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ニッセイ<購入・換金手数料なし>よりeMAXIS Slimを選ぶ理由
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- ファンドの規模(特にマザーファンド)
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つみたてNISA対象ファンド比較『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』『同 先進国株式インデックス』
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SBISL分配不能のお知らせ 担保不動産の競売手続の検討
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つみたてNISA対象ファンド比較『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』『楽天・全米株式インデックス・ファンド』
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投稿日 2018年7月10日 23:42:00 (投資信託)
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7/1~7/10 資産運用結果 SBI債、マネックス債 社債販売されます
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インデックス投資ナイト2018に向けた準備と心構え
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青井ノボルです。
先日、ニッセイAMが<購入・換金手数料なし>シリーズの信託報酬引き下げを発表しました。
ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズは、インデックスファンドの低コスト化を牽引してきた存在です。
長年にわたりインデックス投資を実践している個人投資家から、絶大な人気を誇っています。
ニッセイの信託報酬引き下げ発表に対抗して、数日後にはeMAXIS Slim シリーズの信託報酬引き下げも発表されました。
業界最低水準の運用コストをめざす『eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)』信託報酬率の引き下げを実施
eMAXIS Slim シリーズの信託報酬引き下げ発表により、両者の信託報酬は横並びになりました。
インデックスファンドは事実上、ニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズと三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim シリーズの一騎打ちという展開です。
実際に主要な資産クラスのうち、先進国株式・新興国株式は両者の低コストぶりが突出しています。
今回の動向を踏まえて、それでもワタシはニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズではなくeMAXIS Slim シリーズを選ぶつもりです。
この記事では、ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズよりeMAXIS Slim シリーズを選ぶ理由を書いていきます。
信託報酬は互角の勝負
ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズと三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slim シリーズ。
どちらも低コストを売りにしたインデックスファンドシリーズなので、まず注目すべきはコストです。
主要な資産クラスについて、信託報酬(引き下げ後)を比較します。
(公開データより独自作成)
ご覧いただいた通り、主要資産クラスの信託報酬は全く一緒です。
お互いに業界最低水準の運用コストを目指している証左だと思います。
どちらのファンドシリーズも、コストについては力強いメッセージを発信しています。
それぞれの公式ホームぺージに書かれている内容は下記のとおりです。
<購入・換金手数料なし>シリーズ
徹底した「低コスト」
購入時や換金時の手数料だけでなく、投資者が信託財産で間接的に負担する運用管理費用(信託報酬)が相対的に安いという特徴があります。
(引用元:購入・換金手数料なしシリーズ公式HPより一部抜粋)
eMAXIS Slim シリーズ
業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンドシリーズ
資産形成を応援させていただきたい。この想いにより、コストのスリム化が実現しました。
(引用元:eMAXIS Slim シリーズ公式HPより一部抜粋)
どちらもコストについては強いこだわりを持っていると言えそうです。
低コスト化のポイントは販売会社とファンド規模
インデックスファンドが低コスト化を実現するためには、以下の2点が重要だと想像しています。
この2点について、主要資産クラスのファンドを比較してみましょう。
販売会社の比較
まずは販売会社の顔ぶれについて比較します。
(公開データより独自作成)
ニッセイAMや三菱UFJ国際投信と信託報酬を分け合う関係にある販売会社。
