日本には、トップアスリートのための
JISS(Japan Institute of Sports Sciences 国立スポーツ科学センター)
という施設があります。
JISS(Japan Institute of Sports Sciences 国立スポーツ科学センター)
という施設があります。
その中にはメディカルセンターという、最新の医療施設も併設されています。
JISSのメディカルセンターがどういうところなのか、ちょっと調べてみました。
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/shisetsu/kensyu/category/ct/tabid/92/Default.aspx
リハビリテーション室は、最新の物理療法機器と充実のトレーニング施設を備え、様々な資格背景も持ったトレーナーにより、トップアスリートのスポーツ外傷・障害からの安全で可能な限り早期の復帰を目指して、アスレティック・リハビリテーションを提供しています。
リハビリテーション室では、温熱や血管拡張作用によりコンディショニングに効果がある高濃度人工炭酸泉装置や、皮膚及び筋・筋膜をはじめとする軟部組織の癒着・滑走不全症状の改善に効果の高いエンダモロジー、深部加温効果のある高周波治療器など、アスレティック・リハビリテーション施設では導入が稀な物理療法機器を備えています。また、トレーニング機器もバリエーションに富んだユニークな機器や用具を備え、様々な症状を訴えるアスリートに対して、個々の状態に合わせカスタマイズした最適な治療法やトレーニング指導の選択・提供を可能としています。
付帯設備
・高周波治療機器
・多機能電気治療器
・超音波治療器
・軟部コンディショニング装置
・高濃度人工炭酸泉装置
・体組成分析装置
・エルゴメーター
・トレッドミル
・各種トレーニング機器
など
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/shisetsu/shinryo/tabid/88/Default.aspx
診察室では、専任のスポーツドクターにより、トップアスリートに対してスポーツ診療を実施します。
整形外科では、膝の靭帯損傷をはじめとした様々なスポーツ外傷や、腰痛、筋腱付着部の痛み及び関節不安定症などといったスポーツ障害に対して診察を行います。また、診察室には超音波診断装置が設置されており、肉離れや筋打撲傷といった筋腱損傷の検査をリアルタイムに行うことができます。-後略-
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/Portals/0/pamphlet/JISSNTCpamphlet.pdf (7ページ)
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/shisetsu/xray/tabid/91/Default.aspx
放射線検査室では、主にX線検査、MRI検査、CT検査、X線骨密度測定検査(DEXA)を行います。
X線撮影は、骨折等の骨の異常をはじめ、様々な臓器の病変診断に利用され、撮影した画像はデジタル画像で全て保管します。また簡易型X線TV装置にて、リアルタイムに観察部位を映し出すX線透視撮影も可能です。このほか、X線骨密度測定装置(DEXA)にて骨密度の測定・解析を行うことができます。
磁気共鳴画像撮影装置(MRI)は、筋や腱、靭帯といった軟部組織の描写に優れた画像診断装置です。また、3テスラという高い磁場強度の装置は、高解像度のMR画像を高速で撮影できるとともに、生体内の分子の種類、成分などを調べるMRS(磁気共鳴スペクトロスコピー)等も実施可能であり、代謝情報を得ることも可能です。
マルチスライスX線コンピュータ断層装置(CT)は、全身の断層を撮影することができます。さらにその断面を構築して、三次元解析及び質的診断へと結びつく定量解析を行うことができます。
また、スポーツクリニック内に設置してあるその他の医療画像機器との接続を行うことによって、医療水準及び研究基盤の向上を図っています。これらの装置を用いて、筋肉や腱、靭帯等を中心とした、スポーツ障害の診療に必要な画像を撮影することにより医学的な問題を解決できるとともに、運動生理学的な筋肉の形態や特性の評価にも有用であり、スポーツ医・科学の分野において大きな力を発揮します。
付帯設備
・X線撮影装置
・X線TV装置(トモシンセス可)
・磁気共鳴画像撮影装置(MRI) 2台
・マルチスライスX線コンピュータ断層装置(CT)
・X線骨密度測定装置
など
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JISSの副センター長で、スポーツメディカルセンター長であるのは、スポーツ整形外科の奥脇透医師です。
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/Tabid/166/Default.aspx
奥脇医師は、スポーツ障害・外傷について、多数の学会で発表されたり、本を執筆されているようです。
アマゾンで見つけた本はこちら↓。
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奥脇透医師についてはこちらも
奥脇透医師は、メディカルスタッフ/ドクターとして、ソチと平昌に帯同していました。
https://www.joc.or.jp/games/olympic/sochi/japan/headquarters/okuwakitoru.html
