ITmedia NEWS > 製品動向 > 「Magic Leap One」の開発者版はNVIDIAの「Tegra X...

「Magic Leap One」の開発者版はNVIDIAの「Tegra X2」搭載で今夏出荷

» 2018年07月12日 09時01分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 MR(複合現実)プラットフォームを手掛ける米Magic Leapは7月11日(現地時間)、MRメガネ「Magic Leap One」の開発者モデルを今夏に出荷すると発表した。Twitchでのライブ「A Closer Look at Magic Leap One」で搭載CPUについてなどについても説明した(記事末にYouTubeで公開された録画を転載)。

 leap 1 Magic Leapの“さまようウィザード”、グレーム・デバイン氏

 同社は昨年12月、開発者モデルを2018年中に出荷すると予告していたが、具体的なスペックは明らかにしていなかった。

 leap 2 Magic Leap One Creator Edition

 Magic Leap Oneはメガネのようなヘッドセット「Lightwear」、コントローラー、腰などにつるしてLightwearと接続するコンピューティング端末「Lightpack」で構成される。Lightpackに搭載するSoCは、米NVIDIAの「Tegra X2」。

 この動画では、SDKのデモも披露された。部屋の表面を自動的に解析し、例えばソファーの上にモンスターを置き、モンスターが岩の塊を投げつけてきたりする様子が紹介されている。

 leap 3

 同日、米AT&TがMagic Leapと米国での独占的顧客サービスと出資を発表した。AT&Tは製品版Magic Leap Oneを販売し、コンテンツのためのネットワークを独占的に提供する。AT&Tは発表文で「われわれはエンターテインメントとネットワークの将来を提供している。この提携は5Gネットワークをリードするわれわれによる、新たな機会と経験を生み出す」としている。

 製品版Magic Leap Oneの価格はまだ発表されていないが、Magic Leapのロニー・エイボヴィッツCEOは2月、「ハイエンドPC並みになる」と語った


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

- PR -

Special

- PR -

広大な地域をカバーする老舗バス会社では、経営陣も移動が多く忙しい。離れた場所でもスムーズに経営判断できるよう会議を“IT化”したというが、一体どうやって?

名刺管理のITベンチャーSansanが「社内メール・固定電話廃止」を実現できた理由

統計家・西内啓氏に「信用スコア」の可能性について聞いてみた

コンパクトボディに3Kディスプレイや4スピーカーのサウンド・システムを備えた「HUAWEI MateBook X Pro」は、仕事だけでなくプライベートな映像視聴でも活躍する1台だ。

“常時SSL化”はシステム管理者にとって無視できないトレンドの1つ。サーバ証明書の選び方から導入までを完全解説。

さらなる小型化に取り組んだカシオG-SHOCKの「MTG-B1000」。小型、薄型化する上で必要になった新しい耐衝撃構造とは? 詳細を企画、デザイン担当者に聞く。

最新のVR機器やハイスペックPCなどを無償で提供。夢のオープンイノベーション拠点が生まれたワケは?

NASって何? 何が便利なの? 高品質NAS「QNAP」の情報を集約した 「QNAP×ITmedia」