ソーシャルレンディング事業者のネット広告戦略って、事業者によって千差万別ですよね。

ネット広告ゼロを標榜する事業者もあれば、やたらとアフィリエイト広告やGoolgle Adsenseに出てくる事業者もあります。

投資家にとって、ネット広告に力を入れている事業者は、良質な事業者といえるのでしょうか?

私は、最近破綻した企業(みんなのクレジット・フリーテル・てるみくらぶ)が、いずれも派手な広告戦略で有名だったので、広告宣伝に熱心な企業にいいイメージを持っていませんので、いつもの通り独断と偏見が入っているのを承知の上で自分の意見を述べてみます。

■個人ブログを使ったネット広告戦略は主に次の4つか

①ブログにアフィリエイト広告を貼ってブロガーに事業者を宣伝してもらう

②ブログにPR記事と明記の上、ブロガーに謝礼を支払って事業者の宣伝記事を書いてもらう

(12月8日に、某事業者のPR記事が複数のブロガーから同時多発的に公開されて、しばらく経って削除されました。あまりに目立ちすぎて問題視されたからかもしれませんが、そのあたりの事情は私にはわかりません)

③ ブログにPR記事と明記せずに、ブロガーに謝礼を支払って事業者の宣伝記事を書いてもらう(ステルスマーケティング:違法)

④事業者からの資金に基づく覆面のお抱えサイトを通じて、事業者の宣伝記事を書く(ステルスマーケティング:違法)

例えば日本ブログ村のソーシャルレンディングブログを見ると、明らかに事業者からの報酬目当てのブログ(いわゆるアフィブログ、もっとひどい言い方をすればアフィカス)と思われるのがたくさんあって、うんざりしませんか?

もちろん、私は、①と②のブログを全否定しているわけではなく、自らリスクを負って利用し、自ら気に入った事業者を紹介することで、報酬を貰う行為自体に問題があると思っていません。(ここまでは、私の定義ではアフィブログに該当しません)

問題は、事業者からお金が入れるのであれば、節操もなくなんでもホイホイと事業者よりの記事を書いたり、事業者のお知らせをただ宣伝のために拡散しているとしか考えられないようなブログがあまりに多すぎることです。

個人ブログは、投資家向けに記事を書くのが本来のポジションであると考えれば、あまりに魂を安売りしすぎていて、ブロガーとしての矜持というものがないのかなと思ったりもします。

さらに疑い深い私は、現在も一線を超えた③・④のステルスマーケティング系のブログもあるのではと疑っています。

個人ブログの面を被った事業者お抱えブログというものが実在(実在するのであれば、本来はすべての記事にPR記事と明記すべき)するのか、今後よく勉強しようと思います。(このあたりに詳しい人がいたら、後学のために、ブログにアップするか教えていただきたいです)

■みんなのクレジットは、ステルスマーケティングに汚染されていたのか?

下記は、みんなのクレジットの広告宣伝に関しての参考情報です。
WS000035.jpg


引用 

 しばらく前にインチキクラウドファンディング業者(正確にはソーシャルレンディングですね。この業者の場合)の「みんなのクレジット」が行政処分くらってましたよね。集めた金を自社グループで好きなように使っていて、つまりは詐欺的ファンドであった、と。

 まあ、もともといわくつきの人間が中心人物で、某3番手広告代理店が激しくプッシュしたからって、あんなのに騙される方が騙される方ですけどね。

(出典:金融庁はどこへ行くのか)注:おそらく金融庁の中の人が書いていると思われます。


ひと月あたり1000~2000万円」の具体的な手口はよくわかりませんが、いったいどこにそんな大金が流れていくんでしょうか。

5~6社の外部パートナーという名の広告代理店?ブロガー?業者お抱えサイト?Google?興味はあるのですが、よくわかりません。何か闇が深そうな気がしますが。

メディア戦略という名のアフィブログを使った情報操作・工作活動等をやっていたのではと勘ぐりたくなります。確かにみんクレ問題が発覚後閉鎖したサイトがいくつかあることから、実際③・④もあったのではと疑っています。

広告宣伝に熱心な事業者って、他の事業者もこんな感覚なんでしょうかねえ。何か違和感を感じます。

もっと私たち投資家は警戒心を持って、事業者やアフィブログに接しなければと感じます。

巧みに情報操作されているのかもしれませんね。

実際にアフィブログに洗脳されたのがきっかけとなって、多額の被害を受けているみんクレ投資家もいるわけですから。

SLは、巷の情報量が乏しいので、特にSL初心者はブログの影響を受けやすいと思います。もちろん、だからこそ、一見個人ブログを装うしかしてその実態はアフィブログあたりをターゲットとした情報操作を狙いたくなるんでしょうけど。

■今後私たち投資家が気を付けなければならないこと

ここから私たちSL投資家が学ばなければならないことは、事業者の広告宣伝戦略とそれに連携するアフィブログの動向をよく注視することだと思います。

今後も事業者と広告代理店とアフィブログが手を結んで焼畑農業的なステルスマーケティングを行う可能性について警戒した方がいいかなと感じます。


SLで生き残るには、正確な情報をもとに良質な事業者を選ぶことが必須ですが、肝心なところで、意図的にいろいろなバイアスが加えられているように感じるからです。

みんなのクレジットの件では、問題が起こってからでは、匿名組合員である投資家は無力であるということを嫌というほど感じさせられました。

今後も一線を超えたことをする事業者が出てくる可能性は否定できません。


事後では保護されない以上、事前に手を打つしかありません。

自分の身を自分で守るためには、私たち投資家は、広告宣伝戦略を含め、日頃から事業者への監視(モニタリング)をしっかりとするとともに、不審な点や不穏な動きがあれば問い合わせるなどの行動に移すべき(さらには、状況次第では資金を移動する)だと痛感しています。


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