介護うつについて

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介護というのはとてもストレスの大きいものであり、実際に介護している人の4人に1人は介護うつを抱えているともいわれています。

 

私は介護の現場にいたことがありますが、利用者の家族、そして介護職でさえ「燃え尽き症候群」「うつ病」になった方を見たことがありました。

 

介護うつはそのままにすると、さらに精神的に追い込まれ自殺や虐待につながる場合もあります、そのため介護うつになった場合は早急な対処が必要になります。

 

介護うつも一般的なうつ病と同様に治療やカウンセリングが必要です。

 

漠然とした不安感がある場合は抗不安剤、うつ傾向の場合は抗うつ剤、不眠症の場合は睡眠薬を処方してくれます。

 

介護ストレスを抱えないためには適宜レスパイトケア(息抜き)を取り入れていくことが大切です。

 

レスパイトケアとは、介護保険のショートステイを利用することで介護者の負担を軽減することです、数日間、介護者の休養目的で施設に預かってもらうのです。

 

厚生労働省もレスパイトケアは在宅介護をする上で必要不可欠なものだと認識しています。

 

昔はうつ病、精神科といえば偏見があったこともありましたが、今はそのような偏見は全くないと思います。

 

「うつ病」は恥じるべき病気ではないのに、まわりに相談しづらく、理解や支援を求めるのが難しくなりがちです。

 

「なんだか倦怠感がひどい」「やる気が出ない」「気分が落ち込みやすい」などの症状が出てる方は、精神科を受診され適切な治療を受けられるべきです。

 

精神科が敷居が高ければ診療内科を受診すればいいのです。

 

私がかつて介護施設で一緒に働いた女性は非常に責任感が強い方でした。

 

その女性が精神的に変調をきたし、とても仕事ができる状態ではなくなり、入院され治療を受けられました。

 

その後、その女性は今は違う施設で管理者として働いています、今でも年に数回一緒に飲みますが元気にされてます。

 

 


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