ITmedia NEWS > 速報 > イーロン・マスク氏、タイ洞窟の少年救出用ミニ潜水...

イーロン・マスク氏、タイ洞窟の少年救出用ミニ潜水艦の動画を披露

» 2018年07月09日 06時19分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米起業家のイーロン・マスク氏は7月8日(現地時間)、タイ北部の洞窟の13人救出のために作った“ミニ潜水艦”の動画をツイートした。ロサンゼルスのプールで2人のダイバーが潜水して運んでいる様子を撮影したものだ。

 マスク氏は6日、救出のために現地に自分が経営するトンネル掘削企業The Boring Companyと宇宙開発企業SpaceXのエンジニアを派遣したとツイート。さらに、救出のためにSpaceXのFalcon 9で使用している液体酸素移送管でミニ潜水艦を作り、これで少年たちを運ぶプランを立てていた。アイデアを出してから約48時間でプロトタイプを作ったことになる。

 ミニ潜水艦は前後に4つの空気/酸素ポートを搭載し、重さは40キロ以下。水中でのバランスを保つためにはダイバー用のウェイトを巻く。

 elon ミニ潜水艦

 マスク氏は「これを改良すれば宇宙での脱出ポッドとして応用できるな」ともツイートしている。今回の救出作戦に間に合わなくても、今後役立つこともあるだろうともツイートした。

 タイのメディアThai PBSの8日の報道によると、既に4人の少年が救出されている。この作戦では2人のダイバーが少年の前後を守りながら、少年用の酸素ボンベを抱え、少年はフルフェイスのマスクを付けて洞窟の中を進んだ。

 elon 2 Thai PBSの報道

 残りの9人については、天候やそれぞれの健康状態をみながら救出を試みるとしている。マスク氏のミニ潜水艦は間もなく空輸されるが(ロサンゼルスからタイまでは約17時間かかる)、これが採用されるかどうかは不明だ。

 現場の責任者の発表によると、4人の救出には世界各国から集まった13人のダイバーが参加し、約90人のダイバーが協力した。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

- PR -

Special

- PR -

名刺管理のITベンチャーSansanが「社内メール・固定電話廃止」を実現できた理由

育休中にマネジメント学ぶ女性が急増中? 「育休プチMBA勉強会」の主催者に、狙いとユニークな運営方法について聞きました。

さらなる小型化に取り組んだカシオG-SHOCKの「MTG-B1000」。小型、薄型化する上で必要になった新しい耐衝撃構造とは? 詳細を企画、デザイン担当者に聞く。

IoT時代、膨大なデータをリアルタイムで処理・分析できれば、ビジネスチャンスにつながる可能性もある。そのために必要なデータ基盤の要件は。

最新のVR機器やハイスペックPCなどを無償で提供。夢のオープンイノベーション拠点が生まれたワケは?

コンパクトボディに3Kディスプレイや4スピーカーのサウンド・システムを備えた「HUAWEI MateBook X Pro」は、仕事だけでなくプライベートな映像視聴でも活躍する1台だ。

NASって何? 何が便利なの? 高品質NAS「QNAP」の情報を集約した 「QNAP×ITmedia」

統計家・西内啓氏に「信用スコア」の可能性について聞いてみた

買収先との会議中、すぐにでも社長に相談したい問題が。出先で判断を仰ぐにはどうすればいいのか――。そこで活躍したのが最新のWeb会議システムだった。

Special

- PR -