今日学んだこと:スズキ・ジムニーは自動車高高度走行、車が自走し到達した高さとしては世界一のギネス記録を有している。さらに...
TIL: A Suzuki Jimny holds the high altitude world record for cars. On the way down, the drivers passed a sign left by the previous record holders saying "Jeep Parking Only: All others don't make it up here anyway" and brought it back as a souvenir. - 2018/07/08By Gonzalo Bravo at English Wikipedia - Transferred from en.wikipedia to Commons., Public Domain, Link
by sober_counsel 今日学んだこと:スズキ・ジムニーは自動車高高度走行、車が自走し到達した高さとしては世界一のギネス記録を有している。さらに記録を達成した後の下山中に運転手らは、それまでの自動車高高度走行の記録保持者が残した
「Jeep Parking Only(Jeep以外駐車禁止):もっともJeep以外の車はそもそもここまで来れないだろうが」
と書かれた標識を発見、お土産として持ち帰った。
photo via http://www2.izook.com/?page_id=78 (スズキ・ジムニーが新たに世界記録を更新する2007年4月21日のちょうど1か月前に世界記録を更新していたドイツの探検家率いるチームのジープラングラーと彼らが建てた標識)
photo via autoblog.com
自動車高高度走行世界記録
photo via autoblog.com
2007年4月21日、Gonzalo BravoとEduardo Canalesのチリ人二人組は改造したSJ413型ジムニー(2代目/1981年~1998年)で南米のアルゼンチンとチリの国境に位置するチリ最高峰の山、オホス・デル・サラード火山を登りそれまでの世界記録だったJeepによる6,646メートル(21,804フィート)を更新、4輪車の高高度走行としては最高となる6,688メートル(21,942フィート)を記録した。
使用されたジムニーはホイール、タイヤ、サスペンションが変更されており、またスズキのG16A型直列4気筒エンジンはスーパーチャージされていた。
この記録は3度目の挑戦で達成され、最初の試みでは天候により、2回目はエンジン火災のために失敗していた。
それまでの最高記録はジープ・ラングラーにより達成されており、それを運転していたドイツの探検家Matthias Jeschke率いるチームは「Jeep Parking Only(Jeep以外駐車禁止):もっともJeep以外の車はそもそもここまで来れないだろうが」と書かれた標識を残していた。
チリのチームはその標識を見つけるとお土産として持ち帰り、荒涼とした山中から文明社会へとそれを帰還させた。
この記録は2007年7月にギネス世界記録によって正式に認定された。
(以下補足)
またizook.comの記事 によれば 車は1986年製SJ413型ジムニーで運転手のGonzalo氏の手によって車軸を強化され、ギヤ比は下げられ、デフロックシステムであるエアロッカーが追加され、タイヤは巨大なものに交換され、エンジンにはスーパーチャージャーが追加されたとのこと。
1回目の挑戦では突然の強烈な吹雪で、2回目の挑戦では作動油タンクが高温になりすぎエンジンから出火したため失敗。
高地のため酸素の密度が小さいためパワーが落ちるのも問題だったが特に地形に苦しめられたとのこと。火山の地形には急斜面、巨大な岩石、雪、氷河、深い砂地が含まれており、Gonzalo氏曰く
「最も難しいセクションは21,000フィート(6400m)地点の1マイル(1.6km)ほど続く氷河を横断するところでした。氷河には巨大なクレバスがいくつもあるのですが数日前に降った雪のせいでそれらのクレバスは雪で覆われ、雪の下がどうなっているのか判断することは不可能でした。」
またこれは非常に予算の少ないプロジェクトであったためアンデス山脈の真っ只中を二人だけで走破しなければならず、資金に関してはプロジェクトに賛同するいくつかの企業、友人、親戚、そして彼自身の預金から資金を集めたとのこと。
同じオホス・デル・サラード火山で行われ最初にギネス記録に認定されたフォルクスワーゲンによるプロジェクトでは20人の人員と7台の新車が用意され500,000ドルの費用がかかったとのこと。また前回の記録保持者であるドイツの探検家Matthias JeschkeのプロジェクトもGonzalo氏らと比べ遥かに潤沢な資金と人員が用意されたという。
海外の反応
reddit.comのコメント欄より: ソースJ-MAMA 何がスゴイってJeepが大企業による大規模なサポートで達成した記録を、個人がジムニーで塗り替えたことだよな。
press_A_to_skip ただしJeepは改造無しでジムニーはスーパーチャージを含む改造有りだったがな。その違いは大きい。ジムニーが素晴らしい記録を達成したのは間違いはないが、だからと言ってJeepの偉業の価値が下がるわけでもない。
J-MAMA
オフロードの世界じゃ改造なんて当たり前だろ。実際にオフロードを走っている車で無改造の車がどれだけいるよ?