https://www.joc.or.jp/games/olympic/pyeongchang/japan/headquarters/
メディカルセンターの医師の名簿はこちらを
https://www.jpnsport.go.jp/jiss/gaiyou/soshiki/soshiki_igaku/researcher_medicine/tabid/910/Default.aspx
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JISSに、診察機材を納入している島津製作所の、
「ぶーめらん」という広報誌の、Vol.34 (2016年春‐夏号)に、
上のJISSの医師の名簿にも名前のある、整形外科の、中嶋耕平医師の記事があり、
その中で気になることが書かれていました。
https://www.shimadzu.co.jp/boomerang/34/02.html
国立スポーツ科学センター
アスリートの命綱
アスリートには怪我がつきもの。
その怪我をいかに早期に発見し、乗り越えるか。
国内トップ選手の健康を最先端の
設備と知見でサポートする医師の思いを聞いた。
競技復帰を視野に入れた治療
東京・北区にある国立スポーツ科学センター(JISS)は国内トップレベルのアスリートの競技力向上のために設けられた施設だ。先進的なトレーニング設備を備え、スポーツに関する知見が蓄積されているだけでなく、怪我の治療やリハビリなどスポーツ医療の分野でも最先端の施設であり、トップ選手の健康管理の拠点でもある。
日本オリンピック委員会(JOC)が派遣する選手は、全員ここでメディカルチェックを受けることが義務付けられている。もし何らかの故障が発見された場合は、すぐに治療を開始できる体制も整っている。
「通常の医療機関と大きく違うのは、怪我を治すだけでなく『この大会までに』というように、具体的な競技復帰を見越した治療やリハビリのプランを立てるところです」
と語るのはJISSメディカルセンター整形外科の中嶋耕平医師。目標となる試合や大会を見据え、医師だけでなく、その競技のトレーナーやコーチも一緒に復帰までの計画を立てる。
同センターには内科と整形外科を合わせて10人の医師が在籍。中嶋医師は、競技専門性からレスリングやウエイトリフティングの選手の担当となることが多い。診察のない時間帯にはトレーニングセンターに足を運び、選手の動きなどをチェックする。スタッフや選手と一緒に汗を流すこともあるという。
見えなかった負傷も見つけられる設備
「通常の保険診療であれば、MRIを撮る回数などにも制約がありますが、ここでは必要なら3日に1回でも行う場合があります」
同センターには、トップアスリートたちが常に最先端の医療が受けられるよう、医療機器なども常に最新のものが導入されれている。その1つに島津製作所のX線テレビシステムSONIALVISION G4がある。最新アプリケーション「トモシンセシス」を搭載し、複数枚のボリュームデータで任意コロナル断面を簡単に再構成することができる。立位による重力負担をかけた状態も観察でき、金属のアーチファクトの影響が少なく、低被ばくのため、骨の治る過程を確認する場合アスリートにとっては負担が少なく最適だ。
「ここでは主に骨の外傷・障がいなどの診断に使用していますが、単純エックス線では評価が困難な時期にも診断が可能となり、さらに治癒過程の評価にも有用です。従来は比較的多くの放射線量を要するCT検査によって行っていた評価も、部位によっては格段に少ない線量で評価が行えるようになりました」
「ただ、本人が自覚してなかった負傷箇所を選手に告げるのは、あまり気分の良いものではありません。選手は『この大会で結果を残してオリンピックに…。』と、それぞれプランを立てていますから、それに狂いが生じることは、少なからずショックなはずなんです」
もちろん、早期に発見できたことで、結果的には選手寿命を伸ばすことにもつながるが、かつては自らもレスリングの選手として活躍した中嶋医師には、選手の気持ちが痛いほどわかるのだ。
-後略-
国立スポーツ科学センター
メディカルセンター 整形外科
中嶋 耕平(なかじま こうへい)
1967年生まれ。順天堂大学医学部卒業後、東京大学の整形外科医局に所属。2001年~2004年、国立スポーツ科学センター(JISS)の立ち上げとともに同センターに勤務。その後、東京大学整形外科医局に戻り、2011年より再び現職。
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この記事を読むと、メディカルセンターは医療施設としても超一流のようだし、
中嶋医師は、膝や腱を専門とする整形外科医らしいです。
https://kcs.joa.or.jp/jp/public/search_doctor/detail_sports.asp?NAME=%93%8C%8B%9E&select1=&textfield1=&select2=&textfield2=&select3=&textfield3=&PageStart=200&strMember=NKS4203270
上の記事には
「通常の医療機関と大きく違うのは、怪我を治すだけでなく
『この大会までに』というように、具体的な競技復帰を見越した
治療やリハビリのプランを立てるところです」
「目標となる試合や大会を見据え、医師だけでなく、
その競技のトレーナーやコーチも一緒に復帰までの計画を立てる」
それに
「日本オリンピック委員会(JOC)が派遣する選手は、
全員ここでメディカルチェックを受けることが義務付けられている。
もし何らかの故障が発見された場合は、すぐに治療を開始できる体制も整っている」
とあります。
特例くんはここでメディカルチェックを受けたんでしょうか?
