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デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 ) 作者:愛七ひろ

第十六章

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16-55.賢者の塔(4)

 サトゥーです。名探偵モノの漫画やドラマのようなフィクションならともかく、実際に行く先々で事件が起こるのは勘弁してほしいものです。平和な日常が一番ですよね。





「何が大変なんだい?」

「カリナが~」

「一緒に来てなのです!」


 タマとポチに引っ張られて、影を通ってどこかに移動する。

 路地裏の影から出た先は、カリスォーク市の外壁近くにある広場だった。


 何があったのか、広場にいる沢山の人達が皆一様に具合悪そうに蹲っている。

 広場の何ヶ所かで火が焚かれ、人が多い一角では炊き出しが行われていた形跡がある。


 ――食あたりか?


「はりあ~」

「ご主人様、こっちなのです!」


 タマとポチに手を引かれて、カリナ嬢を示す青い光点の方に移動する。

 広場の中央にある水場の傍に、カリナ嬢が座り込んでいた。


「カリナ様、大丈夫ですか?」

「……サトゥー」


 オレの呼びかけに、カリナ嬢が辛そうな視線を向ける。

 カリナ嬢の上に、彼女の状態がAR表示された。


 ――状態「呪詛:進行中」


 カリナ嬢は誰かに呪われたらしい。


 着たばかりの遠国で、ピンポイントに彼女が呪われるとは思えないので、周囲で具合悪くしている人達も確認してみた。

 やはり、周りの人達も呪われている。


 マップで「呪詛」状態の者を検索し、マーカーを付けておく。

 数が多いので、グループ分けした上で色替えしておこう。


「ご主人様~?」

「カリナは大丈夫なのです?」


 タマとポチが心配そうな顔でオレを見上げる。


「ああ、大丈夫だよ」


 オレは二人を安心させる為に微笑み返し、メニューの魔法欄の中から死霊魔法「呪詛返しリターン・カース」系の魔法をピックアップした。

 中には呪詛を十倍返しで呪った相手に叩き返す「因果応報スペイズ・リターン・カース」という魔法もあるが、これは相手を殺してしまいそうなので見送る。


 ――呪詛返し:式リターン・カース・チェイサー


 呪詛を呪った相手に叩き返すついでに、相手の居場所を追跡する便利魔法を選択した。

 魔法を使うと、カリナ嬢の身体から黒い瘴気が排出され、黒い切り絵のようなカラスに変化し、そのまま空へと――。


「にゅ?」

「消えちゃったのです」


 なぜか、水場の上を飛び越えようとした瞬間に弾けて消えてしまった。

 普通は相手の場所まで飛ぶはずなのだが、何か呪詛返し対策でもしてあった為に途中で追跡が途絶えてしまったようだ。


 とりあえず、カリナ嬢の状態が「なし」に戻っているので良しとしよう。


 他の人達も呪詛状態だし、ちまちま「呪詛返し」していくよりは、まとめて光魔法系の上級魔法「|神威浄化(ディバイン・ブリリアント・ピュリフィケーション)」で呪詛を払ってしまおう。


「にゅ!」


 魔法欄から魔法を発動する寸前、タマが何もいない空中に爪を一閃させた。

 スキルによって拡大された視界に、まっぷたつになって落下する蚊が見えた。


 なんだ、蚊か――って、こんな雪の降る季節に蚊?


 どうして?

 そう考えるオレの脳裏に、アリサとの会話が過ぎった。


『虫に刺されたって言っていたんでしょ? 吸血鬼になった蚊が媒介者じゃないかしら?』


 まさか、と思いつつも落下する蚊の情報を読み取る。

 種族が「吸血蚊ヴァンパイア・モスキート:変異種」となっていた。


 ……まさか、ね。


 周囲を「吸血蚊ヴァンパイア・モスキート」で検索すると少なくない数を発見した。

 スルーする理由もないので、オレは魔法欄を操作し、空間魔法の「格納庫(ガレージ)」を使って作った亜空間に、風魔法の「気体操作(エア・コントロール)」で一網打尽で吸い込んだ。


 周囲に降り積もった新雪も一緒に吸い込んでしまったが、蚊が死んでも困るので雪はストレージ送りにしておく。


 さきほどのカリナ嬢と同じ状態になっているネズミを確認用に一匹だけ確保した後、オレは先ほどキャンセルした「|神威光輝浄化(ディバイン・ブリリアント・ピュリフィケーション)」を発動して、広場に倒れる人達の呪詛をまとめて浄化した。


 けっこうな閃光が広場を染めたが、この場にそれを気にするような者はオレ達だけなので問題ない。





「それで、何があったんだい?」

「壺を割っちゃったちっちゃい子がいたのです」

「大人がその子をボカッて叩こうとした~」

「棒で叩こうとしたのです!」


 タマとポチのとりとめの無い話を聞き取った後、頭の中で整理する。


 水場の傍に男がいて、その男の傍に大きな壺が置いてあった。

 その壺には温かい水が張ってあり、わずかに湯気が上がっていたそうだ。

 鬼ごっこをしていた子供の一人が男にぶつかり、将棋倒しのように壺が倒れて割れてしまったらしい。


 そして、それに激昂した男が棒を振り上げたのを見たカリナ嬢達が、間に割り込んでその蛮行を止めたそうだ。


 足下にある破片や近くに転がっていた割れた壺を、こっそりとストレージへと回収する。

 詳細情報によると、サガ帝国の旧都で作られた品だと分かった。


 ……サガ帝国か。


「べんしょー」

「割れた壺を壊した子の代わりに払えって言われたのです」

「払ったのかい?」

「へそくり~」

「ポチ達のお小遣いで払ったのです」


 ポチ達の妖精鞄を確認したら、二人に持たせてあった金貨が全て無くなっていた。


『それでも足りないと言う男が、私やカリナ殿の持つ宝飾品を取り上げようとしたのだが、タマ殿がへそくりしていた大粒の金剛石(ダイアモンド)を代わりに差し出して交渉をまとめた』