Jeepが無改造だから何だって言うんだ?
古い型のジムニーに乗った個人がそれを上回ったという事実以上に何がある?
charonco Jeepは何も手を加えないでどこまで行けるかを、この車の持つポテンシャルを示した。もしJeepがこのジムニーと同じように改造したらジムニーなんかがそれに敵うと本気で思ってるのか?
press_A_to_skip Jeepがスーパーチャージャーを搭載したら後数千フィートは記録を伸ばしたはず。
J-MAMA
ポテンシャルを示した?
数千フィートは記録を伸ばしたはず?
誰がそんなことを気にするって言うんだ?
無改造でどこまで行けるかなんて気にしているハードコアな奴なんてほとんどいないし、それがどんなに凄かろうが遥かに安価な車がそれを上回るパフォーマンスを見せればどうでもよくなる。私もJeepは好きだし家族は皆オフロード好きだからJeepを所有しているが、Jeepの記録をジムニーが更新しギネス記録に認定されたという事実しかそこにはない。
nomnommish インドでは『ジプシー』という名称で知られているスズキ・ジムニーはインド軍によって標準的使われている車両だ。インドの軍隊はパキスタンと中国と国境を接するヒマラヤ全体に広く展開されていてジプシーはそんな高地の道路や悪路で本当に大活躍してる。
Calvn-hobs97 ジムニーはニュージーランドじゃ『Suzuki Farmworker(農場労働者)』と呼ばれてる。
seravinth インドネシアだと『カタナ』だ。
Cars-and-Coffee スズキのバイクに『カタナ』があるだけにちょっと困惑。
patsun88 北米では『サムライ』と呼ばれていたね。またスズキはヨーロッパで『サムライ』という名のバイクを販売していた。
Cars-and-Coffee もうわけわかめ。
Darthblaker7474 なおイギリスでは三代目のJB43型まで『Samurai up』と呼ばれていたのだ。どうだ、よりわけわかんなくなっただろう。
dospinacoladas 私の住むカナダじゃ(少なくとも私の地域では)ジムニーは手に入らないんだよなぁ。でもキューバに旅行で訪れた時にレンタルしたことがある。まぁ小さいながらも運転するのが楽しい車だったよ。
kerrrsmack しかも超カワイイのだ。
Bullshit_To_Go 80年代までは北米でも販売されていたんだけどね。うちの父親はハンティングによく使っていたよ。冬場にスノーモービルが走れるよう軽く整備された森の中の狭い道を、他の車じゃ通れないような狭さの道をジムニーは難なく走ることができた。
throwawayproblems198 つい最近新型が出たよね、まぁアメリカじゃ手に入らないんだけどさ...
alltechrx アメリカじゃコンシューマー・レポートが広めた悪い噂で販売が落ち込んだ過去があるからな。独自の試験施設で車などの性能を比較検討調査している彼らだがスズキに対する不正で広く知られることになった。ジムニーをテストしたところ問題がなかったから意図的に基準よりスピードを上げて急旋回テストで不合格にした、ジムニーは横転しやすいという嘘を作り上げるために。
alltechrx そのせいで北米でのジムニーの売り上げが年8万台から5千台に減ったって話だからな。そしてついには販売停止に...
