京都の牛肉文化はやっぱりスゴい…!百万遍「めきめきのビフテキ」の1枚タンステーキに衝撃を受けた

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こんにちは、昼飲み好きのアカサカです!京都大阪の美味しいお店を食べ飲み歩いています。

いきなりですが、京都は牛肉消費量(2016年度)が全国1位ってご存知ですか?

京都というと、和食・あっさり・はんなりといったイメージがよく挙げられます。脂は少なく、薄味のものばかりと思っている方も多いのではないでしょうか?「京都人は牛肉好き」というのは意外ですよね。

 

神戸や近江、松阪など産地を擁することもあって、関西ではもともと、肉といえば牛肉を指すのです。有名なのは「肉じゃが」に使う肉ですよね。関西では牛肉、関東では豚肉を使うことが多いということです。

なので、牛肉の消費量が他地方より多いというのは納得。その証拠に、2016年度調査では京都に続いて奈良、和歌山、大阪と関西圏が続きます。

産地が近かったことに加えて、京都人には新しもの好きが多く、牛肉が普及していったのではという説もあります。

 

いまでも京都人の牛肉好きは健在。その証拠に、すき焼き専門店「モリタ屋」(明治2年創業)、「三嶋亭」(明治6年創業)、「すき焼きキムラ」(昭和初期創業)をはじめ、しゃぶしゃぶ発祥店という「十二段家」(明治30年創業)など、老舗のお店が愛され続けています。 

老舗だけではありません。精肉店だけでなく直営店もある黒毛和牛専門「ミートショップヒロ」、京都を飛び出し全国展開する熟成肉の先駆け「听(ポンド)」、ホルモンの人気店「アジェ」「ホルモン千葉」などもあります。

ところが、京都在住の友人に「牛肉ってよく食べる?」と聞いてみると、みんなピンとこない顔をします。それは牛肉を食べる環境が身近にありすぎて、ほとんど意識せずに食べているのかもしれません。

そんな「実は肉食」な京都で、またもガッツリ肉食なお店がオープンしたのでさっそく行ってみました!

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お店の名前は「めきめきのビフテキ」。京都大学の近く、百万遍にあります。

佐藤店長(右)と、スタッフの五味さん(左)に案内していただきます!

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1,180円とは思えない量!そしてハイクオリティなお肉!

さっそくですが、基本の「めきめきのビフテキセット」をお願いします!

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鉄板でジュー!とお肉を焼いてくださいます。途端にいい香りが広がります。

肉を焼いている香りって「あ〜これこれ!」って気持ちが穏やかになりますよね〜。

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焼けたらスキレットに入れ替えます。スキレットに乗ってやってくるのもワクワクしますよね。

いよいよ登場!

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じゃん!こちらが「めきめきのビフテキセット(150g)」(1,180円)です。ごはんと味噌汁、香の物までついてこのお値段はかなり安いのでは……?

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美味しそうな香りがあたり一帯に漂います。鉄板で熱々のまま提供してもらえるのも、肉料理の幸せな要素の一つ。香りとじゅうじゅう音で食欲増進!

このビフテキセット、300g(1,980円)を注文すると、このお肉が2枚やってきます。

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お待たせしました!ではいただきます!ナイフを入れてみると、吸い込まれるように入る……!

ミディアムレアが基本だそう。表面にサクッと刃が入った後は、お肉が柔らかいのでスッスッとナイフが入っていきます。

いろんな味で楽しめる

いろいろな味でお肉を楽しめるようになっています。

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こちらはおろしポン酢(漬物はごはんと一緒に)。

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こっちは卵タレに、フライドガーリック。卵タレとは、自家製割下に黄身を加えたもの。これに肉をつけて、すき焼き風でいただきます。

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テーブルには、左から麻辣ペッパー、レモンペッパー、ブラックペッパー、岩塩(ピンクソルト)が並んでいて、お好みで色々使うことができます。

卵たれが美味すぎる!

まずは気になっていた卵タレにしてみました。

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すき焼き感覚で、ということでしたが、これは新しい!

もうちょっと割下が濃いめなのかと思いきや、卵と混ぜると主張しすぎなくて良い感じ。口に入れるとお肉の旨みとねっとりした卵が混ざり合って、その先に割下を感じます。割下が甘すぎないのも気に入りました!

