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【プロ野球】

巨人・柿沢、契約解除 借金苦で阿部らの道具盗む

2018年7月8日 紙面から

阿部や坂本勇ら同僚の野球道具約110点を盗み売却。球団から契約解除処分を受けた柿沢

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 巨人は7日、坂本勇らチームメートのバットなどを盗んで中古ブランド品買い取り専門店に売る行為を繰り返したとして、柿沢貴裕外野手(23)との契約を解除した、と発表した。

 球団によると、柿沢は5月上旬から6月下旬にかけて川崎市にあるジャイアンツ球場の選手ロッカーで阿部や坂本勇らのバット約40本のほか、菅野や岡本のグラブ、マギーのユニホームなど計約110点を盗んで売却し、約100万円を得ていた。

 買い取り専門店がネットオークションに出品しているのを一部選手が見つけて、球団に報告。球団がロッカー内の防犯カメラ映像を確認し、発覚した。今月上旬の聞き取り調査で本人も認めたため、自宅謹慎を命じていた。球団は6日に神奈川県警多摩署に相談。被害届は出していない。

 柿沢は消費者金融から借金をしていて生活費に困っていたそうで、「一緒にやってきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」と話したという。球団は「支配下選手がこのような不正行為を行ったことについて、遺憾に思います」とした。

 柿沢は鹿児島・神村学園高から2013年にドラフト6位で楽天に入団。16年オフに小山雄輝とのトレードで巨人に加入した。プロ6年間で1軍出場はなかった。

 巨人では15年に笠原将生らによる野球賭博問題が発覚、昨季は山口俊が都内病院で暴行トラブルを起こすなど、不祥事が続いている。

 

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