和歌山市、47世帯の「避難勧告」発表せず
きのう(6日)未明に降った大雨に伴い、和歌山市が、市内3地区47世帯に避難勧告を出していたにも関わらず発表していなかったことがわかりました。現在、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)と園部(そのべ)、加太(かだ)のあわせて3地区47世帯に避難勧告が出されています。
和歌山市では、きのう未明から7月の1か月間で降る雨の2倍以上の雨がわずか半日で降り、午前3時以降に全体の6割にあたる10万4900世帯・24万9700人あまりに避難準備情報が出され午後5時までに解除されました。ところがきのう午前6時以降に和歌山市の3地区47世帯80人を対象に避難勧告が出されていたことがわかりました。
避難勧告は、
①きのう午前6時25分、雑賀崎地区の1世帯2人を対象に、
②きのう午前8時45分、加太地区の10世帯10人を対象に、
③きのう午前11時、園部地区の20世帯32人を対象に、
④きのう午後8時半、園部地区の16世帯36人を対象に
それぞれ発令されましたが、今朝まで発表されていませんでした。この避難勧告は、現在(午後7時現在)も継続しています。
和歌山市災害警戒本部によりますと、市が避難勧告を発令したあと、県の防災メールで配信されず、市の防災行政無線でも放送されなかったということです。避難勧告の内容は、最初の発令からおよそ28時間後のきょう午前10時37分に県の防災メールではじめて配信されました。