スマートスピーカーのビジネス活用 先進事例8アプリをまとめてみた。
スマートスピーカーの代名詞的存在・Amazon EchoのAlexaスキルが1,000個を超えましたね。
この記事では、Google HomeとAmazon Echoで使えるスマートスピーカー対応アプリをビジネスに活用しているユースケースをご紹介します。
「とりあえずAIスピーカーで何かやれないの?」と上司に言われている方には参考になるかもしれません。
目次 [hide]
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活用事例①ニュース 株式市況ニュース「野村證券」
会社名 | 野村證券株式会社 |
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アプリ名 | 株式市況ニュース by 野村證券 |
対応デバイス | Google Home / Amazon Echo |
野村證券は東京証券取引所の前場(午前)、後場(午後)の概況を教えてくれるアプリをリリースしています。
特定の情報に絞り込んだニュースの提供ですが、ニーズの高い情報をさらっと聞けるのはユーザーにとって利便性が高いです。また、日々の生活に溶け込んむニュースは、利用してもらう頻度が高く、使えば使うほどブランドへの親しみをもってもらうきっかけになります。
活用事例②音楽 音楽ストリーミングサービス「AWA」
会社名 | AWA株式会社 |
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アプリ名 | AWAステーション |
対応デバイス |
スピーカーがついているというデバイスの性質上、音楽との相性は抜群です。音楽ストリーミングサービスであるAWAの有料サービスを契約してれば、自宅のスマートスピーカーでフルでサービスを出来ます。会員登録していないユーザーでも30秒の音楽ストリーミングを利用可能です。
AWAは、スマホ以外の利用シーンが増えたことで、サービスの価値が高まったと言えます。
活用事例③ラジオ ボイスメディア「Voicy」
会社名 | 株式会社Voicy |
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アプリ名 | Voicy公式ITビジネスニュース |
対応デバイス | Google Home / Amazon Echo |
Voicyはインフルエンサーやタレント、著名人などの個人が様々なジャンルのチャンネルを持ち、エッジの立った音声コンテンツを配信する音声メディアです。いわゆるラジオの個人版です。
Voicyか提供している「Voicy公式ITビジネスニュース」は、スマートスピーカーで気軽にラジオニュースを聞けます。コンテンツにはスポンサーがついており、放送中にスポンサー名も所々で流れます。
アプリ内で流れる広告のストリーミング再生は許可されているので、ユーザーが繰り返し利用する音声コンテンツの配信に成功すれば、ユーザーの拡大と広告収入を増やすことは十分可能です。
活用事例④料理 レシピ動画メディア「DELISH KITHEN」
会社名 | 株式会社エブリー |
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アプリ名 | DELISH KITCHENの簡単レシピ検索 |
対応デバイス |
DELISH LITHENは、レシピ動画をSNSやアプリで見られるレシピ動画メディアです。アプリではオススメのレシピや食べたい食材などからレシピを検索できます。
料理をしている最中に音声で次は何をするのか指示をしてくれたら便利そうですよね。ただ、実際のところはまだ音声で指示は出せず、「おすすめのレシピ」を提案するに留まっています。が、レシピ検索をするだけの絞り込まれたサービスにも関わらず高いユーザーレビューが付いていることから、ユーザーのニーズを満たしていると言えます。
活用事例⑤IoT 紛失防止デバイス「MAMORIO」
会社名 | MAMORIO株式会社 |
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アプリ名 | MAMORIO |
対応デバイス | Google Home / Amazon Echo |
MAMORIOは、位置情報を通知してくれるデバイスを鍵やバッグにつけることで紛失を防止するIoTデバイスです。
MAMORIOの開発者は、落し物をしたときの人間の反応を次のように述べています。
失くし物をしたら、人に言うじゃないですか。「どこにあったっけ?」と近くの人に聞く人がほとんど。そういう体験がスマートスピーカーで出来るようになるのでユーザー接点が増えるのかなと思います。
MAMORIOのアプリを使えば、物を無くした時に、声で位置を確認可能です。
活用事例⑥教育 オンライン英会話「レアジョブ」
会社名 | 株式会社レアジョブ |
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アプリ名 | レアジョブリスニング |
対応デバイス | Google Home / |
ユースケースとして特に期待されているのが教育分野です中でも英語などの言語習得に向いていると言われています。
オンライン英会話スクールの先駆けであるレアジョブは、Google Home対応Google Assistantアプリ「レアジョブリスニング」を自社開発・リリースしており、サービス内容は英語の記事を2分半読み上げるというシンプルなものです。
スマートスピーカーは音声の入出力を行うデバイスなので、英語教材の再生はもちろん、英語の発音を録音したり評価したりといったことも期待されています。レアジョブの他にも、スピードラーニングやNHKのEテレといった人気コンテンツを保有する企業がアプリをリリースしています。
活用事例⑦宅配 ウォーターボトル宅配サービス「TOKAIおいしい水の宅配便」
会社名 | 株式会社TOKAI |
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アプリ名 | TOKAIおいしい水の宅配便 |
対応デバイス |
声だけで商品の注文が出来るサービスが日本でも始まっています。ウォーターボトルの宅配サービスを手がける株式会社TOKAIは、自社ブランドの「TOKAIおいしい水の宅配便」を声だけで気軽に注文・発注が可能です。
音声注文は、再購入頻度が高い特定の商品に非常に向いていると言われています。水も基本的には毎日消費するものですから、再利用頻度の高い製品と言えます。その為、水の注文を音声で行うのには需要があるのでしょう。
活用事例⑧テレビ クイズ番組「Jeopardy(ジョパディ)」
クイズを活用してマネタイズに成功しているアメリカの事例がJeopardy(ジョパディ)です。Jeopardyは米国で人気のクイズ番組で、スキルでは毎日6問が無料で提供されます。さらに多くのクイズにトライしたい人は、一定額を課金することで追加コンテンツを楽しめます。
Jeopardyは、テレビ番組のクイズコンテンツをうまく活用して、マネタイズに成功しているだけでなく、番組が放送されていない日にもユーザーとの接点を持ち続けられる点が優れています。ユーザーとの接点を継続的に持つことで、番組自体の視聴率も維持され、本業であるテレビ番組の広告収入を上げる好循環を作り出しています。
まとめ:市場で勝つのはいつもチャレンジャー
スマートスピーカー対応アプリのビジネス活用事例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
日本が誇る経営者・本田宗一郎は言います。
チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ。
本田宗一郎
スマートスピーカー市場が成熟する前に、あなたもアプリの開発・リリースにチャレンジしてみては?
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