こんにちは、@ma3tk です。本日は、Findy と Findy Freelance の開発周りについて記事を書いてみたいと思います。
皆さんは分報をご存知でしょうか?ここ数年でこの仕組を導入している会社さん等増えたんじゃないかなと思っています。Findy の開発メンバーでは分報を導入して開発メンバーで情報共有をしています。
目次
分報とは?
分報とは、社内 Twitter 的な立ち位置で好きなことをつぶやける自分用のチャンネルのようなものです。
一般的に特に大きなルールがあるわけではないのですが、開発メンバー全員がいるような #develop チャンネルに貼り付けるのも微妙な粒度のものを書いていくようなイメージです。
具体的にドキュメント整備すべき内容も今のところ弊社ではそこまで多くもなく、 どちらかと言うと開発中に上がってくる疑問や問題点などの方が多い状況です。この疑問や問題点は多くが社内特有の情報なので Twitter に そのまま書くわけにもいかないところです。
分報をフリーランス・副業メンバーに活用してもらう
そこで Findy では、分報を導入しました。今までスクラムのスプリント後に振り返りを行ったりしていましたが、副業メンバーが複数いるとなると、振り返りを開催しても参加することが難しいと言った部分がありました。
また毎日出社するわけでもないので、土日含めてリモートで作業しているケースもあり、「後でこれを言おう」とすると忘れてしまうことが多くなります。
そういった時間差によるコミュニケーションの漏れを補うために、各自が Slack にチャンネルを持つことによって、誰がどういうことを思っているのか、またどういったタイミングでそれが発生したのかなどをフルタイムメンバーが確認することができます。
フルタイムメンバーが確認することによって、 副業メンバーが稼働してない間にタスクや問題を巻き取ることができます。 それにより副業メンバーが快適にタスクをこなすことができ、全体として良い環境で開発を続けることができます。
具体的にどんな内容をつぶやいているのか?
稼働のログを残す
これからXXをやります
次回はXXの続きをやります
この程度のものを残すだけでも本業と副業の切り替えがしやすくなったりします。また続きの前に別なプルリクエストがマージされることによってコンフリクトが起こってしまった場合などのコミュニケーションがやりやすくなるなどのメリットがあります。
躓いてる部分や疑問に思ってることを残す
実際に僕らの中でよくあることとして、自分が稼働していない間に実装された機能や、 スタートアップ特有のドキュメントがない状態で開発が進んでいくことで自分の知らない 情報や方法などができていたりします。
日常的に口頭でコミュニケーションを取っている場合、その二人の間で完結してしまうような内容も、 リモートワーク中心のフリーランス・副業メンバーにとっては困ってしまうものです。
そのため日常的につまずいている部分が発生した時にログを残すことによってフルタイムメンバーがサポートに入るなどの体制を取り、それぞれの稼働に問題がないような形で運営しています。
KPT 代わり
その他にも、Issue にするまでもない内容を Keep Problem Try のこの三つのプレフィックスをつけて残しておくことで、スプリント後に振り返りしやすくなるなどのメリットがあります。
[Keep] いじったファイルをコーディング規約にそって直す
[Problem] ログイン周りのテストがまだ十分な量書かれていない
[Try] 時間を取ってメソッドを分割する
こんなイメージで後から分かる範囲でざっくり書いておきます。
使われなくならないように対策する
もちろん上記のような使い方が常にされていて活発に動いていれば特に問題はなさそうな気がします。 しかし、よくある問題の一つとして挙げられるのが、分報が機能しなくなる、 つまり使われなくなってしまうというケースです。
使われない代わりに、週次のミーティング等で問題が解決されているのであれば特に問題はないかなと思います。しかしながら、それが出来ない状態で分報も使われなくなってしまうのはチームとしてうまくコミュニケーションができていない状態になってしまうかもしれません。
メモでもいいですし、雑な共有でもいいですし、些細なことはフルタイムが反応してあげるなどの見ているよというコミュニケーションを取ることによって解決できるかなと思います。
まとめ
Findy ではフリーランス・副業エンジニアとして一緒に開発してもらっているメンバーが6名ほどいます。個人としてとても能力が高い人達ですが、十分に 彼らの能力を発揮できるように環境を整えていくのはフルタイムのメンバーではないかと思っています。
各メンバーが楽しいと思って開発できる環境を作るには、小さな問題もきちんと拾える体制作りが必要なのではないかなと思っています。僕らとしてまだまだ最高の環境を提供できているとは言い切ることができませんが、十分今後も楽しい環境を作っていけるように努力していきたいなと思います。
副業は副業で自分の持ってるスキルセットを活かし、違う環境でスキルアップしながら 切磋琢磨することができる良い環境なのではないかなと個人的には思っています。
是非一度時間が空いている方は、 副業にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
Findy でもまだまだ副業は募集していますし、フリーランス・副業エンジニア向けの単価保証型案件紹介サービス Findy Freelance でも副業案件を多数扱っています。
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