目次
話題沸騰中「おっさんずラブ」 田中圭「この内容が届かなかったら俺役者辞める」
― ドラマがとても話題になっていますね。モデルプレスは10代、20代の女性読者も多いですが、とても盛り上がっていて。若い世代からの反響は感じていますか?田中:色々なところで反響があるって聞いて、嬉しいなと思っています。昨日、海のシーンの撮影していたとき、中学生くらいの男の子たちから「ドラマの撮影してる!何撮ってんの!?」って聞かれて、「『おっさんずラブ』だよ。観てないよね?」って言ったら、「知ってるよ!ママも観てるよ!」って。あ、中学生でも知ってくれてるんだって思いました。
林:ありがたいです。
― 周りの方々からは?
田中:基本的にSNSを除けば若い子と接する機会がないので、直接反響は来ないです(笑)。(林の方を向き)渋谷とかに2人で行ってみる?それで、もしも誰も見向きもしなかったら…
― いやいや!
田中:(笑)。でも、こうやって言っていただけるっていうのは幸せだなと思います。
林:僕も周りの方から色んな声をいただいているので、反響は感じています。若い世代の子たちが、どんな顔をして観てくれているのか、ちょっと気になります。普段は自分が出ている作品に対して、そういうことは気にならないんですけど、ここまで反響があると見てみたいなって。
― ここまでの反響というのは、想像していなかったですか?
田中:難しいところですね。反響と言うより、絶対届くという思いはありました。それこそ、初回の数字が悪かった時、現場は落ち込みムードもあったんですけど、僕は正直「『おっさんずラブ』ってタイトルで数字とれるわけないだろ!笑」って思いました。初回はやっぱりしょうがないですし、ここから内容を皆が観てくれるから、初回の数字で凹むのは違うんじゃないかって。「それで凹むなら、そもそも『おっさんずラブ』をやらなきゃいい」みたいな話もしました。
「武蔵の部屋」のフォロワーが30万人超えた、“視聴熱”で1位獲ったってすごいって思うんですけど、毎日撮影しててギャラリーが急に増えるとか、差し入れが豪華になるとか(笑)、現場の変化は何もないので僕らは全然変わらないです。でも、ちゃんと内容を楽しんでくれてる人がたくさんいるっていう声は僕に届いているので、それは良かったなって思いますね。僕、ちょいちょい言ってたもんね、「この内容が届かなかったら、俺役者辞める」って。
林:はい。
田中:だから、ちゃんと届いてくれて、「まだまだ捨てたもんじゃないな」って言うのは、正直思いました。
― 2016年には、単発ドラマとしても放送されましたが、「この内容が届かなかったら…」というのは、連続ドラマが始まるときに思ったことですか?
田中:はい。単発のときは撮影も4日で、何も考えてなかったですね。「おっさんずラブ」っていう企画のパンチと勢いだけでどうにかできたものが、連ドラになるとそれだけじゃ絶対できなくて、じゃあ「おっさんずラブ」を通して何を僕らがやるべきかって考えました。テーマ性も今までにないものだし、軽く扱っていいものじゃない。ただ、デリケートなものだからってビビっていてもしょうがない。そういうところからスタートしているので、届いたことは驚いてないです。記録的なことを見ると、予想以上で嬉しいって思いましたけど、絶対に届くと思っていたので。
― その覚悟が先程の言葉に繋がったと。林さんは連続ドラマ版からの参加になりますが、その点でプレッシャーなどはありましたか?
林:単発を観たときに「面白いことをやってるな」って印象を受けて、「こういうことができるっていうのは、現場の信頼関係あってこそなんだろうな」って思っていたので、参加するのが楽しみでした。実際に現場に行ったら、とてもいいチームだってことが伝わってきて、作品のテイストも好きだし、最初は必要以上に力が入ってしまって。圭くんと鋼太郎さんと三角関係になるから、インパクトを残さなきゃとか、牧の真剣な恋心を伝えなきゃとか、溢れる気持ちがあったんです。
でも、1話を観たときに、自分の想像以上に牧の気持ちが伝わるかもしれないって思えて、そこからはスッキリしました。牧は春田の幸せを何よりも第一に考える人間だし、そこさえあればいいやってくらいの気持ちで最後まで演じきれればと思っています。
田中:このドラマは、牧にかかっています!
林:初めて飲んだときにそう言われました。
田中:いきなりプレッシャーをかけるっていうね(笑)。
林:それでめっちゃ気合い入りました。「やってやろう!」って。
― その期待通りの牧が。
田中:すごいですよね!だって…いや、ここで言うのは止めておこう(笑)。
― 気になります!
