授業内容
- ディジタル回路実験1
- NANDゲートによるゲート変換
電気回路図 実体回路図例 実体回路図とは,上記の電気回路図や論理回路図等に書かれていない,使用したゲートICのピン番号,素子の配置位置,電源やGNDに関連する情報を付与した実際のブレットボード上の配線結果(実体)と遜色のない回路図のことです.
実体回路図は,自分以外の人でも回路図を見れば作成した回路の再現,同じ測定結果になるように作成しなければいけません.
よって,回路作成に慣れるまでは,配線に必要な情報(論理変数,ピン番号,設定値,素子の名称等)の多くを回路図に表記しておくことが重要です.実体回路図作成でのチェックポイント 実体回路図作成チェック内容 □配線に縦線,横線以外(斜線等)の記述がある.
□論理変数が記述されていない.
□IC番号が記述されていない.
□IC(DIP抵抗も含む)のピン番号が記述されていない
□ネットワーク抵抗内に共通端子および回路記号の抵抗(抵抗値も含む)の記述がない.
□7セグメントLED表示器のピン配置が適切でない.
□IC内の論理ゲート記号(使用するゲードのみ)の記述がない.
□ICにVcc,GNDの記述がない.
□DIPSW(縦方向になるはず)が回路記号として記述されていない.
□ブレッドボード上にIC(ブレッドボード上の溝をまたぐようにICは,配置されているはず)がそのままの位置で配置できない実体回路図である.
□回路図上で,図面の上が5V,下がGNDと定義した記述になっていない.
□グラフ用紙に書かれていない.
□フリーハンドで書かれている.実体回路図作成後のチェック内容 □ネットワーク抵抗の共通端子の配線表現
□SWおよびIC端子付近への論理変数の記述
□7セグメント表示器の点の位置の表記
□実回路同様の配置,配線状態の表現
□トグルスイッチ,ICの向き
連絡事項
- 次回は実験室です.
- テスター,ブレッドボード,配線キットを持参すること.
- A4グラフ用紙を準備しておくこと
〒639-1080 大和郡山市矢田町22
奈良工業高等専門学校 情報工学科
教授 松尾 賢一
E-mail:matsuo□info.nara-k.ac.jp
(巡回ロボット対策のため,□を@に変えてください)