ハウテレビジョン開発者ブログ

『外資就活ドットコム』を日夜開発している技術陣がプログラミングネタ・業務改善ネタ・よしなしごとについて記していきます。

リモートワークをやってみてわかったメリット・デメリットと制度化に必要な工夫

リモートワーク導入2ヶ月のまとめ

リモートワーク。

自宅、カフェ、コワーキングスペースなどオフィス以外の場所で勤務する働き方。朝夕の通勤ラッシュに揉まれることなく、オフィスの空調戦争に巻き込まれることもない。例えば自分の好きな場所で、好きな音楽を聞きながら、リラックスして仕事に集中できる。

そんなリモートワークがこの5月より弊社にも導入されました。
「事前にSlackで申請をすることにより、週2回/月4回までリモートワークが可能」という制度です。 対象となるのはエンジニア職のみで、まだ制度として試行段階ではありますが 実際に2ヶ月体験して感じたメリット・デメリット、そして今後の課題などをまとめました。

体験してわかったリモートワークのメリット3つ

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「サラリーマンの夢=出社しない」を実現

なんといってもこれが一番大きなメリットだと思います。 毎朝通勤ラッシュに揉まれて、オフィスにつく頃にはヘトヘトでモチベーションもだだ下がり。 そんな状況から開放されるのは、サラリーマンの夢だといっても過言ではないと思います。 リモートだと当然ですが通勤の必要がありません。 朝はちょっと遅めに起きて、ご飯を食べたらシャワーでも浴びて、スッキリとした気分で自室のデスクに向かう。 通勤ラッシュという苦行をこなす必要がないので、仕事を始めるモチベーションも上がりますよね。

「ちょっといいですか?」に邪魔されない

メールチェックやミーティングなども終わり、ようやく仕事に集中しだした頃にやってくる一言。

「あの、ちょっといいですか?」

経験ある方もいると思いますが、これをやられるとせっかくの集中力が途切れてしまいます。 一度切れた集中力を戻すのは大変。「質問は後にしてくれよ」と思ってる方も多いはず。 リモートワークだと、コミュニケーションは基本的にメールかチャットベース。 なので自分の好きなタイミングでチェックでき、集中したいときに邪魔されることはありません。

リラックス感が半端ないって

誰にも邪魔されることなく、好きな格好で好きな音楽を聞きながら仕事をする。 この暑い季節、オフィスで繰り広げられる不毛な空調戦争とももちろん無縁です。 そりゃ当然オフィスで仕事するよりリラックスできます。 ちなみに私の場合、自宅だったので甚兵衛を着て、スピーカーでBGMを流しながら作業してました。

メリットまとめ

リモートワークで感じたメリットをまとめると まず通勤にかかる時間とラッシュによるストレスがなくなります。 次に誰にも邪魔されずリラックスできるので、高い集中力を持続させやすくなります。 ゆえに作業効率がアップし、仕事も捗ります。

逆にデメリットも3つある

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もちろんいいことばかりではなく、デメリットもあります。 次にあげるようなことが、実際感じた・思ったリモートワークのデメリットです。

ちゃんと伝わってる?!コミュニケーションが難しく

リモートだと、基本的にメールかチャットなどテキストベースでやりとりすることになります。 テキストベースだと、どうしても微妙なニュアンスが伝わりづらく、文章に工夫が必要になります。 言葉では簡単に伝えられるのに、文字だと言いたいことが正確に伝わらないというストレスを感じることがありました。 対面に比べて伝わる/伝える情報量が少ないので、会議や打ち合わせといったケースは特に対応が難しいかもしれません。

現場の温度感・緊急性がわかりづらい

テキストベースでのコミュニケーションに起因するものとして、現場の温度感を感じ取りにくいというデメリットもあります。 たとえば顧客から緊急の問い合わせがあり、すぐに回答がほしいのに、その「緊急感」が文字からは読み取れなかったり チャットやメールの確認が遅れたりして、結果としてトラブルになってしまうケースも考えられます。

煩悩との戦い!高い自律が求められる

オフィスとちがって誰も見ていないので、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまいます。 ゲーム、テレビ、ネットなどオフィスに比べて誘惑はいっぱいあります。 「ちょっとくらいいか〜」と気を許したらもうダメです。ズルズルと時間を溶かしてしまいます。 誰にも見られていないとはいえ、業務中であるという認識と、誘惑に負けない自律性が必要です。

デメリットまとめ

文字から伝わる情報は対面と比較して乏しいため、相手に正確に伝えるためには文章表現に工夫が必要になります。 そして口頭でのコミュニケーションとは異なり、リアルタイムにやり取りできないので現場との空気感・緊張感の共有が難しく、後で問題になることも。 上記に加え、誘惑に負けないように自分を律する必要があります。ですので誰にでも合う働き方ではないと思います。 特に自室で一人勉強するよりも、友達と勉強したり、自習室にいったほうが捗るといったタイプの人には向かないかもしれません。

「ハイブリッド型」のリモート制度がいいのでは?

2ヶ月ほど週1回のペースでリモートワークを体験してみて感じたことをまとめてみました。 まだまだ制度としては試行錯誤の段階ですが、私の場合はプラスの面のほうが多かったように思います。 確かにどうしてもリモートでは対応できない状況もありますので、フルリモートではなく、週にN回までといったハイブリッド型の制度にするのが良いと感じています。

一方でデメリットであげたように、リモートワークというスタイルは誰にでも合う働き方ではないと思います。 人や業務によって合う合わないがあると思います。 それ以外のデメリットについては、チャットやメールだけでなく、Webカメラやマイクを使用して音声でもやりとりしたり こまめに進捗を報告したりと、やり方を工夫をするなど改善を重ねていくことにより魅力的な制度になっていくはずです。