これも免除?
年末に、スポーツ選手としての最大の舞台である
オリンピックの出場権をかけた最終予選が控えてるのに、
10月半ばに怪我を負った選手にとって、
JISSは、最適というより、
すがり付きたくなるような場所に
思えるんですが、
特例くんは、ケガをした大阪から東京のここへ
何故行かなかったんでしょう?
11月9日のケガから10日間
日本にいたのに、ここを利用しなかった理由は
何なのでしょう?
全日本にも出られない、翌年1月まで氷に乗れないような、深刻な大怪我だったんでしょ?
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コメント
コメント一覧
オリンピックに派遣される選手のメディカルチェックが義務なら、当然受けていると思いますが…特例選手はわかりませんね。
日本にいたのに、ここを利用しなかった理由は
何なのでしょう?
う〜〜〜〜〜〜ん。これは大問題に発展するかも。
その9ヶ月経っても治らないねんざ(しかしその経過途中に、
五輪に出て金メダルは取れる程度の不思議なねんざ)
っていうのを
いったい日本のどの病院が診察したんでしょうか?
またはどの病院も診察してないとか?
文春さんに御願いしてみては?
そこまで深刻な怪我でなかったから ”選べなかった” のでしょう。
専門家に診てもらうの怖かったからじゃないですか。
所詮、捻挫なんて日常レベルの怪我ですからね。
私も一昨日右足をグキッとやってしまい、足首が凄く腫れて、その後、足首から脚の甲全体に内出血の青あざができました。
でも歩行に不便も感じず普通にジム通いしています。
捻挫が選手生命を脅かすほどの大怪我になるとは…???
ましてトップアスリートで体鍛えてるはずだし、何か月も延々と後遺症が続くものなのかな(苦笑)。
特例君は将来はスケ連の重鎮となっていく存在だと思うのですが(S女史とママも一緒?)どうかパワハラなんて事を起こさないよう祈ります。。。
わたしは、スケ連職員とかには一切関心が無いと思ってるんです。
お金にならないじゃないですか?給料安いでしょ?地味でしょ?
🐷さんみたいなことすればどか〜〜ンと裏で儲けられるけど
お裁きに遭うし。
もっと派手で儲る道を行くと思いますよ。
無理っぽいけどw
捻挫って、靭帯って二ヶ月程度で治るのでは?損傷が酷くても。
不思議なのは五輪の競技中は治ってて、EXの時も治ってて、
表彰台にはじゃ〜〜ンプ!って飛び上がれるほど全く気遣いなく
はしゃげるほどになってて
合間にはスピードスケートごっこなんかで遊んでたしw
ところがワールドや🐷さん肝いりアイスショーではまた捻挫状態が復活。
治ったりぶり返したり、
わけわかんな〜〜いw も〜〜やだぁ〜w
スケ連トップって一般的には名誉職でしょ。
特例君は「面倒を見たり」「マウンティング」がお好きなようだから天職だと思ったんだけど。
その傍ら、バラエティとかTV解説の仕事で自説を振りかざしたりできるんじゃない?
