何とか「お仕事」続いてるようで、
「めでたいなぁ」と思っている母です
そこそこお金もたまってきて
投資に興味も出てきたころかな
以前、少しけしかけちゃってるもんね
でも、「まだ君には、はやいよ」というのが今回の話です
目次
生きたお金の使い方
君のお金の使い方で、すごくいいなと思っていることがあります
それはね、
とっても上手に「おばあちゃんたち」を喜ばせることです
料理上手な父方の「おばあちゃん」と
年に1度か2度、一緒にスーパーに行って
「僕の好きな、あのお料理を作ってよ」
と、材料費をさらっと支払うこと
最近、歩くことが苦手になりだした母方の「おばあちゃん」に
ちょっと高めのアイスクリームを何種類も買って
冷凍庫に入れてあげること
「おばあちゃんたち」のうれしそうな顔と、
孫を自慢する喜びようを見ると
君のお金の使い方は、とってもいい使い方だと思います
「おばあちゃんたち」を生き生きとさせる、
素敵なお金の使い方だね
君が、そんな風にお金の使い方をすること、
私は「生きたお金の使い方」だなと思って尊敬しています
君自身にとっても、「生きたお金」
できてるといいなと、思っています
お金の仕分け方、基本形Ⅱ種
よく言われるお金の仕分け方は、こんな感じです
自分用投資 1割
長期用貯蓄 1割
臨時用貯蓄 1割
住居費 3割以内
生活費 4割
ちゃんと自分に投資して、次につながる勉強してる?
「わかってるよ!」
って、声が聞こえてきそうだね
お金の使い方に関する仕分け方は、こんな感じです
消費 6割
浪費 1割
投資 3割
ストレスをためない浪費は、使いすぎない程度なら必要経費だよ
うまく息抜きしてね
その辺は、心配ないかな~
3年目でできている貯蓄は
長期用貯蓄と臨時用貯蓄がうまく残っているとすると
収入の2割×12か月×3年=収入7.2か月分
に、計算上はなります
これはあくまで計算上だし、
この3年で、臨時で出ていったお金もあったと思います
収入6か月分くらいを、3年間で貯められていれば
かなり成績いい方かな~と母は思うのですが
いかがですか?
目標は1年分の収入を現金で貯めること
1年分の収入額を貯めるには、早くても5年近くはかかります
ボーナスでうまくやりくりすれば、
もう少し短い期間で貯められるかな
なんで1年分の収入額を貯めることが目標かと言いますとね
何かしらのアクシデントで、現在の職を失っても
しばらく生活に困らないための金額だからです
1年分の手取り額が貯金できていれば
たぶん半年くらいは、困らずに生活できると思うんです
引っ越し
君の場合、会社から提供された住まいに格安で住んでいますよね
会社を辞めたら、引っ越しが待っています
まあね
とりあえず実家である我が家に身を寄せるのもいいですけどね
この数年、生活を別にしていたので
一緒に暮らすとなると、たぶん、
お互い、いろいろと面倒なことが起こるでしょうね
お互いのためを思うなら、
近所でもいいから、それぞれ独立していたほうが
精神衛生上、いいと思いますけど
どうですか?
贅沢を言わなければ、敷金礼金なしの物件も見つけられますが
予算として準備はしておいた方が無難でしょう
君は今、かなり身軽に、ミニマムに暮らしているようですが
それでも住まいが変わると、
こまごましたものが入用になったりもします
なんだかんだで、まとまったお金が
引っ越しに消えると思います
税金、年金、保険料
会社員してると、意外とわかっていないのが
税金と年金、保険料です
収入に関する税金は、
前の年の収入が基本になって計算されていますから
会社を辞めても、次の年はやめる前の税金の徴収があります
今のところは持っていないようですが、
固定資産税、自動車税なんてものもありますね
年金は
厚生年金に会社が加入していたものから
国民年金に代わります
健康保険も
会社で入っていた企業の保険組合のものから
国民健康保険に代わって入ります
自分で国民健康保険に入ると、負担額が増えます
それぞれお給料から、毎月天引きされていたものです
制度も仕組みも、よくわからずに
明細書の数字だけを見て「高いな」と感じていたんじゃないかな
そろそろ、自分がどのくらいの金額を
どういう制度に支払っているか、学んでみてください
普段の生活では
天引き後の数字しか見てないので、税金、年金、保険料が
生活に必要な予算としての自覚がありません
しかも、これらの支払いは
会社が負担していた分が、かなりあって
全てを自分で負担すると、驚くほどの金額になります
明細書の数字より、かなり多くなることを
一度計算してみるといいと思います
健康のための予算
就職3年目、20代も中盤に入って
自分の体を、どう感じていますか?
「俺、若いし~」
と、口では言っていますけど
そろそろ感じるものが、あるのではないですか?
