先週の更新から、この1週間の間にまた随分と暖かくなりましたね~~!
ですが・・・
それと同時に、花粉が物凄いことになっておりますよ。
もうそろそろ、限界です……
しかし!
桜は本当にきれいで……見ていてとても、和みます。
フェルマータ
今日は、音楽用語のお話です。
さっそくですが、皆さん。
楽譜を見ていて、こんな記号が出てきたことはないですか?
この記号は、イタリア語で
「フェルマータ (Fermata) 」
と読みます。
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※ちなみに、楽譜に出てくる音楽用語って、実はイタリア語なのです!
例えば…
■Crescendo・・・だんだん強く
■Andante・・・歩くような速さで
■Dolce・・・柔らかく、愛らしく
酒井は、楽譜にドルチェが出てくると、いつもデザートが欲しくなります(笑)
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楽譜を選ばれているお客様や、ピアノサロンに通われている会員様とも
よく話題になることがある、この「フェルマータ」!!
まずは、下の二つの写真をご覧ください!
(撮影協力:くま)
【1枚目】
【2枚目】
それぞれ、フェルマータ記号は別の箇所についています。
【1枚目】休符の上。
【2枚目】音符の上。
フェルマータ、の意味。
辞書などで調べてみると、
「音を延ばす」
と出てくることも多いと思います。
実際【2枚目】のように音符の上に付いている時は、音を切らずに、鳴らしたときのまま適度に響かせます。
ですが、実際のフェルマータという単語には「延ばす」という意味はないのだそうです。
「フェルマータ」には、
ある動き、時間の流れを中断する、というようなニュアンスがあるのだそう。
ちなみに、イタリアのバス停には、看板に「フェルマータ」と書かれてあるんですって。これは「停留所」の意味として使われているんですね!
そう考えると【1枚目】みたいに、休符の上に記号があったとき、どう表現すればいいのかが、分かってくるような気がします!
曲の最後の最後まで、音楽はまだ終わっていません。
たとえ音が鳴っていない時間でさえも、大切な音楽の一部なのです。
休符がきたからといって、すぐに音楽をぶちっと終わらせるのではなく・・・
「まだ音楽の中に留めたまま、余韻を残したい」
そんな気持ちが、フェルマータには込められているのではないかと思います。
是非、皆さんも自分なりの「フェルマータ」を、感じ取ってみてください♪