PAUL STANLEY'S NEW TOUR GUITAR
APOCALYPSE CUSTOM
SPECIAL REPORT


3月に2年ぶりの来日を果たしたKISS。今回の来日でギター・ファンが注目していたのは、やはりポール・スタンレイのニュー・ギターであろう。ポールが使用しているギターのメーカー、シルヴァートーン社は日本国内には輸入代理店がなく('03年6月現在)、楽器店などでも目の当たりにできる機会は殆どない状態である。当HPでは、3月の来日時に偶然にもポール本人が使用する同社製のステージ・ギターをキャッチ!音楽雑誌でも取り上げられなかったこれらのギターをレポートしたいと思う。

3月8日に来日したKISSのメンバーは、11日の武道館公演にむけてリハーサルを開始。その際ポールは、自分のギターのオクターブが完全でないことに不満を感じ、急遽調整することに。しかし、前述のようにシルヴァートーン社には日本代理店がないため、楽器店に依頼することになったようだ。調整を依頼された楽器店が当HPに常に情報を提供してくれている横浜のFであったため、このレポートが可能となった。


今回の来日公演でのポールのメイン・ギター、APOCALYPSEのクラッシュド・ミラー・モデル。ウッド・マテリアルは、メイプル・トップ/マホガニー・バック・ボディ、マホガニー・ネック、エボニー・フィンガーボードとなっている。


アイバニーズワッシュバーンのミラー・モデルはガラスのミラーを使用していたが、このギターでは樹脂製のミラーが貼られている。ミラーの表面にはウレタンと思われるコーティングが施されており、割れ目に手や衣装などが引っ掛からないようになっている。バインディングは、写真ではわかりにくいが、白の内側に黒いセルが巻かれている。


ボディ・バックの様子。ストラップ・ピンの位置が確認できる。ボディ・バックのカラーは、通常のブラックではなく、メタリック・ブラックになっている。アイバニーズPS10LTDのものとは色合が異なるが、ここ数年のポールの好みであるようだ。


今回の調整では、ブリッジ交換、オーバーホールまで行ったため、このような写真も撮ることができた。ボディのウッド・マテリアルが確認できる。ピックアップはセイモア・ダンカン。型番のシールは剥がされているが、シルヴァー・トーン社の発表によると、フロントが“59”、リアが“JB”となっている。ブリッジは、ストック状態ではゴトーのチューン・O・マチックであったが、ポールのリクエストによりギブソンのものに交換された。


ヘッドの様子。このギターではヘッドにもミラー加工が施されている。単にヘッドにミラーを貼っただけではなく、ヘッド本体とミラーのサイドの段差を完全にツライチに処理したうえで塗装をするという、凝った造りになっている。チューナーはグローヴァー

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