 カリナ嬢の持つ「知性ある魔法道具インテリジェンス・アイテム」のラカが補足してくれた。

 なお、最後に話をまとめたのはラカらしい。


 タマに持たせていた金剛石(ダイアモンド)は、オレの魔法で作り出した人工物なので、後で同じ物を作ってやろうと思う。


「それで、その男はどこに?」

「踊りながら走ってった~?」


 タマが東門の方を指さす。


『その男が去ってからすぐだ。広場の子供達が倒れ始めた』


 次々と倒れ、ついにはカリナ嬢までも倒れてしまったそうだ。


「お薬効かなかった~?」

「毒消しも、万能薬も効かなかったのです」

「大変だったね」


 オレはジェスチャー混じりに当時を振り返る二人の頭を撫でてねぎらう。

 今度からはエリクサーも二人に携行させておこう。


「……サトゥー」

「お加減はいかがですか?」

「もう大丈夫ですわ」


 カリナ嬢がむくりと身体を起こした。

 自己回復スキルのお陰で既に回復したようだ。


「ポチ隊員、タマ隊員! 諸君に任務を伝える」

「あい!」

「いえっさーなのです!」


 シュピッのポーズで足を揃える二人に、倒れていた人達のケアを依頼する。


「わたくしも手伝いますわ!」

「ええ、お願いします。ラカ、悪いけどカリナ様達のサポートを頼む」

『うむ、任されよ』


 たぶん、衛兵達が来るだろうけど、その時の対処はラカがやってくれるだろう。


 オレはカリナ嬢達に背を向け、この場を立ち去った男を追って駆けだした。





「――うわぁあああああ」


 東門へと騎獣の雪熊鼠を走らせていた男が、急に足を止めた雪熊鼠の背から投げ出されて、路肩に積み上げられた雪の山に頭から突っ込んだ。


「ずいぶん急いでいたようだけど、何か急用かな?」


 オレは雪の中から男を引っ張り出して声を掛ける。


「は、離せ!」


 オレの手を振りほどこうとする男を、背中から雪の上に落とし、すらりと抜いた妖精剣を男の眼前に突きつけた。


「水場の傍で何をしていた? 素直に話すなら命だけは助けてやる」


 オレは詐術スキルと尋問スキルを頼りに、男に話しかける。

 この男が犯人だと(あた)りを付けたのは、この男だけが凄い勢いで市街へ脱出しようとしていたからだ。


 念のため、嘘を見破る為に精神魔法の「嘘判定(ディテクト・ライ)」を使っておく。

 それほど精度は高くないが、何も使わないよりはマシだろう。


「金で頼まれただけだ! 『壺を見張っておけ』って」


 嘘判定の結果は――真。


 オレは酷薄そうな表情を作り、顎をしゃくって先を促す。


「相手が誰かは知らない。フードで顔を隠していたから、何者かなんて分かるもんか!」


 何者か分からないというのは――偽。


「嘘だな。何者かは知っているはずだ」


 オレが断言するのを聞いた男が顔を歪める。


「な、なんで……」

「言え」


 剣を握り直して男を威圧する。

 威圧スキルを使うと、相手が昏倒しそうなんだよね。


「あ、あんたと同じ、学者先生だ」

「学者の誰だ?」

「それは知らない。あんたがしているのと同じ『英知の環』を腕に嵌めてた」


 それで学者だと判断したらしい。


 国内の『英知の環』所持者と学者を全てマーキングしておく。

 怪しい動きをしている物はいない。


「なあ、全部話した。俺を放してくれ。このままここにいたら、あの学者先生に殺されちまう」

「――殺される?」


 物騒な話だ。


「大事な実験道具を壊しちまったんだ。同僚の学者まで始末しようとするあの学者先生なら、俺を殺すのを躊躇うとは思えねぇ」


 まあ、人が倒れるほどの呪詛を撒き散らす「吸血蚊ヴァンパイア・モスキート」を撒き散らすような連中だ。それくらいしてもおかしくない。


「俺、聞いちまったんだ……」


 男は「聞き耳」スキルを持っており、(くだん)の学者が路地裏で白ずくめの男達に殺人を指示しているのを盗み聞きしたらしい。


「そいつは誰を殺そうとしている?」


 さすがに殺人計画を見過ごす事はできない。


「男達が名前を挙げていたのは三人だ」


 そう言って男が告げた名前には聞き覚えがあった。


 魔女と魔女の弟子、そして神託の巫女さん。

 奇しくもオレが知り合った人達ばかりだ。


「……衛兵だ」


 男の呟きに視線を向けると、雪を蹴散らして衛兵達がやってくるのが見えた。


 丁度いいので、オレは男を衛兵達に押しつけて、広場の昏倒事件の関係者だと伝えておく

 男が「話が違う!」などと叫んでいたが、素直に話したら逃がしてやるとは一言も言っていないので特に取り合わず、先ほど名前の挙がった三人を保護する為に行動を開始した。


 まったく、せっかく研究心を刺激する楽しそうな試練の最中なのに、余計な事件を起こさないでほしいよ。

※次回更新は 7/15(日) の予定です。




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