信託報酬を下げる場合、販売会社にも相応の負担を求めることになります。
そのためには当然ながら話し合いによる交渉・調整が必要になります。
販売会社の数が多いと、交渉の難易度・コストが増加するのは明白です。
また、販売会社が信託報酬の収入単価を引き下げる余地があるのかどうか。
販売会社の企業体力はもちろん、コスト構造も重要な要素だと考えます。
一般的には、実店舗を構えると高コスト、ネットのみだと低コストです。
ネット系金融機関の方が、引き下げに耐えられる可能性が高いと思われます。
こうした観点で考えると、販売会社をネット系に限定しているeMAXIS Slim シリーズが有利だと考えられます。
一部資産クラスは、<購入・換金手数料なし>シリーズもネット系に販売会社を絞っています。
そのため、販売会社の顔ぶれだけで大きな差が生まれるとは考えにくいのも事実です。
ファンド規模の比較
次に、各ファンドの純資産総額を比較します。
(公開データより独自作成)
国内株式および先進国株式は、<購入・換金手数料なし>シリーズが優勢。
一方で、新興国株式やバランス(8資産均等型)はeMAXIS Slim シリーズが優勢です。
これはおそらく、新規設定日が大きく関係しているものと推察されます。
つまり、早いタイミングで設定されている方が優勢ということです。
ところで、両シリーズともファミリーファンド形式となっています。
つまり、マザーファンドの規模こそがコスト的には重要だと考えます。
マザーファンドの規模が大きいほど、スケールメリットが生じるはずです。
というワケで、マザーファンドの純資産総額を比較してみます。
(公開データより独自作成)
こうして比較すると、eMAXIS Slim シリーズのマザーファンドが圧勝といえます。
日経平均だけは<購入・換金手数料なし>シリーズが優勢ですが、大差ではありません。
ファンドの規模では、シリーズファンド自体の比較では<購入・換金手数料なし>シリーズがやや優勢。
ただ、重要性が高いと思われるマザーファンドの規模では、eMAXIS Slim シリーズが優勢といえます。
重要なのはファンドシリーズの戦略
低コストを実現する要因で比較すると、eMAXIS Slim シリーズがやや優勢です。
ただ、一番大事な要素は各ファンドシリーズの戦略にあると考えています。
<購入・換金手数料なし>シリーズは、これまで年1回のペースで信託報酬の引き下げを実施しています。
業界最低水準の信託報酬を更新する形で、インデックスファンドの低コスト化を牽引してきました。
そのパイオニア的な取り組み姿勢は、純粋に素晴らしいと言わざるを得ません。
ただ過去の経緯からすると、信託報酬の引き下げは年に1回だけです。
将来のことは分かりませんが、今後もこのペースでいくと思います。
eMAXIS Slim シリーズは、ライバルファンドの信託報酬引き下げがあると即座に対抗します。
「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」を掲げ、実践しています。
ファンドシリーズとしての意思を宣言し、実際に実行し続けている。
これは個人投資家にとって、大きな安心材料になるものと考えます。
ファンドの方針と実行力がブレない限り、業界最低水準の信託報酬が保証されるワケです。
eMAXIS Slim シリーズを選んでおけば、コスト面は安心してお任せできてしまいます。
インデックスファンドは、その性質上、運用コストが非常に重要です。
そのため、eMAXIS Slim シリーズのほうが安心して投資できる。
少なくともワタシは、そのように考えています。
実質コストもeMAXIS Slim シリーズが優勢か
さて、実際の運用コストは信託報酬だけではありません。
いわゆる実質コストを勘案して比較すると、どうでしょうか。
ここで、河童さんのブログ記事を紹介させてください。
河童さんは、ファンドの過去リターンをデータ比較するのがお得意なブロガーさんです。
しっかりと数字で比較検討されているので、凄いなと思いながらいつも読んでいます。
前述の記事では、外国株式(先進国株式)の各ファンドを比較しています。
その結果、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式の方がトータルコスト(実質コスト)が大きいと推測されるようです。
もちろん、他の資産クラスでは結論が異なるかもしれませんし、過去データの話でもあります。
ただ、過去データから算出すると残酷な数字比較ができてしまうというお話です。
詳細は、先ほどのリンクを辿ってご確認いただければと思います。
そのほかの記事も読み応えのある記事ばかりなので、おススメです。
eMAXIS Slim シリーズに投資します
<購入・換金手数料なし>シリーズではなくeMAXIS Slim シリーズを選ぶ理由について書いてきました。
ワタシは現在、eMAXIS Slim シリーズのファンドでインデックス投資を実践しています。
現時点ではeMAXIS Slim シリーズの優位性が高いと判断して、今後も投資を継続します。
もちろん、今後はどうなるか分かりません。
今後もeMAXIS Slim シリーズをはじめ、各ファンドの動向には注目していきたいです。
そして、低コストなインデックスファンドを通じて世界分散投資を続けていきます。
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Source: インデックス投資で長期縦走へ
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