ぼく「M:I-3の敵役、めちゃくちゃ憎たらしいな!」
妻「なんで?」
ぼく「だってすげー腹立つことない?」
妻「さとると似たような体型なんだから、似たもの同士もっと優しくしなきゃダメでしょう!」
ぼく「なん・・・だと・・・」
そう、ぼくは小太りだっ!
ども!さとる(@satorism0321)ですっ!
というわけで、今回はトム・クルーズの超絶イケメンっぷりを楽しめる、大人気シリーズ第3作をレビューするぞっ!
シリーズ屈指の最恐の敵を迎え撃つため、立てよ!イーサン!!
『ミッション:インポッシブル3』(原題:"M:I-3 / Mission Impossible III") 2006年アメリカ
オススメ度:★★★★★
J.Jエイブラムス監督作品。
CIA内にある特殊作戦部、通称IMF(Impossible Mission Force)に所属するエージェントの活躍を描いた人気シリーズ第3作。
一線を退いて教官として働いていた主人公・イーサンは、「2」で恋仲になったナイアをあっさり振り、婚約者ジュリアとラブラブな毎日を過ごしていた。
そんなある日、テロリストに捕まってしまった教え子を救うため、現場に戻ることを要請されたイーサンだったが、その先で教え子に「IMFにブラックマーケットと内通する者がいる」と告げられる。
相変わらず、スパイ感は薄い。うすうすである。
でも「2」よりはガジェット豊富だし、アクションもすごいし、チームプレーも楽しめるし、スパイ感なんてどーでも良くなる傑作だよ!!
前作で(我が家では)不評だったロン毛をバッサリと切り、「1」を思わせる超絶イケメンなトム・クルーズが帰ってきたぞおおおお!!!
登場人物紹介
イーサン・ハント / トム・クルーズ
元スゴ腕諜報員。
一線を退いて教官の職をしていたが、教え子を救うために現場へ復帰することに。
ぼくにとっては、本作が最もイケメンなイーサン・ハント。
「1」のイーサンが大好きだったので、短髪にしたのは原点回帰な感じでとても好きだ。
ジュリア・ミード / ミシェル・モナハン
「2」のヒロイン・ナイアをよそに、さらっとイーサンをかすめ取った婚約者。
その辺の経緯ははっきりしていない。
やっぱり「2」はワンナイトラブやったんや。ほんまイケメンはずるいで・・・
演じるモナハンは日本でモデルをしていた経験もあるんだとか。
オーウェン・デイヴィアン / フィリップ・シーモア・ホフマン
ブラックマーケットの商人。シリーズ屈指の「最恐の敵」だとぼくは思っている。
演じたホフマンは、2005年の映画『カポーティ』でアカデミー主演男優賞を受賞した名優。ぼくはスパイク・リー監督の『25時』で初めてその演技を見たけど、本当にうまい役者さんだなぁと思ったもんだ。
惜しくも2014年に亡くなっている。
ルーサー・スティッケル / ヴィング・レイムス
IMFメンバー。渋い。
前作「2」より出番が多いぞ!
ゼーン・リー / マギー・Q
IMFメンバー。エロい。
演じたマギー・Qは、ポーランド・アイルランド系アメリカ人の父とベトナム人の母の間にハワイで産まれ、香港で映画デビューしたというなんともややこしい経歴のアメリカ人女優である。
ベンジー・ダン / サイモン・ペッグ
やっと出ましたベンジー!!
サイモン・ペッグは、ぼくの大好きな俳優。
「3」ではまだちょい役だけど、以降のシリーズ作では主要メンバーとして登場するよ!
ジョン・マスグレイブ / ビリー・クラダップ
イーサンの上司。めっちゃ胃腸が弱そうな感じ(見た目)。
演じたクラダップは、海外版『もののけ姫』で主人公アシタカの声をやった人なんだそうな!
セオドア・ブラッセル / ローレンス・フィッシュバーン
IMF局長。ブラックマーケットのボス、オーウェンと繋がっていると噂されている人物。
演じたフィッシュバーンは、憎たらしい上司役上手いなぁ(笑)
古くはフランシス・コッポラ監督の『地獄の黙示録』にも出ていたけど、やはり『マトリックス』シリーズのモーフィアス役が有名か。
こんなに「すきっぱ」だったっけ?
