*あくまで学生から見た個人の見解です。
はじめに
今回の大雨の影響で台風や地震など自然災害が少ないことを売りにしている岡山県でも甚大な被害を及ぼしました。僕自身は被害にあっていませんが、知人には避難したり、被害にあった人もみられました。
そんな中、岡山大学のとった対応に岡大生から多くの非難の声が上がりました。
岡山大学の対応
関西圏では7月5日の午前中から警報が出始め、多くの大学が休講の処置をすぐにとりました。
岡山では、いつものごとくなかなか警報が出ず、岡大は通常授業が行いました。結局、警報が出たのは15時59分(岡大の6限終了前)であったので通常授業で妥当であったと思います。
そして多くの岡大生が不満を抱いたのが6日の岡大側の対応です。6日は警報(のちに特別警報)が出るほどの強雨でしたが、岡大は何の連絡もなく学校の規則にのっとり通常授業を行いました。
確かに「規則にのっとった」わけですが、両隣の県にある大学だけでなく、近所の岡山理科大学までもが休講の処置をとっていることもあって、岡大生は多くの不満を抱きました。
おもしろおかしくネタツイートにされていますが本心であることは確かです。最後の引用ツイートは岡大に勤務する教員によるものですが、対応に疑問を抱いています。
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/life/keihou_w.html
そしてこちらが岡大が休講になる条件を記した公式ウェブサイトです。
特に自宅生はこの対応に呆れていました。岡山大学は交通便が良いため、県内はもちろんのこと、県外から通っている学生も多くいます。
しかし大雨の影響で電車や新幹線が運休になり大学に行けない状況にもあるにも関わらず通常授業を行なったわけですから不満があって当然です。
そして岡大は交通機関の運休の影響で来れなかった学生は公欠の対応をとると後から発表しました。
ここから見えた“溝”
僕が感じたのが学生と大学側の溝です。
大学側は「休んでも欠席にはしないから安心してね」と考えていますが、僕からしても、周りの学生から意見を聞いても、「欠席扱いにされる」ことを恐れているのではなくて「欠席することで授業が聞けない」ことを嫌がっていると感じます。
その要因が「多くの学生がいつも通り授業を受けているのに自分は受けれない」ということです。小学生みたいに「学校休めた!ラッキー!」と思ってはいないということです。
もちろん大学の講義に対して低い意識の学生もいますが、高い授業料を払っているので真面目とは言えなくてもしっかり取り組んでいる学生が多いのは明らかです。
また、いざ公欠扱いしてもらおうとすると運休の証明をもらって学務課まで足を運ぶ必要があります。そういうこともあって「公欠の手続きが面倒くさい」から休講にしてほしかったという意見もありました。
岡大が60分授業を導入する際も多くの学生、大学教員の反対を押し切って進められました。
この時からすでに溝があったことが伺えます。そして今回、その溝がより浮き彫りになったと思いました。
おわりに
結局伝えたいことを簡潔に述べると「6日は休講にするべきだった」ということだけですが、大学側には学生からの意見をしっかり受け止めてもらって、学生だけでなく教員にとっても最適で、臨機応変な対応をしてほしい限りです。可能であれば規則を変えるということも視野に入れてほしいと思います。
岡山大学の関係者が見ているかは分かりませんが、この声が届くと良いですね。学生からの批判ではなく前向きに助言として捉えて下さると幸いです。
最後まで読んで下さってありがとうございます。