江上茂雄展に行ってきた。
2014年に101歳で亡くなるまで、2万点もの作品を残したアマチュア画家、江上茂雄氏。小学生で絵の才能を認められるも、12歳で父を亡くし、母と妻、子供4人を養うため、絵の道には進まずに就職。仕事の傍、日曜作家として創作活動に勤しむ。
「私を含めて7人家族はね、私の給料にぶらさがっているばかりですからね、それは忙しかったです」「相手になってね、キャッチボールするとか、そんなことはしたことない。私は私のことをせんならん」
経済的理由から、画材は小学生の頃からクレパス・クレヨンのまま。しかし、描き続け、やがてその道を極めていく。
「油絵はしようとは思わなかった。これはもう、経済的にですね、だめだと思いました」
酒が飲めず、人付き合いも苦手である江上氏は、画壇と距離をおき、たった一人でただひたすらに描きまくる。定年後、病に倒れた後は、力を要しない水彩画に移行。約30年間、正月と台風の日以外は欠かさず画材を担ぎ、自宅近郊で絵を描き続けた。
外出ができなくなってからは、木版画に挑戦。過去に描いた自身の作品を板に彫りつける。そして、描かずにはいられないその人生を101歳で終える。
力強いパステル画はもちろん、その生き様に震えてしまった。
作品を見て思ったこと
壁に居並ぶ、江上茂雄氏の作品。狂気を孕むその創作意欲を前にし、思った。
江上さん、iPad Pro 持ってたらどんな作品を遺したのだろうか
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