一体どうしたいねん・・・と目を疑う悪法が、また一つ成立した。
アベの中身のまったくない「独裁者ごっこ」はいつ終わるのだろう?

彼がやってきたことは所詮「ごっこ遊び」である。
自民党政治に付き物の既得権益がどったらこったらすらここにはない。
ただただ、「ママー!僕こんなに法律作ったよ!歴史に名を残したよ!」と言いたいだけだ。

残るのは誰も得しない悪法ばかりだ。

この坊やは今も西日本の災害そっちのけでおうちでおねんね。
もう今更驚かない。
彼はそういう人間だってことはもうみんな解っている。

大人のフリをしたり、世間体を気にする気もないのだろう。
わーい!もうすぐパリだー!と浮かれているのだろう。

もう、そんなのには驚かない。
彼を長らく首相に据えている我々国民の責任だからだ。


ちょっと資本主義の議論にシフトすると、日本の資本主義は「資本家」と「消費者」だけが残った。
一見当然のように見えるが、大事な階層が抜けている。
「生産者」だ。

「生産者」を冷遇した結果、全ての業種の生産力・競争力が落ちた。
多くの中年達は引きこもりと化した。そしてネットに巣食って文句ばかり言う「消費者」と化した。
彼らは今も言う。
「どうして俺達消費者をもっともっと崇めないんだ!」

この20年間の失政の結果だ。
日本に自由主義は似合わないのだ。
「生産せずとも消費者になれる」引きこもりの時代がもう少し続く限りは、このくだらん物言いは減らないだろう。


戦後、財閥解体やらで日本の資本主義は骨抜きになった。
生き残る道はひたすら「生産」するしかなかった。資源がないからだ。
だから年功序列賃金制や終身雇用制などを駆使して、とにかくがむしゃらに人を集め、がむしゃらに働いた。
その結果が高度経済成長だ。

それを勘違いした、そして今もしている団塊の世代、その世代の脛を齧る団塊ジュニアの世代が、あたかも「金ならなんとかなる」と酷い妄信をして、「生産者」であることを捨てた。
自分は「資本家」か「消費者」か、このどちらかだと勘違いし、ふんぞり返っている。
もちろんこの間の生産・流通・金融などの低迷は、今後大ダメージとなるだろう。
しかしこの二つの世代は本当に手ごわい。彼らが(ていうか僕らが)消え去るまで、日本に幸福感が舞い降りることは決してないだろう。

車も持てなきゃ彼女も持てない、経済的に持てない。
それでも「幸せに感じろ!」という時代が、これからも延々と続く。

車はともかく、伴侶が持てないのに幸せを感じろなんて、何という地獄だ。

今この国に一番欠落している「生産者」の意識、これを復活させ、生産することに喜びと誇りを感じさせない限り、更に経済は困窮し、まぁいつも言っているが、「最悪の20年」が待っているだけだろう。


もう一度言うが、「生産者」に寄り添わないアベの施策は愚の骨頂だ。
彼は後の世では、「誰も得しなかった、独善的で幼稚な独裁者ごっこ坊や」として、確かに刻印されることだろう。
この時代を一緒に生きた、同じく幼稚なネトウヨ供と共に。