すき焼き肉は薄くて割下がよく絡んできますが、ステーキだと肉の味もちゃんと味わえるのが良いです。こういう食べ方は初めてでしたが、なんで今までなかったんだろう?と思うくらい最高!

 

この卵たれ、最後にはぜひこの方法を試してほしいんです……。

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そう、卵かけご飯!肉の旨みが染み渡ったタレ、美味しいに決まっています。この楽しみのために、ご飯はぜひ残しておいてくださいね!

 

卵たれでいただいたり、ペッパーでさっぱりいただいたりしていたら、150gの肉はあっという間になくなりました。他のスパイスも試してみましたが、レモンペッパーは鼻を通る香りがさわやかで最高!個人的には麻辣ペッパーが美味しかった。ちょっとびりっと辛いスパイスでアクセントになります。卵タレに加えてもさらに美味しくなりましたよ!お肉300g、余裕でいけるな……。

 

佐藤店長はもともと焼肉店のご出身とのこと。サシが入ったとろける和牛肉は苦手で、本当に好きなのは鶏肉なのだそう。あまりに肉に接しすぎたから……ということですが、逆に贅沢ですよね。

ちなみにビフテキの肉はアメリカ産の肉を使用しているそうです。ビフテキには赤身肉が一番美味しいとのこと。

 

上質なホルモンまで!めきホルセットがかなりお得

さらに、こちらのお店ではホルモンにもこだわっているとのこと。

というわけで、めきめきのビフテキ+ホルモンセット、通称「めきホルセット(ビフテキ150g、ホルモン100g)」(1,550円)もいただきました!

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こちらもご飯と味噌汁付き。

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今回はビフテキにホソ、赤センマイ、ハツの3種類が加わってボリュームたっぷり!

(現在めきホルは、赤センマイ・ハツの2種類で、それらを焼きにするか揚げにするか選べるようになっています)

噛みしめるとじわっと甘い脂が広がるホソ、コリっとした食感が楽しい赤センマイ、サクッと旨みたっぷりのハツ、それぞれ食感が違って美味しいです。

卵タレに絡めると濃厚さが引き立ってさらに美味しくいただけました。赤身に加えてハイクオリティなホルモンまで楽しめるので、このめきホルセット、だいぶオススメ!お得だと思います。

 

タンステーキの破壊力がすごい

ビフテキにホルモンに、と楽しんできたところで、「こんなのもあるんですけど」と佐藤店長。

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手には巨大な肉塊が……!これ、何ですか?と聞いたところ、

タンです。タンを縦にスライスしたタンステーキもありますよ」

!!!!!たんをたてにすらいす!?!?!たんすてーき!!!!!

 

タンステーキという魅惑的な響き。頼まないわけにはいかないですよね。

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縦にスライスってこういうことかー!!!

焼肉屋さんなどで今まで見てきたタンとは形状が全く違う!

左側のタン先は「タンシチュー」、真ん中あたりはいわゆる「タン」、右側のタン元は「上タン」として提供されることが多いとのこと。

つまり、このタンステーキというのは、タン先からタン元までを一度に味わえるという、かなり贅沢なメニューなのです!!!限定5食とのこと。あったら絶対頼みましょう。

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鉄板で焼かれるタン。いい香りですね……焼き姿に惚れ惚れします。

 

やってきました!こちらが「タンステーキセット(200g)」(1,680円)です。

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こんなにでっかいタンを一人占めできるなんて……!

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スキレットからはみ出す豪快さ!はみ出すタン、みなさんは見たことありますか?筆者は初めて見ました。

こ、これは、焼肉店では決して味わえないやつ!!

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いただいてみると……これはすごい!

厚めに切られたタンはどこを食べても柔らかく、さっくりした食感。でもタン元とタン中部分では柔らかさの質が違う。タン元はさすが上タン!と思うほどの柔らかさです。でもやっぱり多少歯ごたえの強めなタン中部分も好きなんですよね。タン先はというと、しっかりめの食感。噛めば噛むほど旨みがにじみ出てきて、これはクセになりますね……お酒のアテとかに向いているかもしれません。同じタンなのに、こうまで違うのかと感動しました!

