おはようございます。
梅つま子です。
今日のブログは我が家の息子「ヨウタ」の話です。
ヨウタは、1歳5ヶ月時に「川崎病(不全型、非定型)」と診断されました。
川崎病とは?
日本では、一年間に1万5千人くらいのお子さんが発病しています。
川崎富作博士がこの病気を見つけたので世界的に『川崎病』と呼ばれています。
一時小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群とも言われていました。
全身の血管に炎症が起こります。
この病気の原因はよくわかっていません。
おもな症状は、数日以内に出そろってきます。
適切な治療を行えば多くの患者さんは解熱し、元の日常生活ができるようになりますが、時に心臓に後遺症が残る場合があります。
川崎病は、近年、よく知られるようになった病気ですが、
自分自身は罹患したり、周りに罹った人の話を聞くことがありませんでした。
なので息子が川崎病になるまでは、その名前以外、ほとんど知識がありませんでした。
息子に診断がつくまで、ネットをいろいろ見たりして情報を得ることが出来て、
受診につながり、適切な処置を受けることができました。
息子の場合、幸い経過は良好。
心臓に後遺症も残ることがありませんでした。
現在、全く不自由なく、罹患前と変わらない日常生活を送ることができております。
どのように発症し、診断を経て治療、現在に至ったのか、
ここに経過を記しておきたいと思います。
書いてみたらすごく長くなってしまったので、
前編・中編・後編と分けてお送りします。
発熱~大学病院受診までの経過
始まりは、発熱からでした。
2月4日 発熱
鼻水、咳等、風邪っぽい症状が出る。熱は37~38度くらい。
3日ほどで解熱。
いつもの風邪かな?と思いました。
2月5日 発疹が出る
発疹のため、皮膚科受診。アルメタ軟膏を処方されました。
塗ると軽減しましたが、薬を塗らなくなるとまた発疹が出ました。
2月11日 目の充血
眼科受診。
結膜炎と診断されました。
結膜炎と診断されたんだから、結膜炎なんだろう。
そのときはそう思いました。
2月14日 発熱。内科受診
38度8分の熱があり、内科を受診しました。
インフルエンザ、溶連菌検査をするも、いずれも陰性。
熱はすぐに下がっていきました。
2月17日 むくみと、BCG痕の腫れ
もともと、赤ちゃんをようやく脱した幼児の足というのは、ぽにょぽにょふっくらとしているものですけれども。
…あれ、息子の足、こんなに腫れぼったく厚みがあったかしら?と、不自然に思いました。
そして、腕のBCGの痕が、画像のようにカピカピになっていました。
ここでようやく、
「BCG痕 充血 むくみ」の症状から、川崎病を疑うことができました。
検索して、たくさんのサイトを読み漁りました。
この病気は特徴的な症状から診断します。
次にあげる6つの主な症状のうち、5つ以上がみられた場合と、4つの症状しかなくても冠動脈瘤がみられた場合は川崎病(定型の川崎病)と診断します。
症状はそろわないものの、他の病気ではないと判断された場合は「非定型の川崎病」とされています。
主な症状は
- 5日以上続く発熱(38度以上)
- 発疹
- 両方の目が赤くなる(両側眼球結膜充血)
- 唇が赤くなったり、苺舌がみられる
- 病気の初期に手足がはれたり、手のひらや足底が赤くなったりする
熱が下がってから、手足の指先から皮膚がむける膜様落屑(まくようらくせつ)がある - 片側の首のリンパ節がはれる
上記の主な症状とされる1~6のうち、息子にはっきりと現れたのは、
「2.発疹」
「3.両方の目が赤くなる(両側眼球結膜充血)」と、
「5.病気の初期に手足がはれ」ることでした。
熱は、微熱は続いたものの、38度にまであがったのは5日間未満でした。
このころ、息子の寝つきが非常に悪く、5回くらい夜起きてしまっていました。
基本的にいつもニコニコしている息子が、日中の機嫌も悪く、ぐずぐずしていました。
抱っこ、授乳のエンドレス。
そして、大好きなおもちゃでも遊ばず。
成長の一環?歯の生えてくる時期のむずがり?
そのようには思えず、また、原因も特定せず、疲労困ぱいでした。
週末、泊り込みで仕事中だった夫に、「川崎病ではないか」というメールを送りました。
【私から夫へのメール】
気のせいならいいんだけど、充血、むくみ、BCGあとの赤みから、川崎病でないかと思ってちょっと気になってます
【夫から私のメール】
川崎病について調べました。完全に当てはまる条件は充血とBCGだけのような気がします。
湿疹も風呂上がりに少し出る程度だし、熱もずっと高熱が続いたわけでもないし。でもちょっと心配なので近々病院に行ってみる?
ちなみに、連絡事項は「ですます」で話す夫婦です。
事務的に伝えることは事務的に伝えたほうが、
余計なコンフリクトを生まないと気づいたので…(我が家の場合です)。
川崎病かもしれないけど、症状は出揃っていないし、熱も下がっているし。
このまま、「何となく原因がわからなかったけど、なんだかんだのうちにまた元気になった」でいいのかな…?
そう思っていた頃、このサイトに行き当たりました。
発熱が続き、BCGの跡が腫れた。もしかしたら川崎病?
Q. 10か月の頃に発熱が続き、唇や目が赤くなり、BCGの跡が腫れましたが、
ただのかぜですねと小児科で言われ、特別な治療は何もしませんでした。
BCGの跡はうみでおおわれて、かさぶたになりました。
もしかしたら川崎病だったのでしょうか?
今からでも再度大きな病院にかかった方がよいのでしょうか?(1歳男性の親)
A. 川崎病不全型の可能性は否定できません。
エコー検査だけでも受けることをお勧めいたします。
症状が出揃っていなくても、そして、回復した後だとしても、やはりエコー検査を受けたほうがいいのか…。
この情報を夫に伝えて、その日は眠りました。
ちなみに夫は、この半月後に、スマホデビューしております。
その後の夫とのやりとりはLINEになりました。
息子の発病も、夫のスマホデビューを促す一因になったのかな?!
という経過を経て、大学病院を受診することになるのですが、
続きはまた明日、投稿します。
今日もいい一日になりますように!
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