EnemyOfEloquence
あいつら『いすゞ自動車』にも同じことしてた。クソすぎだろ。
https://youtu.be/vZBh3zxxOqw
starfishy 公平に見れば、これはかなり改造されたジムニーが改造をされていないジープ・ラングラーを垂直で40メートル上回っただけだろ? それが偉業であることは否定しないがそれほど驚異的でもなかろう。
MiataCory しかし公平に見れば、Jeepが豊富な資金や人員といった支援を受けて達成した記録をジムニーが実質2人だけの努力で打ち破ったわけで。
Ih8Hondas いやでも改造してんじゃん。
xamdou しかも当時のラングラーは新型最上位モデル、それに対してジムニーは十年以上前のモデルだった。
Pircay だから改造してんじゃん。
InfiniteRespect しかもJeep側には大量の専門家がいて記録達成をサポートした、一方でチリ人は。
Ih8Hondas それが何だって言うんだ、結局は改造しているじゃないか。もしJeepがこのジムニーみたいに改造していたらどこまで行けたか想像してみろよ。
starfishy 無改造で同じくらいの高さまで登ったJeepの方が凄いだろ。
xamdou まぁ結局Jeepは負けたわけですがね。
bbstar54 ってか垂直で40メートルって結構な差だと思うんだが。
acideater 価格にも注目すべき。ジムニーはラングラーよりも遥かに安価だ。改造にかかった費用を含めてもラングラーのベースモデルより安いんじゃなかろうか。
twiStedMonKk 非常に憤慨したJeepオーナーが複数いる模様。警戒されたし。
El_Glenn 内燃機関は臨界高度を1000フィート過ぎるごとに約3%の出力を失う。そしてジープのような自然吸引されたエンジンの臨界高度は海水位だ。 スーパーチャージされたエンジンはその臨界高度が遥かに高くなる。ゆえに高度21,000フィートの時点でジムニーの出力がジープを上回っていた可能性は十分ある、少なくとも60%は出力がダウンするのだから。
reddit_give_me_virus 軽さも影響しただろうね、Jeepじゃ沈むところもジムニーなら浮いて走る。
jamessmithgator オーストラリアのオフロード好きの間じゃジムニーは日産・パトロールやトヨタ・ランドクルーザー以外で唯一もの笑いの種にされない四輪駆動車だ、Jeepなんぞに乗ってたらお笑い草になる。
RickyTheSticky なんでJeepはダメなの?
jamessmithgator アメ車は品質の悪さで、造りの甘さで知られているから。ここオーストラリアは国のほとんどの地域が荒れ果てた荒野であり世界最悪の悪路があるから、最高品質の車じゃないと走っているだけで文字通り分解する。
ascari2hamilton Jeep乗りはちょっとどうかしている。カリフォルニア州のホリスター・ヒルズ保養地はオフロード好きの間で有名な場所なんだけどさ、「それはJeepだからできることだ、乗ったことのない者には理解できない。」って書かれたステッカーの張ってあるJeepが岩を乗り越えようとしてハマったまま動けなくなっているのをトヨタ・タコマに乗りながら見かけたことがある。他のタコマに救出されていたけど、確かに理解できなさそうだ。
olov244 Jeepが世界記録を奪い返そうと試みていないことに驚いたわ。
SopaDeMolhoShoyu 私はジムニーが好きだ、それは小さなエンジンを搭載した小さな車だがオフロード能力は最強だ。この車よりもパワフルな車はたくさんあるが、ジムニーができることをそれらはできない。
Calvn-hobs97 高速道路を走れば時速50マイルがやっとという遅さだがこの車に速さは必要ない、ジムニーは文字通りどこにだって行ける。
That_Skoda_Guy なんかジムニーが欲しくなってきた。
CyberianSun
ジムニー欲しいんだけどなぁ...
特に新型はルックスがたまらん、これでオフロードを走れたら最高なんだが。雪や嵐の日も運転することが楽しい経験になってくれるだろう。
Login_rejected
"「Jeep Parking Only(Jeep以外駐車禁止):もっともJeep以外の車はそもそもここまで来れないだろうが」と書かれた標識を発見、お土産として持ち帰った"
持ち帰るんじゃなくて、「スズキ・ジムニーの駐車場はこれより上です」と矢印付きで書かれた標識をJeepの標識の隣に置ければ完璧だった。
>それが何だって言うんだ、結局は改造しているじゃないか。もしJeepがこのジムニーみたいに改造していたらどこまで行けたか想像してみろよ。
返信削除同じように改造っていうのなら、同じような予算と人員と、年代でやってほしいもんだね。
規格合わせるんなら、規模も合わせなきゃ。
未来少年コナンに出てくるのも「ジムニー」だと思ったら「ジムシー」だった。
返信削除実はそれも間違いで「ジムシィ」が正解。
覚えておくように。
あと彼が吸っていたのはタバコじゃなくてタバタバね
削除これも覚えておくように
いや、名称はともかくマジタバコなんだよ、だからコナンが吸うシーンは本放送時にカットされたんだよねw
削除大塚康生さんのジープには本当にジムシィの絵が描いてあって楽しい。痛車の元祖w
削除メーカーが援助して提供された車が市販車と同じものだと思うのか?