海外からのアイスショーへのご招待は、、、ないかもね。姉と同様。
羽生君の怪我が長引いたのは、菊池さんとかいう方の怪我直後の操法の間違いであることは確かですが、
羽生君自身が菊池さんと言われる方を心底信用しておられるから、救いでした。
あの菊池さんの操法見て寒気がしたのは、自分だけではなかったはずです。
羽生君が気の毒でした。
でも結局は怪我が長引いたからこそ、プロセス全てがあの連覇に繋がったのだから、何も言う事はありません。
仮病とか怪我が大した事なかったとか管理人様はじめ、コメント欄でもそういう記述がありますが、見る限り、酷い怪我に間違いありません。
機関を利用されなかったのは、菊池さんと言われる方を羽生君やご家族が心底信用していたことによるものと思われます。恐らく、そういう機関で精密検査受けなくても大丈夫という指示があったのでは、、と思います。
あんな操法して良く言えたなと思いますが、恐らくはそういう指示が出たんでしょう。
羽生君の今の状況は医療技術では競技生活続けていく限り一生治らないレベルにあること、簡単に想像つきます。
野口整体にどうぞご縁あってほしいと願うものです。
ただ、あの怪我が本当に重傷であっても、大したことなくてもJISSに行くことで、羽生選手の怪我の状況を事細かくマスコミに流されていたでしょう。
正直、人が怪我した状況を細かく解説されたり、何度もそのシーンを放送されるのはいい気しないので、結果としては、穏便に動いてもらって良かったと思います。
ブログ主も過去のことではなく、もっとこれからの事に目を向けた方がいいですよ。
浅田さんの活躍も楽しみですし、他の選手の成長を見てるの楽しいですから。
もっとポジティブなことに時間を使いましょう。
◆足関節外側靭帯損傷(足関節捻挫)
◇疾患の定義と原因
足関節外側靭帯は、足関節の外くるぶしの下端についている3つの靱帯、前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯をいう。
スポーツの最中、段差を踏みはずした際に足を内側にひねって受傷する。スポーツ外傷の中では最も頻度の高いケガである。
損傷頻度が高い順番
1.前距腓靭帯
2.踵腓靭帯
3.後距腓靭帯(これを損傷することは稀)
◇治療について
適切な治療をおこなえば手術をすることなく良好に治癒し、スポーツ復帰も可能。
放置したり治療がうまくいかない場合には、足関節に痛みや不安定性が残り、 しょっちゅう捻挫を繰り返すことになる。また、足関節の動きが制限され正座ができなくなる。
★受傷直後(現場)であれば、RICE(安静、アイシング、圧迫、拳上)療法をおこなう。
★グレードⅡ(靭帯の部分断裂)までであれば、理学療法を主体とした保存治療と装具の使用により早期のスポーツ活動が可能。
★グレードⅢ(完全断裂)完全断裂では、外くるぶしが腫れ、出血した血液が溜まり、 痛みのためにまともに歩くことができない。一定期間ギブス固定をおこない断裂した靭帯をつける必要がある。
その後はグレードⅡと同様。陳旧例になって、足関節捻挫を繰り返す場合や、痛みがとれない場合には靭帯を再建する必要(手術)がある。
◇リハビリ
手術後、約1週間の入院と通院でのリハビリ。日常生活復帰に約1ヵ月、スポーツ復帰に約3ヵ月を要するため、手術治療を選択する場合は、時間的余裕と復帰に対する意欲が必要。
十分な筋力の回復なしには、競技レベルのスポーツに復帰するのは再受傷の危険性もあり薦められない。
万が一あったとしたら極々軽微。放置して大丈夫と専属の方が認識し
専属の方が足首グリグリ回したり出来てたんですから。
靭帯損傷の際足首グリグリなんて一番やっては行けない事ですよね。
つまり捻挫じゃ無かった?
だからJISSは必要無かった。
これであっさり解決では?
捻挫をしてしまったらできるだけ早くにRICE処置(冷やす、安静にするなど)を行う。
個人差はあるがおよそ下記のようなスケジュールで治療を行う。
* 受傷~約2週間・・・ギプスで固定
* 2週目~3週目・・・皮製の装具を装着して生活(就寝時も装着)、この時期からリハビリを開始。
* 3週目~2ヶ月目・・・皮製の装具を装着して生活(就寝時は外してもOK)
* 2ヶ月目~3ヶ月目・・・運動時のみ皮製の装具を装着。
受傷からスポーツ復帰までの治療は大きく3段階に分かれる。
・第一段階は、捻挫をした足首を一定期間しっかりと固定すること。
・第二段階は、固定によりかたくなった足首を柔らかくし、関節の動きを良くすることと、足首の周囲の筋肉を鍛え、衰えた筋肉の力を取り戻すこと。
・第三段階は、体のバランスをとる練習をする。さらに、ジョギングやダッシュ、ストップ、サイドキックなどの実践練習も行って、スポーツに復帰する。
☆全日本を欠場したので大怪我設定になったけど、それが本当ならオリンピックで4回転どころか3回転を跳ぶのもアンビリーバボーではないのか?なぜならギブスをしていた期間、筋力は落ちるし、バランス感覚も失われたはず。
また、その後のリハビリは過酷なものになるかと想像したが、普通にアイスシヨーに出られるということは、ぶっちゃけただの軽い捻挫でたいしたことなかったんです。あはは。なんでしょう。
たぶん、劇的に勝ちたいと言った特例選手の言葉がすべてを表現していると思う。