さとる的おすすめポイント
J.J エイブラムスの映画初監督作品
本作のメガホンを取ったのは、かのスティーブン・スピルバーグの愛弟子ことJ.J エイブラムスで、なんと本作が初めての映画監督作品となる。
トムは本シリーズにおいて「毎回違う監督を起用する」というルールを徹底しているが、エイブラムスは自分から売り込みをかけ、監督の座を獲得したようである。
しゅ、しゅごい・・・。
後年の『スター・ウォーズ/エピソード7』の監督としても有名で、ヒットメーカーの仲間入りをしている。
「3」はちゃんとチームワークしてる
本作の見どころの一つは、イーサンとそれを支えるIMFメンバーによる「チームワーク」だ。
前2作で活躍してるのはほぼイーサンのみで、「トムの・トムによる・トムのための」映画という印象が強かったが、本作以降はイーサンの活躍と、それを支えるチーム力の演出が強くなったように思える。
単独潜入を得意とするスネーク(ゲームの人)や、ボンド(イギリスが誇るスパイ)ならいざ知らず、このシリーズはチームでやってるからね。
せっかくチームメンバーがいるんだから、協力して解決していくところを見たいよね。
ヴァチカンへの潜入
ブラックマーケットのボス・オーウェンを確保すべく、イーサンはヴァチカン市国へ潜入する。
ヴァチカンといえば、イタリアのローマ市内にある世界最小の国であり、キリスト教最大教派であるカトリック教会の総本山。その中心に建つ、サン・ピエトロ大聖堂は本当に美しいの一言。
ぼくは新婚旅行でここを訪れたことがあるので、なんとなく感慨深いのである(^ω^)
ただそれだけ(笑)
ド派手なオーウェン奪還シーンは必見
イーサンらに確保されたオーウェンを、仲間たちが奪還しにくる橋のシーンは圧巻の迫力。
米軍の無人偵察機「グローバル・ホーク」がこのシーンで登場するが、こんな対地攻撃能力を搭載できるんか!と驚くばかりである。
というかこういう場所を丸々使ったロケーション撮影が出来るってのが、ハリウッド映画のよいところだなぁ!とつくづく思う。
トム、上海を飛ぶってよ
オーウェンを追って中国・上海へ向かったイーサン御一行は、セキュリティの厳重なビルに潜入するため、ビルからビルへ大ジャンプするという荒技をやってのける。
本作の翌年公開の『ダークナイト』でも、例のコウモリ男が飛んでたっけ。
さすがは世界屈指の夜景。みんな飛びたくなるな・・・ねーよ。
クライマックスは緊迫感たっぷり
本作のクライマックスは、オープニングシーンの続き。
オーウェン演じるホフマンの演技がちょー怖い。こんな状況になったら、ぼく絶対おしっこちびるわ。
トムの演技もとても良いね。シリーズ通して、ここまでピンチになったイーサンって本作だけな気がする。それだけに何度見ても緊迫感があるよ、ここは。
オープニングタイトルと音楽は原点回帰か
オープニングで使用されているフォントや、本作における音楽は原点回帰を目指したかのように、古くて新しいデザインになっている。
エイブラムス監督が「TVシリーズのイメージで映画化する」というコンセプトで進めただけあって、少しだけレトロな雰囲気がある。
おなじみのテーマ曲も、「2」とは打って変わってオリジナルを踏襲した雰囲気に仕上げられている。
最後に
スパイ感は薄いものの、アクション映画として上手くまとまっている印象。
ストーリーも単純明快で、年齢層を問わず誰にでも楽しんで見てもらえるかな、と思う。
ハリウッドの潤沢な資金があったとはいえ、ビッグタイトルを初監督作でここまでのクオリティに仕上げたのは、やはりエイブラムス監督の才能だったんだろうね!
ぼくの好みではあるけど、短髪のトムは腹立つくらいカッコいいので、その点もぜひぜひ楽しんで頂けたら!と思います。
参考になれば幸いです!それではまたーーーーーー!!