仕事を離れるとき、体調面が理由になる可能性は高いです
例えほかの理由だとしても、
生活が変わると、体にこたえることは否めない年齢に入っています
もちろん
しばらく休みを取ることもいいでしょう
頑張って貯めたお金がありますから、
それを使って忙しい毎日にはできなかったことを
挑戦してみるのもいいと思います
なれないことをすると、体にこたえますから
そのための予算もお忘れなく
心も体も、前向きになれるまで
貯蓄をうまく使ってください
雇用保険
会社員であれば、雇用保険料を収めています
離職したら、住んでいる地域のハローワークで手続きをします
次の仕事を探していることが条件にはなりますが
収めた保険料から、規定額が支払われることになります
収入のない時期に、少し、ほっとする手元に来るお金です
じゃあ、これがあるから貯金を減らしていいかというと
そんなに甘くはありません
申請してすぐに、支払われるわけではないからです
当座の分は、貯めておかないとね
会社の都合で仕事を辞めるときには
仕事をしながら、「次の就職先」を探すこともできますが
自分の都合でやめる場合には
「やめますよ」と会社に伝えるまでは、
「次の仕事」を探して活動することはできません
それが、慣例のルールってやつなんです
副業でしていた仕事が、本業になる場合や
ほかの会社からのヘットハンティングでもあれば
「次の仕事」の心配はないかもしれませんが
「次の仕事」が決まらずに辞める場合は、
決まるまでの資金が必要になります
雇用保険は、あてにはなるけれど
就職のための活動費として考えておくのをお勧めします
生活費の足しと考えると、痛い目見ると思いますよ
もし、家族がいるのなら
彼女の紹介をされていないので、
今、君が今後の人生設計をどう考えているかわからないのですが
この際、家族がいるものとして
この話を考えてみたいと思います
こら、余計なお世話って言わないの!
例えば、パートナーが元気に仕事をしていて
生活圏を移さずに過ごすなら、それはいいことだと思います
でも、もし、
パートナーが体調を崩して、その看病をしたいと考えたり
さらに子供がいて、子育てをしなければならない場合
どういう生活が待っているのでしょう
もちろん、私たちはできる限りサポートしたいと考えています
ただ、現実は厳しくて、
私自身、年齢とともに感じる衰えがありますし
おじいちゃん、おばあちゃんたちは、さらに問題を抱えています
現状を考えるに、私たちが君の生活圏に移り住むのは
難しいだろうと思います
君たちが育ったころ
我が家でおとうさんが単身赴任、数年間ありましたよね
当時、中高生の君たちの年齢を考えて、
私たちは転居を選択肢に入れることができませんでした
その時々の状況によって、家族の在り方も変わるので
資金計画もかなり変わってきます
パートナーが体調を崩すこともあれば
君自身が病気になることもあるかもしれないし、
子供が長い治療を必要とするかもしれません
お金で防げる不幸があることは、確かなのです
ところで、病院に払う治療費は
家族で月額10万円以上はかからない仕組みが
日本にはできています
建て替えは必要ですが、あとからかえってくるので
日本で生活するなら、いまのところあてにできると思います
これも当座の資金は必要ですけどね
子供の養育に関しても、
国からの育児手当と、地方自治体からの支給があります
(場所によっては国のみの場合もあります)
収入別に幼稚園等の助成金もあったりします
高校も、公立の授業料分は私立に通っていても助成される場合があります
負担がゼロになるわけではありませんが、
各種、助成金としてのお金は、いざというときのために残しておくと
助けになると思います
大学の学費は全額負担になるので
備えておくのはそのあたりのためと思っていいでしょう
(ああ、君は高専出身だね
4年次、5年次の助成金はなかったよ
高校相当分の3年次までの支給でした)
会社員以外の収入を探ってみてください
その時々の、1年分の収入をプールしながら
会社員以外の収入の道も探ってみる必要を感じます
あこがれの早期リタイヤ、目指すのもいいし
目指さないにしても、収入のあては複数あった方がいいです
働けなくなる心配もですけど
君たちが高齢になった時、
とても生活できるほどの年金が手にできるとは思えないからです
(年金の加入自体が必要ないと言っているわけではないですよ
我が家にとって、年金は高齢親族への仕送りです
あの人数分仕送りしたら、うちら破産しちゃうからね)
企業の中には、副業規定を見直すところが出てきましたね
「有能な人材を一企業が独占するのは、社会の損失だ」
と考えている企業もあるらしいですよ
働ける人数、少ないですから
一人で2倍、3倍の働きを期待されてるのかな?
(体調管理は自己責任ってことでしょうね。気をつけようね)
今までなら、大家業か、株主ぐらいしか
大っぴらにできなかった副業ですが
今後は広がっていくと思います
君の得意なことが、仕事の一つになるかもね
ゲームも、歌も、自転車も
楽しく身に着けたスキルを、
楽しく仕事にできないか、探ってみてください
就職3年目、
会社の仕事も一通り覚えて、
違うことに目を向けるのも
いい時期かもしれないと思います
お金を貯めながら、いろいろ探ってみてくださいね
ん?
かねてから言ってる、母の欲しいものはないかって話?
「マンション1棟」って、言ってるじゃないの~
冗談はいいって?
けっこうまじめに言ってるんだけどな
そうだな~
「次のお金を生み出すもの」
ってことで、よろしく!
ここまで読んでくださった皆様へ
はむすた母より、質問です
皆様にとって、「生きたお金の使い方」って
どんなイメージがありますか?
実際に、「生きたお金をつかったな」と思うとき、
どんなお金の使い方をしてますか?
皆様の考えを
教えていただけると、うれしいです