掲載開始日:2007年5月25日
最終更新日:2015年2月23日
生活保護(被保護者の権利と義務)
生活保護は、最低生活の維持のための給付であり、またその費用はすべて国民の税金によって賄われていますから、それらに対応して被保護者には、特別の権利が与えられている一方、義務も課せられています。
権利
- 正当な理由がなく、保護金品を止められたり、減らされることはありません。(不利益変更の禁止)
- 保護金品に税金をかけられることはありません。(公課禁止)
- 保護金品を差し押さえられることはありません。(差押禁止)
義務
- 保護を受ける権利を譲り渡すことはできません。(譲渡禁止)
- 常に、能力に応じて勤労にはげみ、支出の節約を図り、生活の維持、向上に努めなければなりません。(生活上の義務)
- 収入、支出その他生計の状況が変わったとき、または住所や家族の構成が変わったときは、すみやかに、福祉事務所長に届け出なければなりません。(届出の義務)
- 生活の維持、向上その他保護の目的達成に必要な指導または指示を受けたときは、これに従わなければなりません。指導または指示に従わないときは、保護を変更、停止または廃止されることがあります。(指示等に従う義務)