Visual StudioやVSCodeからアプリケーションをワンクリックでKubernetes環境へ、「Azure Dev Spaces」がパブリックプレビューに
マイクロソフトは、Visual StudioやVisual Studio Code(VSCode)から直接、Kuberenetesマネージドサービスである「Azure Kubernetes Service」(AKS)へアプリケーションをビルド、デプロイ、実行し、デバッグなどの操作を可能にする新ツール「Azure Dev Space」のパブリックプレビューを発表しました。
Azure Dev Spaceを利用するには、Azure CLIをインストールし、AKSにDev Spaceをセット。Visual StudioもしくはVSCodeにAzure Dev Spacesの拡張機能をインストールします。
Azure Dev Spacesを設定し、開始します。
「Azure Dev Spaces」の実行ボタンを押すと、アプリケーションがビルドされ、コンテナ化され、AKSへデプロイされます(画面左下)。
デプロイされたWebアプリケーションが実行、表示されます。
アプリケーションに対してはブレークポイントの設定などデバッグが可能です。コードを書き換え、再び「Azure Dev Spaces」のボタンを押すと。
書き換えたコードが実行結果に反映されます。
Azure Dev Spacesは、クラウドやマイクロサービスのアプリケーションであってもそのままVisual StudioやVSCodeの機能を用いて開発できるようにすることを目指して作られたと説明されています。
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- カテゴリ 開発ツール / 言語 / プログラミング
- タグ Kubernetes, Microsoft, Visual Studio, コンテナ型仮想化
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