みんクレ問題、前社長がようやく手の内をちらちら見せるようになってきて、いろいろと話題になってますね。

この件を見て常に感じるのは、前社長は法律の盲点を巧みについてきていること。


匿名組合員であるSL投資家の立場は、匿名組合契約上とても弱く、借り手と貸し手で決めたことに、原則として口を挟む余地がない。

確かに、匿名組合契約をよく読むと、いかにSL投資家が弱い立場かよくわかります。

それを逆手にとって、みんクレは、金融庁の検査結果から見ても業当初からまじめに事業を営む気はなく、悪行三昧をしていますよね。

金融庁の検査がこんなに早く入った以外は、ほぼ予定通りではないでしょうか?

アフィブログとキャッシュバックキャンペーンを使うだけで、こういう怪しい事業者が約10ヶ月で業界最速の40億円を集めたということですから、恐ろしいですね。

前社長から見れば、釣り放題、入れ食い状態だと高笑いしていたんじゃないかと思います。

厳しい言い方をすれば、アフィブログも、悪意はなかったにせよ、結果としては、悪事の片棒を担いだと思われてもしかたがないでしょう。

少し勘ぐりすぎかもしれませんが、そもそもアフィリエイト報酬目的だけではなく、みんなのクレジットの資金が注入されていた(みんクレ等事業者お抱えサイト)疑念も払拭できません。

行政処分以降すばやく閉鎖したブログもありますし。いわゆるテルスマーケティングというやつですね。

今でも、明らかに事業者よりの怪しいアフィブログは、たくさんありますけど。

昔の悪徳商品先物取引や振込詐欺だと、ある程度人を雇って対面や電話でお客さんと接しなければいけないので、その分手間・リスク・コストも増えるのを覚悟しなければいけませんでしたが、フィンテックの時代は、アフィブログを手足として使えば、短期間で効率よく集金できることを証明したようなものです。

我々投資家もリテラシーを上げないと、再び詐欺師にカモられるかもしれませんよ。


さすがに、第二種金融商品取引業協会も投資家被害の事案等を踏まえ、投資者被害の適切な防止を図るため、平成30年1月から「事業型ファンドの私募の取扱い等に関する規則」を制定(平成30年1月1日施行)するようです。

引用
本協会では、正会員による事業型ファンドの違法な販売による投資者被害の事案等を踏まえ、投資者からの事業型ファンドへの信頼性・安心感を確保し、投資者被害の適切な防止を図るため、「事業型ファンドへの信頼性確保に向けた取組み」を取りまとめました(平成29年2月9日理事会決議)。 上記取組みの実現のための具体的な措置として、「事業型ファンドの私募の取扱い等に関する規則」を制定(平成30年1月1日施行)します。


(出典:http://www.t2fifa.or.jp/info/p-coment20170619.html)

みんクレ問題等を踏まえての投資者被害の適切な防止を図るための業界の自主ルールということですから、投資家としては、実効性に期待したいところです。

ひょっとして、SBISLの分配用口座廃止の動きも、この流れを受けてのことでしょうか(分別管理の強化の一環らしいので)

正直なところ、私は、この自主ルールをざっと読んでも、具体的にどこがどれだけ改善されるのかピンときません。maneoもこのルール作りに絡んでいるので、変更点に関して、公式サイトなどを通じてわかりやすいポイント解説を期待しています。

ただ、私は、この自主ルールだけでは、悪徳事業者から投資家を守れない気がします。

やはり法制度を抜本的に見直すことが必要だと思います。

そこんところを、行政機関である金融庁と立法機関である国会議員の皆さんよろしくお願いします。

特に金融庁は、検査の際に前社長の悪行三昧のエビデンスを握っているので、しっかりと動いてくださいね。

業界のリーディングカンパニーであるmaneoも政治力をつけて、金融庁と国会議員にぜひ働きかけてください。

ありきたりですが、我々投資家は、現行法制度の間は、良質な事業者を選ぶことで、まず自衛することが重要ですね。

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