俳優大泉洋(45)が米アニメ映画「グリンチ」(12月14日公開)の日本語吹き替え版で声優を務めることが12日、分かった。俳優はもとより声優としても数々の作品に携わってきた大泉だが、ハリウッド作品に出演するのは初めて。“超ひねくれ者”の主人公グリンチにぴったりということで起用された大泉は「正直でピュアなのに」と少し納得いかない様子だが、“ハリウッドデビュー”に張り切っている。
米絵本作家ドクター・スースの名作「いじわるグリンチのクリスマス」を、「怪盗グルー」シリーズや「SING/シング」などを生み出したイルミネーションが映画化。幼少期はかわいかったのに、大人になってひねくれてしまったグリンチが、村人が大好きな“クリスマスを盗む”という計画を立て、騒動を巻き起こす。
大泉が演じるグリンチは緑のボディーにマフラーがトレードマーク。いつも不機嫌そうな顔で、村人にいじわるばかりする超ひねくれ者。しかし、ぽっこりしたおなかでふてぶてしく歩く姿はどこか憎めないところもある。製作側は「大泉さんをアニメキャラ化したら、きっとこんな感じだろうな…と。いえ、決してひねくれているところが似ているという意味ではないです」と言いつつオファー。
グリンチにぴったりと言われた大泉は「“正直でピュアな大泉洋”としましては、『なぜだろう?』と不思議に感じております!」と反論するが、かわいさもある主人公に「憎めない部分もある本当にユニークなキャラクターなので楽しんで演じ切りたいと思います!」と意気込んでいる。