 

焼肉屋さんで食べるタン塩も美味しいですが、それとは全然違いました。

このタンステーキを少し大きめにカットして頬張ると、贅沢な気持ちになれるのでオススメ。この値段(1,680円)でタン丸々1枚って、正直かなりお得なのではないでしょうか……?

 

この記事を書いている間に佐藤店長から新メニュー情報が入りました!画像付きで教えていただきましたよ!

第1弾は「カルビステーキセット」(300g 1,000円でご飯と味噌汁つき)。こちらはセットメニューのみで単品はないそうです。

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1枚150gのカルビが2枚も……!それにしても、カルビ、でかすぎないですか?でもって、やっぱり1,000円は安すぎないですか?

 

新メニュー第2弾は丼ぶり!

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「肉ざんまい丼」(1,000円)です。何ですかこのビジュアル!ローストビーフやらローストポークやら、いろいろお肉がのっていて、ご飯が見えない……!これは食べなきゃいけない気がする!

 

本当に美味しそうなメニューばかりなので、これから何回通わないといけないのかわかりません!

 

沖縄のステーキから着想を得た

こちらのお店、円町(えんまち)にある「八の坊」というラーメン店を経営するオーナーがオープンさせました。

オーナーが沖縄に行った際、沖縄ステーキに感動したのが始まりなのだとか。沖縄では飲んだ締めにステーキを食べることもあり、京都でもこの美味しさを!と、ビフテキのお店をオープンすることにしたのだそうです。

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さすがに、京都で締めステーキをいきなり定着させることは難しいので、定食スタイルでのスタート。

ただ、アルコールはもちろん、アテも用意されていますし、ビフテキは単品でも注文できます。肉で飲むことも、締めステーキもOK!お酒好きの佐藤店長が、あえてメニューに加えたテキーラまであります。

そして、メニューには京都の人なら見逃せない「梅しん」の文字!全国からあげグランプリにて6年連続金賞(味・バラエティ部門)という、地元でも人気の唐揚げです。

こちらのお店に梅しんの唐揚げがあるのは、オーナー同士がご友人だからだそう。梅しんのHPでは、こちらのお店が「百万遍店」として紹介されています。

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テイクアウトもできますよ!

スタンダードな梅しんのからあげはもちろん、実はここでしか食べられないメニューも。

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それが「ホルモンからあげ」。梅しんの唐揚げ粉を使っています。梅しんではホルモン唐揚げを出していないので、ここだけの味です。今回はお腹いっぱいで挑戦できませんでしたが、今度来るときは必ず食べよう……!

 

お肉でめきめき元気が出るように

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店内はまるでおしゃれなカフェのよう。タイル使いがしゃれていて、ポップでかわいいです。

 

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奥にはテーブル席と、壁に向かうカウンター席。

パンケーキでも出していそうな雰囲気のかわいい店内です。

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注文は券売機で。ここはおしゃれカフェとは違いますね。笑

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ビフテキのほか、サーロイン、テンダーロインも扱っています。セットのライスは大盛り無料という点も魅力的。学生さんやビジネスマンにありがたいですね。

単品ビフテキはこんな感じ。

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ぜひ、夜飲みの仕上げに「締めステーキ」を!

 

ちなみに、600g以上食べるとお店に名前が貼り出されます。 

取材時には2名の方のお名前が貼り出されていました。挑戦者求む!とのことです。

 

にしても、店名の「めきめき」っていったい何なんでしょう……?

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「めきめき」って何ですか?と質問したところ、「めきめきっと元気が出る、めきめきです!」とのことでした。なるほど。お肉食べてめきめき元気つけちゃいましょう!

 

リーズナブルに美味しいお肉をいただけて、なおかつ周辺には京都大学があることもあり、学生さんからありがたがられそうなお店です。

ガッツリ食べたいときにも、お酒と一緒にあれこれつまみたいときにもオススメ。新しい肉スタイルのお店、ぜひお越しください〜! 

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紹介したお店

めきめきのビフテキ
住所:京都京都市左京区吉田泉殿町1-95
お店のInstagram:https://www.instagram.com/mekibif/

 

著者プロフィール

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アカサカナツコ

食べて飲んでうろうろして、がまぐちも作ってます。

ブログ:http://assak-karakara.hatenablog.com/
Twitter:https://twitter.com/assakgamasan

 

Source: ぐるなび みんなのごはん

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