西日本で拡大している豪雨災害。一部地域では雨が降り続いており、各地では浸水被害などが相次いでいる。

時事通信
浸水した町を見守る住民(岡山県倉敷市、7月7日)
浸水被害がでている岡山市は、Twitterで水害後の「細菌やカビの繁殖」に注意を呼びかけた。
水害で下水道などの汚水が流れ込むことで、細菌やカビの繁殖などが進み、感染症が発生する危険性もある。そのため、屋内外の消毒が大切だ。

岡山市 / Via city.okayama.jp
消毒に必要なものは2つ。「逆性石けん」と「家庭用塩素系漂白剤」だ。どちらもドラッグストアで購入できる。

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日常的に使うこともできる。
「塩化ベンザルコニウム」が含まれる「逆性石けん」は医療機器の消毒や食中毒対策などに用いられ、「次亜塩素酸ナトリウム」が含まれる「家庭用塩素系漂白剤」は、ノロウイルス対策などにも有効だ。
水害時はそれぞれ、手指や家具、床などに「逆性石けん」が。食器や衣類、浴槽などには「家庭用塩素系漂白剤」が有効だという。

岡山市 / Via city.okayama.jp
一方、日本環境感染学会のガイドラインでは、「家庭用塩素系漂白剤」は家具類や床にも有効だとしている。
塩素系のため、ほかの消毒液と混ぜないことや、金属やゴムを腐食させたり、色落ちさせたりすることにも注意が必要だ。
いずれも、汚れを水などで落としてから消毒をする。それぞれ、水できちんと薄めてから使うことも大切だ。

岡山市 / Via city.okayama.jp
作業をするときは消毒液が目に入らないよう、皮膚や長袖・長ズボン・メガネ・マスク・ゴム手袋などを使い、皮膚や目にかからないように注意しよう。
Kota Hatachiに連絡する メールアドレス:Kota.Hatachi@buzzfeed.com.
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