋幹、手紙を盗む』の感想
多くの陣営が、活発に相手の武将を寝返らせようとする『第39話 蒋幹、手紙を盗む』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『第39話 蒋幹、手紙を盗む』の残念な所
第39話でも、周瑜一人が馬鹿者のように扱われていたのが、残念な所でしたね。魯粛は賢人のように扱われているのですが、あまりにも周瑜が不憫(ふびん)に見えてきました。それでも、周瑜が蒋幹に手紙を盗ませる所は、東呉を有利にする事ができるので、次回に期待したい所ですね。
『第39話 蒋幹、手紙を盗む』の見所
第39話では、周瑜・諸葛亮・曹操の陣営で、活発に相手を寝返らせようとしていきます。実際に周瑜は東呉の災いを取り除くために諸葛亮を寝返らせようとして、諸葛亮は諸葛瑾の動きを牽制するために寝返りを持ちかけます。
さらに曹操は、水上戦に長けている周瑜を寝返らせて、戦を有利に進めようとします。この時点では、馬騰・張魯・劉璋などが健在していて、まだ完全な三国志という訳ではありませんが、この戦場では三国が策略で激しく戦い合っている所を見られるのは、第39話の大きな見所ですね。
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