【7月7日 AFP】(写真追加)タイ海軍特殊部隊「シールズ(SEALs)」は7日、同国チェンライ(Chiang Rai)県の洞窟にサッカーチームの少年12人と一緒に閉じ込められているコーチが親たちに謝罪した手書きのメモをフェイスブック(Facebook)で公開した。

 エーカポン・ジャンタウォン(Ekkapol Chantawong)さん(25)は2日、洞窟の岩棚で11歳から16歳の少年たちと一緒にいるところを救助隊のダイバーらに発見された。発見されるまでの9日間は、チームを引率していた唯一の大人だった。

 エーカポンさんが6日にダイバーに渡したという手書きのメッセージには、「保護者の皆さま、子どもたちは全員、今も元気です。子どもたちを全力で保護することを約束します」「精神的支援をありがとうございます。保護者の皆さまにおわびします」と書かれている。エーカポンさんからのメッセージはこれが初めて。

 タイのソーシャルメディアでは、苦境に陥っているチームを引率するエーカポンさんの役割について意見が二分。多数のユーザーは、全員が発見されるまで、子どもたちに食べ物を分け与えて暗闇の中で9日間を乗り切る力になったと称賛しているが、モンスーンの季節に子どもたちを洞窟に連れて行くのに同意したことに対する批判の声も上がっている。(c)AFP