バフェット氏、株式デリバティブに笑顔でさようならー満期で利益確定

  • 2004-08年にオプション契約締結、長期的な株価上昇見込む
  • バークシャー利益を08-17年に合計24億ドル押し上げ

著名投資家ウォーレン・バフェットが2004-08年の間に結んだ株式オプション契約が、6月から期限を迎え始めた。2026年1月までに全て満期となる。同氏は長期的には株式相場が上昇すると見込んでいた。4つの主要株価指数に連動したこれらデリバティブ(金融派生商品)は、08-17年のバークシャー・ハサウェイの利益を総額で24億ドル(約2650憶円)押し上げた。

ウォーレン・バフェット氏

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  エドワード・ジョーンズのアナリスト、ジム・シャナハン氏は電話インタビューで、「全くユニークなビジネスだ。バークシャー以外でできる会社は少なかっただろう。バークシャーのフランチャイズと規模の力を示している」と話した。

  バークシャーの契約は欧州型で、期限終了日にのみ行使できる。 08年末以降、S&P500種はほぼ3倍になり、FTSE100は70%以上値上がりした。

Yearly Swings

Quarterly gains and losses from the equity options impacted earnings

Source: Company filings

原題:Buffett Starts to Say Goodbye to a Pile of Equity-Index Options(抜粋)

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