田中:まだ遣都に言ってない褒めたい部分があるので。皆さんにも照れた姿を観てほしいから、公の場で。今はお口チャックしますね。
林:(笑)
“シャワーチュー”裏話!林遣都の“チワワ似”説にも切り込む
― 春田も牧も、そして部長も本当に可愛らしい応援したいキャラクターだと思います。視聴者の間でも「○○派」と盛り上がるほどそれぞれのキャラクターが愛されていますが、お2人から見ても各キャラクターは「可愛い」という印象ですか?田中:(首を傾げる)
林:僕は可愛いなと思います。(眞島秀和演じる)武川さんも部長に近いものがあって、真面目な振る舞いの中に、好きな人とどうにかなりたいって気持ちがちょいちょい見え隠れする(笑)。そこが可愛いです。
― 田中さんは首を傾げられましたが…
田中:可愛いんですけど…役のことは客観的に見れないので。田中圭から見た林遣都は可愛いです。
林:(笑)。
― 特に可愛いと思うところは?
田中:んん~ありすぎて(笑)。
― それこそ、副音声企画の中で田中さんは林さんについて“チワワ似”とおっしゃっていましたが、その辺りとか?
林:いや―…。
田中:あれは、僕が言いましたけど、皆思ってたことだと思う!
林:たまーに、本当にたまーに言われてましたけど、あの副音声の日からですよ。
― あの副音声を境に、皆さん「“チワワ似”って言っていいんだ」という空気に。
田中:そうだよ!それだよ!皆思ってたと思う!
林:もうチワワ関連の仕事来ないかなって思ってます。どうせならそこまでいっちゃえって。
田中:チワワと言えば、みたいな。
― とことん極めると。それにしても、夜の公園のシーン(第2話)は…
田中:“デコチュー”の?
林:本当にチワワ?
― 本当にチワワでした(笑)。
林:顔じゃなく、やりとりを見てもらいたい(笑)。太って日焼けして、全然チワワに見えない感じにしてみようかな…
田中:(笑)
― あのシーンは大反響でしたよね。ほかにも、シャワーシーン(1話)なども話題に。
田中:あれは一発撮りでした。
林:キスはそうでした。
田中:単純にシャワーで濡れちゃうからっていうのと、時間の問題で1発本番だったんですけど、あれを本番1発でOK出るって、スタッフさんすごいなって。
林:本当に。
田中:僕らはリハーサルで見せなかった動きをするんですけど、何かが見切れるとか、フォーカスが合わないとか全くなく。本当に恵まれた現場で撮影できてるなって改めて思いました。
― ほかに一発本番で記憶に残っているシーンはありますか?
田中:6話の最後とか。
林:この間撮ったところですね。
― 終盤ですね。
田中:1、2、3話って盛り上がってくれてすごく嬉しいんですけど、僕は内心、4話からが本番なんだけどって思ってました(インタビュー時は3話まで放送済み)。前半はどこか説明部分があって、でも4話からはガラッと変わるので、そこは反響が楽しみです。逆に1、2、3話でここまで盛り上がってくれたので、4、5、6話で「あれ?ってならないかな?」って不安も2%くらいあります。でも、残りの98%は、「まだまだ『おっさんずラブ』ここからだよ!」って気持ちです。
― 恋の三角関係に色々な人が加わってきて、急展開を迎えそうですね。
林:ここから色んなことが始まっていきます。
田中:怒涛の展開ですね。それぞれの気持ちが動く分、ギャグ要素は減っていきます。僕らは撮っているときはどういう画になるか分からないから、早く出来上がった映像がほしくて監督に「観せて下さい」って言うんですけど、「圭さん、ここからが面白いので、観て下さい」とだけ言って、映像はくれないんですよ(笑)。3話のオンエアを皆で観たときも、同じことを言っていました(笑)。
― 皆さんでオンエアをチェックされるんですね!
田中:1話と3話は皆で。自然と集まることになって、飲みながら観ていました。
― 観ながら色々な感想が飛び交うのでしょうか?
田中:僕らは何度も観てるので、あんまりそういうのはないんですけど、眞島さんだけなぜか毎回初見だから、1人ですごい笑ってるんですよ。「うわっ!?」「マジで!?」とか言って、気持ちいいくらい爆笑してます(笑)。
林:1人だけ観てこないんです(笑)。だから毎回、視聴者目線で。
田中圭&林遣都、お互いの“1番可愛いところ”は?
― 田中さんと林さんはプライベートでも仲良しとお伺いしましたが、きっかけは何だったのでしょうか?田中:今回が初共演なんですけど、多分最初にお互い素の姿を見せ合ったことがきっかけかな?
林:それですね。
田中:連絡先も知らないときに舞台を見に来てくれて、そこで「ちょっと遊ばない?」って誘ったのが最初なんですけど、もうすぐ「おっさんずラブ」の撮影が始まるから、最初は真面目な話をしてたんです。でも、やっぱり恥ずかしいし、もう真面目な話は終わりにして、飲もうってなって、時間が経つうちに心が開いて。2人とも斜に構えたりカッコつけたりしないタイプだから、後は、芝居で全部見せ合えればそれが理想だなってくらい、いい関係知が一気に築けました。あれは大きかったです。
― 先程、林さんについて可愛いことろが「ありすぎる」ということでしたが、ぜひ1番可愛いと思うところを教えて下さい!
