AnnaBabyTokyo

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食品添加物はどこまでが許容範囲?子どもは危険?

今『週刊新潮』の"食べてはいけない食品"の連載が続いており、公正取引委員会が動き出すなど、物議を醸し出していますね。
詳細は著作権もあるので、本誌に譲るとして、食品添加物はどこまで許されるのか? まだ抵抗力のないお子さんには無害なのか? 『食品化学』という学問の観点から見てみましょう。

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食品添加物は衛生的?

食品添加物は加工食品の多くに使われており、大手コンビニチェーンのお惣菜、冷凍食品、インスタント食品、スナック菓子、マヨネーズ、ケチャップ、ソース類、ドレッシングなどに含まれています。
週刊新潮』の連載が始まる数年前から、食品添加物の危険性は問題視されており、各食品メーカーがこぞって「化学調味料無添加」、「有機」、「食品添加物無添加」と謳った加工食品を少しプレミア価格で出すようになりましたね。

こうした商品は賞味期限も短めです。

無添加」を商売にしている、という批判の声も上がっていますが、実際、食品添加物の力を借りなければ、長期間、食品の賞味(消費)期限を延ばすことができないため、大量生産ができず、割高になってしまうのです。

食品添加物は、原材料名欄を見ると、後ろの方に記述があるので、使われている量自体は微量です。
厚生労働省は、健康に害がなく、食品を衛生的に(腐らせずに)保てる量は許容範囲として使用を認めています。

また裏を返せば、食品添加物の使用を全て禁止してしまうと、倒産してしまう食品会社も出てきます。
そうすると、そこで働く人たちの雇用もなくなるうえ、その製品を購入している生活者の人たちも、便利な食品が買えなくなと、調理時間が増えて家事の負担が増えるなど、デメリットが出てきます。

こうした大人の事情を考えると、食品添加物はある意味では国民の生活に貢献していることにもなるので、なくならないわけです。
生活者が賢く選択して買い物をしなければいけないということですね。

小さなお子さんや頭痛もちの人は加工肉に注意!?

しかし、保存食としてたまに食べたりする分にはよくても、毎日食べ続けると、抵抗力のない人たちは、徐々にカラダの負担となることもあります。

特にお子さんのお弁当や朝食で、毎日のように食べているハム、ウィンナー、ベーコン、サラミなどの加工肉には亜シュウ酸ナトリウムが多く含まれています。
これは原料の豚肉には雑菌が多いので、殺菌の意味でも使われていますが、食肉の発色を良くして、保存期間を延ばす意味でも使われています。
お子さんは見た目で美味しさを決めるところがあるので、好まれやすいと思いますが、毎日お弁当や朝食で食べ続けるは危険です。

成人の方で頭痛もちの人も、特に加工肉は注意した方がいいでしょう。

ソルビン酸が加わると?

また保存料の1つとしてソルビン酸もよく使われている食品添加物ですが、亜シュウ酸ナトリウムとソルビン酸を一緒に摂ると、体内で化学反応を起こし、発がん性物質になるという報告も多数上がっています。

ガン細胞は毎日平均5000個できると考えられており、健康な人は、自己免疫力で確実に毎日5000個のガン細胞を撃退できますが、小さなお子さんはまだ、自己免疫力が備わっていません。

毎日の小さな積み重ねで、小児がんや、喘息、各種アレルギー、アトピーなどにつながるかもしれないので要注意です。

今は発色が悪く見えますが、無添加のハムやウィンナーも購入できるので、100~200円ほど割高かもしれませんが、そちらを選ぶようにしましょう。

※参考:『食品学―食品成分と機能性』東京化学同人 2016年

さいごに

お子さんがよく食べる「加工肉」をクローズアップしましたが、スナック菓子や菓子パン類にも、亜シュウ酸ナトリウムとソルビン酸の組み合わせは見られます。
食品のパッケージの裏を必ずチェックする習慣をつけ、原材料名にこれらの食品添加物の明記がないか確認するようにしましょう。
含まれている量は微量なので、すぐに健康被害が及ぶわけではありません。
しかし、毎日利用しているご家庭は、頻度を控えるべきでしょう。