巨人は7日、柿沢貴裕外野手(23)が同僚選手の野球用具を盗み、中古ブランド品買い取り専門店に売却する不正を行ったとして、同日付で契約解除したと発表した。消費者金融からの借金があり生活費に困窮。5~6月に12回にわたり、川崎市のジャイアンツ球場の選手ロッカー室から阿部らのバット、菅野らのグラブなど約110点を盗み出して売却し、約100万円の収入を得ていた。球団は統一契約書第17条(模範行為)に違反し、野球協約第60条の不品行に該当するとして契約の解除を決めた。

 柿沢が人間として、そして野球人として、あるまじき行為を犯した。球団によると5月2日から6月21日にかけて12回にわたり、ジャイアンツ球場の選手ロッカーで大量の野球用具を盗み出した。阿部、長野、坂本勇、小林らのバット約40品、菅野、岡本らのグラブ約20品、マギー、亀井、畠らのユニホーム約30品、陽岱鋼らのスパイクなど含めると合計で約110点に上った。それを中古ブランド品買い取り専門店に売却し、約100万円の収入を得ていた。

 6月下旬、ある選手がユニホームが同専門店からネットオークションに出品されていることに気づき、球団が調査を開始。防犯カメラに用具を盗む柿沢が写っており、7月上旬に本人にも事情聴取し、認めたことから謹慎にしていた。契約解除を通達された柿沢は球団を通して「ライバルであり、仲間と思って一緒にやってきた選手を裏切ってしまい、申し訳ありませんでした」と言葉を残した。球団も「当球団の支配下選手がこのような不正を起こしたことを、遺憾に思います」とコメントした。