返信削除そんなこと言ったらあらゆるワークス・チームに疑ってかからないといけなくなる。
削除違うものだ。全く市販車と異なるセッティングのはず。部品も市販車と同一である証拠は内。
削除通常、新型車ジャーナリスト試乗会で提供される車両は特別に調整されている周知の事実だ。
>価格にも注目すべき。ジムニーはラングラーよりも遥かに安価だ。改造にかかった費用を含めてもラングラーのベースモデルより安いんじゃなかろうか。
返信削除自分もここを評価して欲しいと思う。Jeepが同じようにカスタムしたらさらに値段は跳ね上がるわけだし。別にどっちも腐す必要ないし、別カテゴリーでそれぞれの偉業でいいんじゃないかな。
ポルシェの新車価格と同じ総額で中古車購入して改造したロードスター(ミアータ)とポルシェで走行性能を競っている動画とかもあったな。
削除大規模なサポートでジープは個人だったら諦めてた故障に対応する人員や予備パーツを持っていってたんじゃねーの?
返信削除>>標識を発見、お土産として持ち帰った。
返信削除この感覚がちょっとわからない
誰かが登山の記念に残したものを持ち帰るかねフツー
こういうのはワールドカップとかもそうだけどガキの喧嘩の延長
削除番長首の取り合いみたいなもんだから細かいことを考えるのは野暮かも……
南米の山屋は記念に前の登山家が残してきたものを持ち帰ると聞いた。
削除ソースは植村直美の著書。
細かいけど、SJ413なら1.3Lだな。
返信削除4気筒1.3Lだから413。
記事中1.6Lになってるけど。
それ言ったらそもそもベースの排気量が全然違くないか?
返信削除ジープ、ランドローバー、ハマーはもうネタ車としか見てない
返信削除この手の挑戦の場合はサポートスタッフが標高によってエンジン周りを調整するというのが普通のことだからね。
返信削除それと故障してもその場で修理したりパーツの交換ができるというのも大きくて、車の限界を試すような無茶もやりやすい。
というか不正をしようと思えばジムニーなら軽いから手動ウィンチとかで男二人でも引っ張り上げることも可能なようなw
航空機みたいな改造されてやがる
返信削除重い戦車は砂漠に弱い。ならぬ、軽いクロカンは恐いものなし。だな。
返信削除標識を持ち帰った、というのがジープファンからすると喧嘩売られた感じがするのかね
返信削除ジムニーの凄さは分かるけど、手法が違うから対決になっていない。審判のしようがない。
返信削除良いじゃねぇ〜か
返信削除jeepもジムニーも四駆だよ
お互いの偉業を称えようじゃないか!
G16A型
返信削除このエンジン、初代エスクードの1.6リットルエンジンだけど、
よくジムニーのボンネットに入ったな。
ジープ派の擁護ももっともだしジムニーとチリのプライベーターが凄いのも変わらん訳だが、日本人としてはこの議論も誇らしいね。
返信削除一台のみで?たった二人で? 恐ろしい、下手したら帰れず死ぬのに…
返信削除どっちのクルマが良いとかは置いといて、「サポートチーム付き」というのと「たった二人」というのでは全然違う。
返信削除大体、悪条件への挑戦なのに大規模なチーム組んで行ったら「故障し放題」だろ。
そりゃいくら改造車でも二人だけで行くなんて命懸けだし、ベース車の信頼性が低いと到底無理。
エヌズ ステージでもチャレンジしてほしい
返信削除メーカー相手に個人が勝ったんだから改造云々の言い訳は見苦しいわ
返信削除つかチリの人凄すぎだろ
素直に称賛できないジープ乗りの偏狭さよw
あらゆる国産車が外車に負けたアメリカ人にとって、唯一のプライド(もう抜かれてるけど認めないw)なんやろうなぁw
ジープだけは日本で普通に買えるし、よく売れてる米車ブランド。他はそもそも売ってない。
返信削除ブランド力強いよ。