林:(笑)
田中:ありすぎるんだけど…モノマネが全然うまくないのに、ずっと「俺超上手いんっすよ」ってアピールしてたところ。衝撃でしたね。
― (笑)。ちなみにどなたのモノマネを?
林:よくやるのはMr.Childrenさんです。飲んで楽しくなるのが好きで、カラオケがあると歌いたくなるんです。なりきるけど、できないから、それを笑ってもらいたくて。
田中:今はこう言ってますけど、「できないけど」とか前置きなかったですから!自信満々で。
林:飲んでるときは言わないですよ。そういう場では、「似てるんで見て下さい」とだけ…。
― 林さんの中では、「似てない」というツッコミを想定した“フリ”?
林:それもあります。
田中:でも僕はそれを知らないから、「何でこんなんで似てるって言うんだろう?」って思いました。
林:(笑)
田中:2人でカラオケに行ったときに「モノマネが上手い」って言われたから、楽しみにして曲を入れたら、超似てない!「お前何だったんだよ!」って(笑)
― 少し似ている…というわけでもない?
田中:あの…“寄せてる”。
一同:(笑)
田中:似てるとかじゃない(笑)。
― 林さんは田中さんの可愛いなと思うところは?
林:可愛いなというか、とっても好きな人。色んな部分が自分の理想なんです。
田中:本当ですか?
林:こうありたいなっていう部分がたくさんあります。現場ではやっぱり誰よりも引っ張ってくれるんですけど、お酒の入った場だと役者の部分は出さないし、それは自分も心掛けたいなと思っています。今日の朝、メイクさんとも話していたんですけど、会ったことないタイプの人。というより、タイプという言葉では収まらないぐらい、ほか誰もいない。圭くんに似てる人はいないです。このドラマの現場は本当に素敵で、そう思わせてくれるのは絶対に座長の力だと思います。そういう現場を作れる人と出会えたことが嬉しいです。
田中:ありがとう!
― お2人の仲の良さも伝わってきました。インタビューは以上になります。ありがとうございました。
「おっさんずラブ」後半戦は?
第1~3話では、春田・黒澤・牧の三角関係に、黒澤の妻・蝶子(大塚寧々)を巻き込み、あわや“泥沼不倫”か?という展開が描かれたが、12日放送の第4話、営業所の主任・武川政宗(眞島秀和)が、牧の元彼であったことが発覚し、関係はさらに複雑化。さらに、春田の幼なじみ・荒井ちず(内田理央)も、春田へ心が揺れ…物語は急加速の予感。第4話は、同居を解消しようとする牧を思わずバッグハグで引き留めた春田、そしてそれを目撃したちず、という気になるシーンで終了。19日放送の第5話では、本能的に取った己の行動に混乱している春田に牧が「春田さん、俺と付き合ってください」とストレートに思いをぶつける。
田中もインタビューで「怒涛の展開」と語った後半戦。それぞれの恋の行方は?まだまだ見逃せない展開が待っている。(modelpress編集部)
インタビューこぼれ話
写真撮影中、机に頬杖をついてポーズをとってもらうと、田中さんは「アイドルみたいだね」と言い、2人は照れ笑い。素敵なカットが撮れたので「読者の皆さんが喜んでくださると思います」と伝えたところ、田中さんは「これ喜んでくれる人いる?(笑)」と半信半疑でしたが、田中さんのファン、林さんのファン、そして「おっさんずラブ」ファンの方々は喜んでくれているはず…です!
田中圭(たなか・けい)インタビュー
1984年7月10日生まれ、東京都出身。2000年にCMでデビュー。2003年放送のドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ)で主人公の親友役を演じ注目を集める。近年の主な出演作は、ドラマ「東京タラレバ娘」(日本テレビ系、2017年)、「恋がヘタでも生きてます」(2017年4月、読売テレビ・日本テレビ系) 「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系、2017年)、映画「伊藤くん A to E」(2018年)など。6月からはドラマ「ダブル・ファンタジー」(WOWOW)もスタートする。林遣都(はやし・けんと)インタビュー
1990年12月6日生まれ、滋賀県出身。2007年、映画「バッテリー」の主演で俳優デビューを果たし、同作品での演技が評価され「日本アカデミー賞」「キネマ旬報ベスト・テン」など多くの新人賞を受賞。近年の主な出演作は、連続テレビ小説「べっぴんさん」(2017年、NHK)、ドラマ「火花」(NHK、2017年)、「FINAL CUT」(関西テレビ系、2018年)、映画『しゃぼん玉』(2017年)、「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2017年)、『チェリーボーイズ』(2018年)など。今後は、映画「コーヒーが冷めないうちに」(2018年9月21日公開)、「ギャングース」(2018年秋公開予定)が控える。【Not Sponsored 記事】











































